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「ドライスーツで初心に帰る」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.16

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
モルディブ行きを決め、スキルに向き合い始め
ようやっと論外な状態を脱しつつある
ひかるです

だいぶ寒くなってきて
1本目と2本目のダイブの間に体が冷えたこともあり、
急遽、ドライスーツを試してみる必要が出てきた私
初のドライスーツダイビングにチャレンジ

ドライスーツにチャレンジすることになった

先週、熱海でのダイビングを経て、
悩みだしたことがある

2月に予定している奄美大島へのダイビング旅行
厚手インナーとウェットスーツで行くつもりだったが全然ダメだ
冬の装備として足りなすぎることをひしひし体感した

海中というより、
上がってきてからが寒い

そもそも同じウェットスーツでも
奄美のショップさんが2月に推奨されている6.5ミリと
私が持っている5ミリでは性質が違うようだ

5ミリは中に入った水が入れ替わりにくいことで
体温で高めた水の温度で保温する
ロクハンと呼ばれるスーツは裏をゴムにすると
ぴったりと張り付き水の出入りを最小限にしてくれる
割と濡れにくいスーツ
知らなかった

これでは陸に上がったときの寒さがだいぶ違いそう
さらにドライスーツは水の侵入はなし
空気の層で保温する
これはドライで行くことに切り替えた方がよさそう

そしてここでさらに次の悩みへ
レンタルするか、自前のものを購入するか

買うかどうかは、どれくらい利用するか次第
2月の奄美は使うとして、果たして冬の間
それ以上に使う機会があるか

少なくとももう冬の間、5mmウェットで潜るのは
前回を最後にしようとは決めた
ダイビング自体を冬はもう終了にするか
ドライを買って潜り続けるか

1回ドライを試してみてから決めるしかない
物は試し、やってみるしかない
こうして富戸の安島さんにドライ講習をお願いしたのである

ドライスーツにジタバタと四苦八苦

そして12/2土、初のドライスーツ!
幸い風がなく、日は照って温か!

浮力を持ちすぎないよう薄めのインナーを用意し、
ドライスーツを着込む
少し着にくいが気になるほどではない。
浮いてしまいがちと聞くので、
着た後、ぎゅっと体を絞るようにして空気を抜いてみる

いつもの器材セッティングに
スーツに空気を入れるためのドライホースが追加される
いつか忘れてしまいそうだが、
とりあえず大きく難度が変わることはない

そう思えたのも準備編まで
潜れない
ぜんっぜん潜れない

潜行のときに気をつけるのは、
空気を抜くなどの基本作業以外には、
とにかく落ち着くこと、ジタバタ動かないこと

脚を閉じ、動きを停止するのに沈まない・・・
おそらくこれはウェイトが足りない

1本目5キロ、2本目6キロ、3本目7キロ
順に重りを足していったが、結局3本とも
自力では潜行できなかった

単純にウェイトだけの問題か
それともなんらかスキル不足なのか

さらには浮くのだ

海中にいると、スーツがきゅっと
体を締めるけるようになってくる
それを防ぐ目的と保温のために
スーツに空気を入れるのだが

深度が浅くなってくると
当然、空気が膨張してくる
いまいちそれに気づけない

慣れると締め付ける感じの有無とかで
体感できるようになるらしいが
少なくとも今の私には無理で
早め早めに抜くことに慣れない

さらには空気が抜けにくい
左の肩口に空気が集まるよう体を起こすのだが
うまく集まってるのか、余分な空気を抜けたのか
どうにもよく分からない

気づけば体が浮き始めてる
しかも浅場で写真撮ろうとしたり
生物探そうとして頭のほうが下がり気味だと最悪で
脚に空気が溜まっていく

脚が浮き出し、
どうにか体起こして空気抜こうとするから
腰エビ反りになったり
脚下げようと変な力入って
太ももの裏を攣りそうになったり

エキジットのための移動も
水中というよりどんどん水面に近づき
ほぼ浮いているのに近い状態で
力づくで進んだ感じ

まあ久々にジタバタドタバタと
だいぶ格好の悪いダイビングだった
エアも残圧30と、これまでの上達は
いったいどこに行ったのかというありさま

しかも足首につける重り、
アンクルウェイトを海中で落とす失敗も
ほんといろんなもの落とすな、私、、、

ドライスーツで初心に帰る

でも冬の海は水が透明だし
今の時期は、温かい時期の生き物も消えきらず
寒い時期も生き物も顔を出し始め
本当にみどころ豊富
撮影も楽しい

そう
海中、とくに浅場以外は問題がないのだ
むしろむちゃくちゃ楽しいのだ

カンナツノザヤウミウシ、形が複雑でイマイチどこにピント合わせばいいのか難しかった
フリソデエビ、暗くてピントを合わしきれず、無念!
ででーん!クマドリにも見えるが、たぶん柄付きのイロカエルアンコウ

つまり課題は最初と最後
って、そりゃそうか
そういえばスキルに向き合い始めたときも
最初の潜行と、最後の浮上が課題だったなぁ

初心に帰るしかない
スキルに向き合い始めたころも
本読んだり、動画見たり、人に話を聞いたり
いろいろ試してみたが

結局のところ、大事なのは
回数を重ねることだった

ということで
帰りに熱海で途中下車し、温泉に浸かりながら
次の週もその次の週もと
いそいそと予約を入れるのでした

そういえば左肩に
赤い輪っかのような跡が・・・

排気バルブの形に鬱血してる・・・
スキル不足の証を押されたようで
恥ずかしい気持ちで
温泉に浸かったのでした

ドライスーツに苦戦はしたものの
ウェットと比べて上がったあとがラクで
濡れる濡れないでこんな違うんだと驚き!

今回のダイブで、
ドライスーツを買って冬の間もダイビングを続けるか
もう今年はこれでおしまいにするか決めようと思っていたが

冬の海も楽しいし、ダイビング終了はナシ!!
ドライを買って続けようと決めたのです

翌日さっそくショップへ

排気バルブは左肩以外にもつけられるらしい
肩にあると腕を上げて、いったん手首まで空気を上げ
その後、肘を曲げるようにして肩に空気を逃さないといけないのだが
そもそも手首にバルブがあると抜くのが比較的ラクになるらしい

ちなみに足首にもつけられる
足の空気は抜きにくいので
足首にバルブがあると便利そうな気がするのだが
巻き上げた砂を噛むなどして
浸水しやすいらしい

やっちゃいそう・・・
やっちゃダメなこと、だいたいやっちゃうものな
手首にだけバルブを追加して注文

ウェイトが全部、腰ベルトとBCDのポケットに入ると
腰への負担がけっこうくるので、
多少位置をずらすためにウェイトベストもあるとよいそう
薄い板型のウェイトしか入らないものもあるが
自分で重りを持っていかないといけなくなるので、
玉の重りも入れられるものを購入

さらに足が浮きがちなので
少し重めのゴムのストラップフィンを購入
お金で解決できることはお金で解決!とか言ってみたりして
実際、フルフットはゴムのを使っていると
そちらの扱い易さに慣れつつあったので丁度よき!

ドライスーツが届くのはだいぶ先なので
当面はレンタルにはなるが、また向き合うぞ!
週末はまたドライ練習!!

それにしても、ダイビングで初めて筋肉痛
太ももの裏が痛い


本日のポイント

  • ドライスーツは体が濡れない

  • 濡れないというのはすごくラク

  • ものを買うかどうかは利用頻度で決める


ドライスーツへのチャレンジを始めたものの
潜行できず、浅場では浮いてしまい、
エア消費も早い課題だらけの結果に
果たしてウェイトが適正じゃないだけか、なにかスキルが足りてないのか
また毎週練習に通うぞー
▶︎次の話へ

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