黄昏泣きが教えてくれたこと。
世のパパママが対峙する、黄昏泣きへの対処法
黄昏泣き(たそがれなき)という言葉がある。
子育てしている人なら一度は耳にした言葉だと思う。黄昏泣きとは、夕方に理由もなく泣き止まなくなってしまう現象のことで、とにかくあやしてもあやしても泣き続けるのだ。うちの息子も、生後数週間くらいから、大体夕方からグズグズモードになり、17時、18時と太陽が沈むのに合わせて泣き方も派手になっていく。まさに文字通り、太陽にほえろ!状態。
最初は、18時ころに夕飯を食べるときに息子もバウンサーに座らせて、家族が食べ終わるのをまってもらってから、お風呂いれて授乳して寝かしつける。というコースだったのだけれど、これでは夕飯に全く集中できず。味わうことなく5分10分で慌ててかきこんで息子のギャン泣きを抑えに行っていた。
さすがにこれには無理があるなと降参し、ここ最近はまず息子を18時半には寝かしつけてから、ゆっくりご飯を食べるようにしていた。(とはいっても、大体寝かしつけに時間かかるので、実際には19時半や20時くらいになるのだが)
もう、なんで泣くんだよ〜と思うのですが、夕方にたくさん泣いてくれていたほうが、夜の寝かしつけは楽だったりする。逆に、運良く寝る前までずっとごきげんだと、いざ寝かしつけのときは、1時間、2時間ととにかく寝るまでに時間がかかっていることに気づいた。
と、すると、もしかすると黄昏泣きというのは、寝る前の準備運動みたいなもので、自分でたいして運動もできない赤ちゃんにとっての、最も効果的な運動行為なのかもしれない。と思い始めた。 そう考えると、夕方のギャン泣きにたいして、今まで以上に気楽な気持ちが芽生えた。
泣き始めると、「お、自分で寝るための運動をはじめたよ。えらいな〜」といった具合に。
いまのところ、根拠も何もあったものではないけれど、こんな仮説を立てながら毎日を過ごすほうが楽しい。これが案外本当だった!となることも妄想しながら、今日もまた黄昏泣きを微笑ましい気持ちで受け止めている。
楽しい仮説をつくると、変わらない大変な状況も、面白くなる。
つまり、どうせ何をしても大きく状況が変わらない時。その状況をどう受け止めるか? という自分自身の精神状態の置き方が大事だということだ。 状況が変わらないなら、楽しい気持ちになる方がいい。自分の精神衛生的にも、関わる人たちへの影響も。
これって、別に育児だけではない。どんなことにも当てはめられると思う。また一つ、息子に楽しい生き方を教えてもらった。