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強くて、弱くて、それでいい。
私は弱い。
すぐに人と比べる。
確固たる意志もない。
刹那主義であり、快楽主義。
私にしかないものを求めて「これだ」と思っても、それはとても脆く、ふとした拍子に揺らいでしまう。
一体何なんだろうか。
自分って、いったい何なんだろうか。
たくさんの周りの人から肯定的な言葉をもらって、それだけをかき集めて抱きしめているうちは何も変わらないのかもしれない。
だって、私は自分が弱くて不完全であることを知っている。
知りすぎている。
弱い自分をほったらかして一時的な肯定感を握りしめていても、どこか寒々しく、痛々しい。仮面をかぶっているのと何も変わらない。
だから、私は弱さをおおっぴらに認めることにした。
私は弱いし、ずるいし、自分と人を比べる、怖がりで、快楽主義で、承認欲求を常に持っている。集団行動も苦手。他人を観察対象みたいに思っている。
それでいっかー、って思った。
人から認められる部分も、認められない部分も、私には違いない。
ふふ。
書いていたら、俄然いいじゃん!という気持ちになってきた。
そう、別に弱くていいのだ。
というか、今まで強いと思っていたのか?という疑問すら立つ。
強いとまでは思わないけど、マリオがスター取った時みたいな無敵感はあった。いや、それって強いじゃん。
弱いからこそできることもあるし、弱いままでも生きてていいのだ。
弱いままで、具体的には何ができるだろうか。
もしかしたら、周りの人を励ましてあげることはできるかもしれない。
おいしい料理を食べさせてあげたり、いたわったり、心をほんのちょっと軽くしてあげることはできるかもしれない。
心身をゆるめることは、弱いままの私にもできるかもしれない。
目下、私は物書きだ。
だから当分の間は文章で、それをやっていくことになると思う。
私の文章は淡々としている。
大好きなあの人みたいにあたたかみがあって寄り添うような文章は書けないし、脱線が多く整然とした文章でもない。
ただ、自分の思ったことを素直に書いている。それ以上でも以下でもない。
つっけんどんな文章だと思わなくもないけれど、それが私の持ち味なのだと、今は思っている。
だから、そのままでいいんだ。
虚勢を張らず、かと言って卑下しない、つっけんどんな文章を書く自分でいい。
それが私の等身大だ。
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