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《Writers Lab》出来る事と出来ない事

こんにちは、モグです。Writers Lab “Code W”日曜担当モグ、今回も出来る限りの記事を書かせていただきます。


このWriters Labは名前の通り、 “Code W”、Writoneという音声小説コンテンツで出会ったライター&アクターによるリレーマガジン。自分たちで言うのもアレだけど、このメンバーは初期Writoneで目立っていた人たち。さらに自分で言うのもアレだけど、初期においてはありがたいことに、多分僕が一番目立たせてもらって。

一番目立つ、という事は本当にありがたく、その位置にいて面白い発見だったのだけど、そこにいるとそのコンテンツを客観的に眺めることのできたんだよね。

客観的に見る。いろいろなことが見えてくる。良い事も悪い事も見えてくる。ていうか、絡んだこともないのに名指しで、または名指しせずとも僕とわかるような、そんな誹謗中傷もいっぱい見えてしまったけど全部スルーだ。まぁ、今はもう目立つ存在ではないし、嫌な気持ちになることはないし、あの経験も笑い話。


ところで、初期Writoneで僕が思っていたこと。

なんで、みんな、そんなに
“おもしろおかしい”を求めるのだろう?

“おもしろおかしい”という路線にいかなきゃ音声化してもらえない、リスナーに聴いてもらえない、みたいなのが刷り込みみたいにあり、特に皆、深く考えずにそんな方向性が当たり前になっていて。“おもしろおかしい”とは違う路線の人たちの発言がどんどん卑屈になるという。

「楽しく聴ける作品ですが聴いてください。」
いやいや、貴方の作品、こんなにすごいのに、その言葉が邪魔だよ。せっかくそんな素晴らしいのだから、卑屈になって心地悪いところから自分の世界に招いちゃだめだよ。

“おもしろおかしい”という流れはどう考えても僕が作ってしまったものだけど、でも僕は最初から他のライターさんの作品が好きだし、なんならそのライターの作品の魅力をきっと誰よりも語れる。

例えば、このWriters Labメンバーで言うと進藤海さん。執筆に置いての僕の持論は“綺麗な言葉だけを並べた文章は伝わらない、響かない、心動かされない”。だから僕はノイズだらけ、口語だらけ、脱線しまくりの文章を書いている。なのに進藤さんは。なんかすごくい衝撃的だった。綺麗な言葉だけで構築されているのに惹き込み、考えさせ、心を動かす。
こんな感じでもっともっと語れるけれど、ネット上ではこの辺にしておく。記事が長くなり過ぎちゃうし、それにもっともっと語ってしまったら、進藤さんは僕に御歳暮でも送らなきゃいけなくなっちゃうからね。シンドウサン、オクラナクテイイカラネ。

六月雨音さんは優しい世界観で美しい世界を描きつつ、ナチュラルにアホみたいな“おもしろおかしい”文章を書く人。綺麗な文章で惹きつけるのに、かと思ったら、なんだよ《五寿司ソロッテ》って。アホな人のアホな妄想から、まんま文章になったような、アホみたいに面白い作品じゃないか。
こちらも、まだまだ語れるけれど、この辺にしておく。まだまだ語ってしまったら、僕は六月さんに御歳暮でも送らなきゃいけなくなっちゃうからね。ムツキサン、ゼッタイオクラナイカラネ。

影響受け過ぎて自分を曲げた作品より、その人の中の一番が詰まった作品がいいよ。一番の作品を世に出すのだから、卑屈にならず、しっかりと届けよう。


ところで。コレ大事な事だから〆に言わせてもらうけれど。僕の作風は“おもしろおかしい”ではないからね。勘違いしてる人はこの機会に考えを改めてな。僕の作風で拘っているのは“しょうもなくてくだらない”でだからね。




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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

ボイスブックコンテンツ《Writone》より集まったライターによるリレーマガジン。

頂いたサポートは全てプロテイン代にさせていただきます。 (貴方の支えが明日の僕の筋肉に(๑❛ꆚ❛๑)キリッ)