日本の防衛
◉トマホーク (BGM-109 Tomahawk) は、長距離亜音速巡航ミサイル。自分が子供の頃、1970年代から名前はよく聞きますが、専守防衛がドグマの日本の軍事では、縁が薄い兵器でしたね。巡航ミサイルは、発射されたあとに航空機のように翼が出て、長距離を自律飛行して目標を攻撃するミサイルですから。敵の基地などを攻撃するには有効でも、防御用と言えるかという議論がありましたからね。
ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、海上自衛隊の潜水艦です。ミリヲタではないので、船種は不明ですが。
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■風向きが変わった■
しかし、ロシア連邦軍によるウクライナ侵攻によって、長らく戦後日本の呪縛していた、憲法9条教とお花畑平和論が、ガラガラッと音を立てて崩壊した面があります。日本の左派はずっと、憲法9条のある日本に他国が侵略してくるなんてありえない、国際世論が黙っていない、だから自衛隊もいらないと、非武装中立論を唱えていたわけで。でも、ウクライナ侵攻によって、国際世論なんか気にせず、侵略してくる国があるのがバレちゃった。
しかも、その国は国連の常任理事国で、核保有国で、日本と国境を接し、しかも領土問題でずっと揉めているわけで。憲法9条は役に立たないと、バレちゃった。お花畑平和論者は慌てて、憲法9条は日本を守る盾ではなくプーチン大統領みたいな独裁者を出さないための足枷だ、と言い訳をはじめましたが。プーチン大統領がウクライナに求めたのが、非武装化と中立化だったのですから、もう先ずは空理空論を今まで言ってきてゴメンナサイ、でしょうに。
■そして中国の野望■
日本の国内世論はようやく、風向きが変わりました。NHK や朝日新聞、毎日新聞などの輿論調査でも、防衛費の増額を容認する声が多くなりました。その状況自体は歓迎なのですが、今まで平和だ非武装だ中立だと言っていた人たちが、急に変わるというのは危ういものを感じてしまいます。ウクライナ侵攻以前にも、我が国のすぐ隣にミサイルをバンバン射つ国もあるわけで。それでもどこか他人事だったんですが。すっかり、ウクライナ侵攻で代わりました。エネルギー問題とセットだったのが、大きかったのか?
そして、中国。胡錦濤一派を粛清して、完全に赤い皇帝になりましたね。アメリカはかなりの部分で、中国内部の動きを掴んでいたのか、この日を予想したかのようにバイデン大統領は言及し続けてきましたが。赤い皇帝として、毛沢東や鄧小平を超えるとなると、やはり台湾こと中華民国を完全に滅ぼし、死闘を立つという目的が必要なのでしょうね。そして、その先には尖閣諸島も。この発言が、沖縄県知事戦の前にあれば、玉城デニー知事の再戦もなかったかも。
どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ