衆院選比例で分析する選挙の実態
◉自民党の大敗、立憲民主党・国民民主党のの大幅増、という結果に終わった2024年衆議院選挙ですが。衆院選比例代表の党派別得票数を見ると、立憲民主党の製作が評価されたわけでは、なさそうだという推論が成り立ちますね。むしろ、自民党の自滅というか敵失と、マスコミの煽りで、漁夫の利を得ただけの可能性が……。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。
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■漁夫の利で棚ぼた?■
詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。重要なのは、こちらの数字。立憲民主党は前回2021年の総選挙から、1149万2094票から1156万4221票へ、7万2127票の増加で、わずか0.6%の増加。これに対して、国民民主党は259万3396票から617万2434票で、359万9038票の増加。一方、自民党は1991万4883票から1458万2690票と、533万2193票のマイナス。つまり、自由民主党への批判票は、ほとんど立憲民主党へは流れなかった、ということでしょう。お灸をすえるなら国民民主党への、ネット有志の注意喚起が少しは聞いたのか? 自民党が失った票の67.49%にあたる票が、立憲民主党へ流れた計算です。
これが、漁夫の利を得たと自分が表現する部分です。では、残りの173万3155票は、どこに流れたのか? れいわ新選組の158万9412票の増加とか、近い数字ですし。維新の会のマイナス294万5703票は、参政党と日本保守党の合計数である301万5969票。単純計算ですが、自民党と維新の会が失った票の合計834万8162票が、国民民主党・れいわ新選組・参政党・日本保守党の合計数820万4419票に、かなり近いのは事実です。7割弱が国民民主党へ流れ、残り3割ちょっとが極端意見の政党に流れた、と?
こちらの、Bloombergの分析も、興味深いです。
■凋落する宗教系団体■
そして、もう一つ重要なポイントは、公明党と共産党の凋落でしょう。もっとも強い岩盤支持層があったハズの公明党が、711万4282票から5964415票へ、マイナス114万9867票という驚くべき数字。なにしろ、党首まで落選しましたからね。いっぽう共産党は、4166076票から336万2966票へマイナス80万3110票。これも大きいですね。候補を立てまくったのに、19.3%もの得表現。ここ3年ほどの日本国民の死亡数は、合計440万人ぐらいですから、信者や党員の高齢化によるマイナスは、ありえません。党の指示を無視したサボタージュ、ということでしょう。投票率の低さもありますが、本来は投票率が低いときほど、組織票を持つ公明党と共産党は、力を発揮しますから。
ここまで減った理由は、現時点ではわかりません。今後、おいおい分析が出るでしょう。公明党は、物価対策をサボっているように見える自公に、抗議の意味もあったのかもしれません。ただ、両団体とも宗教二世三世問題、活動家二世三世問題を抱え、かつての求心力は失われつつあります。両方の党が、宗教系の政党ですから(共産党は宗教ではないと言い張る方は、下記のnoteを参照してください。紛うことなき宗教系の団体です。無自覚なだけで)。宗教的な熱狂は、一世ほどは受け継げず。受け継ぐと、狂信に走るので、信者内でも浮いてしまう問題も。
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