give me a reason to show you
バンドに加入した。
またもやである。
私主導で組んだバンドが空中分解したまま活動しなくなり、(というか予定が合わないまま、しっくりこないまま、4人の内1名はまったく来ないしグループLINEのレスポンスも皆無、でも誰も辞めてないという"もうどうしたらいいかわからん状態")かなりの時間が経過した。
一時期のメンタル不安期を経て、落ち着いた今、ドラムがまた始めたくなったので練習仲間を某掲示板で募集したところ"練習仲間"ではなくバンドのお誘いがきた。
なぜか深夜に送信されたそのメッセージに正直「バンドかー…」と思いつつ、聴く音楽やセンスが似ておりピンとくるものがあったので、すぐさま返信をした。
「ショボいバンドなんで笑」と謙遜するギタボくん。
「雰囲気だけでもよかったら」と送信された音源と動画を試聴して戦慄が走った。
いやいや、めちゃくちゃうまいやんけ………
これは個人的私見であるが、自ら謙遜する人で下手な人は見たことがない。
トントン拍子で話が進み、課題曲をOKAMOTO’Sの90’S TOKYO BOYSとしてベース君を入れて3人体制の音合わせをする日が決まった。
そして。
昨日である。
洒落たスタジオでまずは顔合わせ。
きたーーーーー!!!!
…………やべぇ…かっこいい…そしていかつい…
ワシが関わったことないタイプのバンドマンだ…なんていうかな。
色付きのサングラスにピアス、柄シャツ…
みたいな…
だがきいてみると、2人とも割とお堅い職業に就ていた。
これも個人的私見であるがバンドマンは、いい職についていたり資格を持ってないとできない職についていることが多い。
バンドって活動するのにお金かかるからね。
いざ、音合わせ開始。
なにこれ。
すっげぇ楽しいじゃん。
前述した空中分解バンドの音合わせでも感じたこの"生きてる感覚"。
この世の中にこんな楽しいことあるんだ、何故皆バンドをやりたがるのかわかったあの瞬間。
蘇ってきた。
蘇る諸行無常(唐突な向井秀徳)
何度か合わせてマックでご飯食べて終了し、お願いされるがまま無事加入した。
中身の濃い身の夢と希望の詰まった3時間であった、
私主導でつくったバンドには大変申し訳ないが、ここは加入させてもらおう。
そして、私は主体的にグループをつくることに向いていないのだと思った。
誘われた時にピンとくる直感力は冴えているので誘われる専門の方がいいのかもな。
タイトルは宇多田ヒカルの
「Give me a Reason」から。
車に乗せてもらった時に聴いた曲でまさに今の私にピッタリな曲であった。
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