今、楽しむために、今、つくる。
10分単位で、 新しい遊びの提案を求められる毎日
うちの息子(今週末で生後3ヶ月)は、飽きるのが早い。
プレイマットに置いて、その真上に吊ってあるモビールを扇風機でガチャガチャと動かして息子の気を引く。最初は楽しそうにしているのだけれど、10分も経つと、口をへの字にして「うっうっ」と泣き始める。放っておくと、次第に泣き声が大きくなって、終いにはギャン泣き。
ところが、ガラガラと音の鳴るおもちゃを振り回しながら歌ってやると、とたんに笑い出す。 そう、別にお腹が空いたりおむつが濡れたり・・・というわけではなく、単純に飽きていただけなのだ。 だから、新しい遊びを提案してあげると、ご機嫌になる。
毎日が、 新しい遊びつくり。 遊びの提案1000本ノック
そんなわけで、おそらく1日数時間は、息子へ新しい遊びの提案をしている。 よくやるのはこんなコト。
▼ 音系
・毎日の出来事を適当なリズムをつけて歌って聞かせる
・ガラガラを息子の身体中に触れながら音を鳴らす
・息子の身体をポンポンと叩きながら、各部位の名前を言う(右手をポンポン叩いて「こ〜れは、右手〜♪ 」とか)
・家中のものを叩いて、いろんな音を聞かせる
・扇風機の前で「あ〜〜〜〜」
など
▼ おしゃべり系
・絵本の読み聞かせ(できるだけ臨場感ある感じで読む)
・人形を使って、即席で物語を作って演じる(これは、楽しいです!)
・鏡の前に連れて行って、鏡の中の息子と会話する(「あ、どうも〜!そちらお名前は? えー、うちの子と同じ名前ですね〜!」とか小芝居する)
・息子の動きを実況中継する
・家中のモノを見せながら、それが何かを説明してあげる
などなど
▼ 運動系
・うつぶせの練習(これは定番ですかね)
・首浮き輪でプール
・自転車こぎの練習
・手をぶらぶら
などなど
まだまだあるけれど、例えばこんなところでしょうか。
というのも、 毎日同じことをするのは、こちらも飽きてくる。 飽きているのに同じことを続けると、こちらの気分も「やってやってる感」みたいなものが思考の片隅に浮き出てくる。 そうすると、育児自体が面白くなくなるし、辛いものになっちゃう。 できるだけ、刺激的なものにするには、日々息子とともに新しい遊びを開発するのが手っ取り早い。
遊びは、 今この瞬間に、 全力で集中すること
ところで、「遊び」というのは言葉だけ聞くとゆるさやおやすみのような印象がある人もいるかもしれない。 しかし遊びは、大変なエネルギーがいるし、 常に創造力を求められるし、 何より、 今この瞬間に、全力で集中しないと新しいこと思いつかないし楽しめない。
この、 ”今” に真剣になるという感覚。
仕事では、多くの場合「未来」のことをたくさん考え、「未来をつくるために今をいきる」感じだが、 息子と日々遊びを開発するような、「今という時間に楽しめることを、今つくる」感覚もまた、大切な時間だなと改めて実感している。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?