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「自然には勝てない、そして調子に乗ると足を攣る」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.18

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
モルディブ行きを決め、スキルに向き合い始め
ようやっと論外な状態を脱しつつある
ひかるです

進歩はあるが、万全とは言い切れないドライスーツ
しかしだいぶ慣れてきた
短い期間に回数を重ねるのはやっぱり大事
ということで、またまた富戸で練習!

自然を相手にしてるし、仕方ないよね、
ツイてないときはある

12/17日、本日もドライスーツの練習で富戸へ
土曜日は暖かかったので、本当はそっちがよかったが
残念ながら埋まってた・・・
本音言えば、潜った後1日、休みたいよね

さて器材セッティングは順調、
ただしウェイトベストを着る前に
BCDを背負いそうになったり、準備がたどたどしい

寒くなると装備が増える
フードをつけるし、グローブも必須
錘も増えるからアンクルウェイトにウェイトベストと
身につけるものが多くなって、
おっちょこちょいの私にはミスの機会が増える

さて、器材背負って、エントリーポイントまで歩いていって
エントリー直前に気づく
リングライト忘れてた!

うーん、でも1本目は
ヤシャハゼ狙いだからいいや

さて、さっそくやらかしたせいで気もそぞろにエントリー
潜りきれない
ヘッドファーストでリカバリはできた
初回はヘッドファーストすらできなかったこと考えると
進歩は進歩か

前回、ネジリンボウの写真をキレイにとれたから
調子に乗ってヤシャハゼ狙い

少し泳いで、ヤシャハゼの巣穴に到着
生き物がいる場所には他のダイバーさんたちが目印を
置いてくれていたりする

目立つ石を置いていたり、
洗濯バサミや針金を付けてあったり、
巣穴系のものは巣穴の周りを石で囲んで
サークルをつくってくれている

早速そろりそろりと近づきながら何枚か撮るが
なにかがおかしい、色がつかない、明るくならない
あ!ストロボの光ケーブル抜けてる!

うーん、こんなこともあるのか
持ち運びのときか、着水のときか
今後気をつけないと・・・

付け直していざ
というタイミングでカワハギが2匹
いちゃつきながらやってくる

しゅっと引っ込むヤシャハゼ・・・
え?嘘でしょ!?

その後、ほかの生き物を探しにいくこともできたが
今日はガイドさんと1対1
思うように時間を使わせてもらえる機会はあまりないので
辛抱強く待ってみることに

待つこと40分
少し離れて待っていたのだが
現れることなくタイムアウト・・・

くやしい
かなしい
未練たらたらで
すごすご戻るのでした

これにちゃんと光を当てて、色鮮やかに撮りたかった・・・
邪魔をしたのはこいつ、ゆるさない

12月の海は水はキレイだし、生き物豊富!

2本めのダイブ

エントリーして、いつも下まで沈むのをゆっくり待っていたが
ドライスーツで8キロのウェイトだと
下まで簡単に沈みきらないのかもしれない

少し沈みはじめたら
下まで沈みきるの待たずに泳ぎ始めちゃえばいい
ウェットで身につけた流れと勝手は違うが
これはこれでスムーズに始められる
掴んだかもしれない!

そして、今回の狙いは
ニシキフウライウオ探し

3週目の正直でようやく会えた!
擬態がうますぎるのか、少し移動してるのか
2週連続で空振り、3週目にしてついにお目見え!

どこにいるか分かりますか?
光を当てなきゃ本当に分からない
うしろのサンゴと色がほぼ一緒!擬態うますぎ

本日もマクロ生物がとっても豊富!
シロクマは3匹会えて、うち1匹はまだ2cmほどで幼い!

幼いゆえか、色が鮮やか

岩間に揺れるハダカハオコゼさん
こちらも小さめで3cmほど

なんでこんなにペラペラで生まれてきたんでしょうね

本日もアオウミウシ
小さすぎて触覚の繊細な輪郭とかが撮りきれない

もう少し大きいと撮りやすいんだけど、でもかわいい

空気の出し入れはドライスーツが先、BCDが後

大満足で陸に上がって、ドライスーツを脱ぐ
インナーが肌に完全に張り付いていて、ぺりぺり剥がす
やはり空気はちゃんと抜けてる

空気を抜くタイミングもよくなってきた
むしろ警戒しすぎて
空気を抜こうとする回数が無駄に多いかも

撮影のための着底も
ドライでも慣れてきた

スーツの空気は保温と動きやすさ
浮力のコントロールはBCDで

潜っていってるときは
先にスーツから空気を入れる
そのあと必要な浮力はBCDの方で確保

もし先にBCD入れたあとで
密着して動きにくいからってスーツにも空気を足したら
浮力が過剰になる恐れがある

上がっていくときも
まずスーツ
次BCD

抜きすぎて密着して動きにくいなと感じたら
スーツに入れて、その分、BCDから抜く
抜きすぎて浮力が足りなくなったら
BCDでコントロール

それほど恐れずに空気を入れられるようになって
お陰で水中は寒くない

が、陸に上がってから寒い
手袋外した途端、手がかじかむし
風で体温奪われる
陸上装備の検討が必要そう

陽は出てるんだけどな

やっぱりインナーが肌に張り付いてるので
ぺりぺり剥がした
あー、痕がついてる

掴んできたかと思いきや、
足を掬われる、というか攣られる

昼を挟んで3本目
浅場を楽しむ

ホウボウ!

待ってた
ストロボはお前のためだ!

ヒレを広げた!
逃げてくのを追いながら
ストロボ焚いて撮影

瞬間、きゅっと身をひねる
むむ?ストロボが強すぎたかな?

弱くしてもう1回撮影!
もう1回!もう1回!
何度やってもその度に交わすように身を捻る

こんな写真ばかりが量産された笑

先回りして着底して待ち、
同じ目線で撮ろうとしたら、脚がっ!!

こむら返り
いや、返りきってないけど危ない!

攣りかけた左脚を伸ばそうとしてたら
今度は右!
ジタバタモガモガ

当然ホウボウはとっくに去ってた
そりゃね、こんなでかい生き物が目の前で
不細工なダンス披露してたら逃げるよね

急な着底も掴んできたかなと
調子に乗った途端これですよ・・・

疲労、冷え、水分不足と
足を攣る条件そろってるもの
そこに撮影のとき、脚が変に上がりがちになるから

ふくらはぎに不安と痛みを抱えながら
よろよろと浅場を漂う

どうなることやらと思ったが
なんとか無事にエキジット

残る課題はドライでの姿勢制御とエア消費か?
深さや内容的に、今のエア消費量で問題ないと
安島さんには言ってもらえたが
もう少し余裕を持ちたいところ、頑張ろう


本日のポイント

  • 潜行が始まれば下までつくのを待たず泳ぎ出してOK

  • 空気の抜き入れはドライスーツが先、BCDが後

  • 調子に乗ったら足を攣る

あとは教訓的にいつも自分に言い聞かせてること

  • 自然には勝てない

  • 生き物のコントロールは無理

  • 天気には勝てない


エア消費、姿勢の制御、課題は残るが
ドライスーツも多少、慣れ親しみ、
苦手意識は無くなってきた
何より冬の海も楽しい!
いよいよ次は本年潜り納め
▶︎次の話へ

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