団体優勝
久しぶりの連投になりますがご容赦ください。
今年の全日本マスター柔術選手権大会はパラエストラが団体優勝で幕を閉じました。
中井先生、パラエストラ関係者の皆様、おめでとうございます。
実は昨年のJBJJF団体ランキングTOP10を見て僕は悲しい気持ちになってました。
その理由はそこに古巣パラエストラの名前どころか支部名もなかったからです。
ドラゴンズデンはパラエストラ川越としてかつてはパラエストラのなの元に選手にトップチーム入りを目指させ団体優勝に貢献してもらい中井先生の胴上げを目指していた道場でした。
しかしながら道場ネットワークが大きくなるにつれてまとまりもなくなり酷い年の全日本ではほぼ東京と川越のみの年なんかがありました。
それでも優勝はできなくても表彰台には届いていたのですがそれじゃダメだろうということで中井先生に相談してパラエストラ川越として単独で出場することを許してもらったこともありました。
単体道場に本部が負けるような状況になればかつてのまとまりが戻ってくるとこの時は信じていたからです。
昔は名古屋、大阪、滋賀など東京以外で全日本選手権が開催されたこともありパラエストラでバスとホテルを予約してみんなで乗り込んでいったものです。
加えて前回書いた道場内カテゴリー別ランキング番付表など選手の熱意がありました。
時代なのかそれがだんだんとなくなりいつしか団体優勝を狙うというよりは個人個人のものに。
団体で表彰台を獲得しても選手はみんな自分の試合が終わって帰ってしまったなんてこともありました。
時代なのか、悲しみです。
僕の中ではパラエストラは日本で一番の道場です。
ドラゴンズデンになった今もそれは変わりませんしこれからも変わることはないです。
そんなパラエストラを倒すことを目指してドラゴンズデンとして優勝した全日本選手権はもう10年も前のこと。
団体優勝というものには道場主としては夢があります。
自分ひとりの力ではどうすることもできないから。
いや、ひとりふたりでも無理です。
みんなが同じ方向を向いて切磋琢磨するその先に得られる称号。
それが団体優勝。
最近は大きな道場がたくさんあってなかなか表彰台は望めませんがエクストリーム海老名さんのように単独で入賞することは不可能ではありません。
中井先生も今年は全てのビッグタイトルを目指すと宣言していました。
これを機にドラゴンズデンでもかつての熱量を取り戻していけたらと思います。
最後になりますが石井さん、本当におめでとうございました!
和術の生き残りがかつてのライバル道場を救うというのが熱かったです。