セコンド論2
今日は道場会員の試合セコンドについてお話しします。(再掲載)
2005年に道場を開設以来特別な事情がない限り会員の試合のセコンドにはなるべくついて来ました。
イギリスで行われたADCCに三四郎が出場した時は自腹でセコンドしに行きました。まああの時はいろいろ不安しかなかったこともあり笑
ちょっと前のSNSで会員のセコンドにつくのは義務か?みたいなのがあったので澤田的見解を述べさせてもらいました。
僕はセコンド料をもらってセコンドにつくことは基本的にはしません。
プロの場合にはきちんとセコンド料をもらうことはありだと思います。
しかし一般会員の場合、それはしません。
理由は単純です。
『楽しみ』だからです。
普段から道場で試合に向けて一生懸命練習して頑張っている会員がどんなふうに頑張ってその成果を出すことができるのか?
単純な話です。
勝った、負けた、は関係ないのです。
【試合】という課題に対して道場のみんなで頑張ってきたことの結果がどうなるのかが楽しみで仕方ない。
逆に言えば練習しないで試合に出ようとする人のセコンドにはつきません。
楽しみがないんですよ。練習見てないから。
以前いた女子会員がプロマッチに出場するのに全然練習に来なかったので僕はセコンドにつきませんでした。
彼女は見放されたーみたいなことを言ってたようですが見放されたのは僕の方だと思いました。
やっぱり試合にのぞむ時のセコンドっていろいろと信頼関係が必要だと思います。
なぜ練習を見ていないとセコンドできないか?
信頼関係がないから。
その選手が何を考えてるのか?気持ちが折れかかっていないか?などなど試合はその選手の個性に合わせたアドバイスが必要となる場合があります。
ちなみに僕はいつも一緒に練習してくれる山田くんを第一セコンドに指名させてもらってます。
そもそも練習見てない人になんのアドバイスが必要なんでしょうか?
頑張れ!とか時間言うだけなら誰でもできるわけでわざわざインストラクターが行かなくてもいいでしょう。
見放されたんじゃなくて練習に来なかったという事実から『戦力外』と言われたと思うようにしてます。
そもそも『練習しろ』という指導さえも聞けない人にするセコンドからのアドバイスはないと思います。
いろいろ厳しめな話をしましたが、根本的にインストラクターの楽しみは練習頑張っている人の成長なのですよ。