カブ旅1-4

スーパーカブで旅に出る。

急がず、焦らず、どこまでものんびりと。
旅にスピードはいらない、いろんなことを見過ごしてしまうから。

いろんなものを見て、いろんなことを感じて、どこまでものんびりと前へ進む。
ゆっくりと、ゆっくりと、大切に、取りこぼさないように。

人生の全ては貴重で、愛おしい。


郵便局の角を曲がって、笠置キャンプ場に到着。細い道を下っていく。ここは大きい車は通れないだろうなぁ。
 受付のおばちゃんに1泊することを伝えて1000円を渡す。安い。でも、これでも数年前に値上げしたのだから驚きだ。低規格のキャンプ場ではあるのだけども。あるのは仮設トイレと炊事場のみ、後は広い河川敷があるだけ。河川敷のせいかここではほとんど薪を拾えない。持ち込みか、数年前にできた入り口のお店で購入することになる。正直あまり入手性はよくない。
 車で来ていたときは川から離れた奥の線路沿いに陣取ることが多かったけれども、スーパーカブになってからは川沿いの砂地のところが好きになった。寝心地は良い。僕の癖のうつ伏せ寝も許容するほどだ。

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