日本神話
最近、日本神話にハマっています。
記紀と言われる古事記、日本書紀ももちろん面白いし、これら記紀の中の(あえて?)あやふやになっていところを調べていくのも面白い。
基本的に記紀は正史とされています。
しかし、日本に限らず歴史書というものは、勝ち組が書くわけです。
当然、勝ち組はカッコよく、負け組は卑しく書かれ、不都合なことは隠されてしまいます。
それ自体はよくあることなのですが、やっぱりどうしても無理のある部分、辻褄の合わない部分、現実と異なった部分、まぁいわゆるボロが出てきます。
記紀にも結構あります。
例えば、記紀にはほんの数行、どうかすると系図にだけでてくるような神様が、日本全国の多くの神社で祀られていたりします。
そういった何となく腑に落ちないところを調べていくと面白い説に当たったりします。
正史とはされていますが、全てが事実とは考えにくいものです。
正史という言葉が出てきましたが、逆に偽書とされているものも多くあります。
有名なものでは、先代旧事本紀、正統竹内文書、ホツマツタヱなど。
簡単にまるっと偽書と言いますが、これらのボリュームたるや。
中には口伝で脈々と伝えられているというものもあり、これだけの膨大な情報が全て嘘とは考えられません。
このあたりは負け組が作った、若しくは勝ち組の指示に従わなかった書物なので、勝ち組としては、偽書としてレッテルを貼るしかなかったと考えると、なかなか面白いことが書かれています。
まぁもちろん、これらもまた全てが事実とも思えないわけですけどね。
今後何についても、事実と証明される情報はなかなか少ないでしょうから、面白いな、辻褄が合うな、ぐらいの責任感で楽しめる情報を探していきたいと思います。
しかし、この情報を持っているのといないのでは大きな差があって、千年、二千年どころではない歴史を感じながら、実際に神社を訪れてみると、なかなか感慨深いものがあります。
これからは時々こうして、長文を書く練習がてら、訪れたところ、感じたことを少しずつまとめていければと思います。
実は既に奈良を中心としていくつか面白い神社は巡っています。
記紀にはほとんど出て来ない神様がなぜにこんなに手厚く祀られているのか。
主祭神の他にも祀られている神様はどんな関わりがあるのか。
そもそも神様という表現が正しいのか。
多少きな臭いことにぶつかることもありますが、それはそれとしてこれからも楽しんでいきたいと思います。