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初めての美少女プラモ 30MS リシェッタ(仮組みまで)

 ここ最近は強風や雨続きで外でスプレー塗装できないし、筆塗り進めても仕上げのトップコートスプレー待ちが溜まる一方なので、塗装作業が進みません。

 そんな暇を持て余して、初めての美少女プラモデル、30MSのリシェッタを組み立てました。

 開封して全体を一見したところ、パッケージや説明書のユーザーフレンドリーっぷりに「ガンプラなんか作ったことねぇよ!俺は美少女だけ欲しいの!」って新規層の開拓意欲を感じました。8歳からのハロのパッケージ並みに「初めてでもOK!」という主張が強い。

30MMはここまで強調してなかった。
デフォルメリシェッタかわいい

特筆すべきはランナーに折り目が入っており、分割してランナータグごとにまとめなおすことで、現在工程に必要なパーツだけ手元にまとめて作業できる点。

ランナーのくびれた部分を
パキッと折る

 手元のランナーのパーツを使い切ってから次の工程に進むので、細かいパーツを見落としたまま次の工程に進んでしまう事故が起こりづらいです。

 また忙しくて開封から完成まで一気にやる時間が確保できなかったり、同居人の視線が痛い(美少女キャラだからね……)など組立てに費やせる時間や場所に制約がある人にとっては、都合の良い時間にちょうど良い場所で、必要なパーツと道具だけさっと取り出してさっと組み立ててさっと片付ける……という事もできると思います。

 説明書の参考写真では素手でランナー折ってますけど、私は事故が怖いので念のためニッパーできちんと切断しました。

 キャラクタープラモデルの命というべき顔は印刷済で手を加える必要がなく、シールやデカール貼りに神経すり減らす心配がないのはほっとしました。子供時代にBB戦士作ってた時は瞳シール貼るときひやひやしたし、珍しいゴジラやガメラのプラモデル作った時は目玉シール失敗して、塗料の白と黒で自力で目を入れるのに苦労したので……

 とりあえず仮組しました。

ノーマルモード
アーマーモード

 組立て感想。説明書は初心者意識してますが、組立て難易度は一概に初心者向けとは言えない感触がありました。

 基本的な組み立て方は関連シリーズの30MMに似てるように見えて、関節回りは生物らしい柔軟さを出すために球体関節も取り入れており、ガンプラはじめロボプラモのノリで手に取ると若干戸惑うと思います。関節構造はむしろホビーベースの『素材ちゃん』『素材くん』のようなフィギュア系に近く、私はそっちのオプション関節を弄ってたのでなんとなく要領を掴めました。

 また、華奢な女の子モデルなので構成パーツの一つ一つが小さくて細くて薄いものが多く、ゲート処理しようと指でつまんだパーツをぽろっと取り落とすことがしばしばありました。直接指でつまむより、塗装用の猫の手クリップなどで挟んだ方が良いかもしれません。

 しかしこれらは一般的なメカのプラモと比較した場合の違和感で、『球体間接が主軸』『パーツが小さい』というのは、たぶん美少女プラモに共通する特徴と思われます。コトブキヤのメガミデバイス等、派手で大きな装飾のある本格的なキットだと、もっと難易度が高そうだなと予想されます。となると美少女プラモの入門としてはこの30MSシリーズが最適なのかもしれません。

 仮組が済んだので一度分解し、太ももをランナーパテで合わせ目消しします。黒とグレーで構成された衣服部分はスーツのラインや装甲の接合部っぽく見えるし、頭髪は髪型のラインに合わせて上手に合わせ目が隠れてるんですが、露出してる太ももだけは合わせ目が目立つんですよね。

ランナーパテの素。
太ももや顔の肌色ランナーを切り刻んで空き瓶に入れ、流し込み接着剤に浸す。

 太ももの合わせ目消ししてる間に他のパーツの墨入れや部分塗装して、後日に完成品の記事を作りたいと思います。

 今回はここまで。読んで頂きありがとうございました。

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