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国民民主党が連立与党入り?

◉ああ、これは〝有り〟でしょうね。自分は保守派を自称していますが、だからといって自民党を全面的に指示してるはずもなく。むしろ、外交も経済も軍事も、不満だらけですしね。特に石原慎太郎氏と青嵐会などの思想は、自民党の国粋主義的な流れは、むしろ嫌いですから。その点では、政策本位の党にシフトした国民民主党は、高く評価しています。昨年の衆院選や今年の参院選は、期待したほど得票が伸びなかったので、かなり残念でしたから。でも、こういうのは時間がかかっても、評価はついてくると思うので。連立与党入りすれば、存在感は増しますね。

【自民、国民と連立検討 局面転換狙う、玉木氏入閣案―公明反発も、実現不透明】時事通信社

 自民党が、公明党との連立政権に国民民主党を加える案を検討していることが2日、分かった。自民、国民両党の幹部が水面下で接触を続けており、調整が付けば連立協議に入る。岸田政権は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題などで内閣支持率が低迷しており、国民の連立参加で政権運営の局面転換を図る狙いがある。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2022120201018&g=pol

ヘッダーは国民民主党公式サイトのヘッダーより、スクリーンショットです。

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■国民民主党への期待値■

空中分解してしまいましたが、みんなの党だってバンバン法案を出していて、自分は期待たんですけどね。国民民主党には、あの二の舞いにはなってほしくないですが。自分は維新の会は、本質的に緊縮型の政党で、経済政策的には大衆迎合ではないかという、疑いを持っています。経済政策に関しては、日本人は保守的で、ある意味で天才的な経済官僚であった荻原重秀や田沼意次、大久保利通、高橋是清らを暗殺や失脚で憤死させてきた国です。公的資金注入でバブルの後始末を成し遂げた竹中平蔵氏への、異常な憎悪を見ても、経済オンチが骨絡みです。

国民民主党への期待という点では、財務省出身の玉木雄一郎代表ならば、あるていど官僚たちへの抑えになるかな、と。手の内を知っていますからね。外に出て、野党としての辛酸も舐めたので、リフレ政策的な部分の大事さも、見えているでしょうし。こちらのnoteでも書きましたが、今年の東京大学新入生、野党では国民民主党を支持しているんですよね。東大生は消して保守的ではなく、自民党への支持率も世間ほど高くないですが、東大OBが多い共産党や社民党の不信感は、ちゃんと持つ聡明さがあるようです。エルビス・プレスリーやビートルズを老人が否定しても、若者が支持したものが勝つので。

■玉木雄一郎代表は否定■

いっぽう、国民民主党の玉木代表は、日経新聞の記事では否定しました。まぁ、こういうのは事前に外部に漏れたら、否定するしかないですし、そうなったらだいたいポシャりますね。実際に話があったのか、それを潰そうと誰かが動いたのか? 玉木財務大臣とかなったら嫌な財務官僚が、リークした可能性。どんな動きが今後あるかはわかりませんが。ポシャったとしても、自民・維新の会・公明党・国民民主党のひょうが票まるなら、外交や経済に関しては、思い切った立法の動きができそうですけどね。

【国民民主党・玉木代表、自公との連立報道「事実はない」】日経新聞

国民民主の玉木雄一郎代表は2日夜、都内で記者団に自民党が公明党との連立政権に国民民主党を加える案を検討しているとの一部報道を否定した。「大変驚いている。報道されたような事実はない」と述べた。「野党の立場で是々非々でやっていく」と強調した。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA02CIV0S2A201C2000000/

国民民主と組んで、旧統一教会への批判の逆風をむしろ追い風に変えて、宗教法人への課税強化で国民民主党や維新の会はモチロン、立憲協賛などからも賛成を集めて通せば、岸田内閣への評価は変わるでしょうね。公明党が連立から離脱の可能性はありますが、逆にあと3年は国政選挙はないですしね。タイミング的にはアリはありですから。これからしばらくは、この動きを軸に駆け引きが起きそうです。軍事に関しては国民のコンセンサスもありますし、後は原発再稼働ですかね。期待しましょう。

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喜多野土竜
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