BingAIをつついて遊ぶだけの回
・1400字強
・紙とペンで「あ」を書かせる
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・さすがにBing AIくんは「あ」という文字の字面は見たことないだろうから理解できないにしても、「12のステップに分けて説明して」という無理強いには答えてくれたのですげ~と思った。ましてや、AIはネットの文章を読んで学習しているであろうから、「紙にペンで文字を書くプロセス」のような、自明すぎて誰もネットで言語化しなさそうなことは知らないと思っていたのに、わかるんだね。AIには視覚も身体もないから紙にペンで文字を書く方法を直感では理解していないはずだと思う(シンボルグラウンディング問題という名前がついている)。でもそこもどうにかなるんだね。
・野生のオカピが普段考えているであろうこと
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・すごいね。「AIにはできないだろう」と思う事を軽々と超えて来る。チューリングテストも余裕でクリアしている。
・Bing AI、「調べて教えて」系の質問には普通に「調べたけど情報が出てこなかった」的な答えを返すことがあるけど、「考えて意見して」系の質問には「わからない」「思いつかない」と答えることがほぼなく、人間なら投げ出すような無茶ぶりにも、頭を捻りまくって応えてくれる。
・「機械なんだからこれでバグを起こすだろ」というような質問にも、普通に人間のような対応をしてくる。
・人間でもよく間違える問題を出してみよう
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・これは間違い。アが正解で、イウは間違い。
・この問題も、人間でも間違える。
【拡散希望】
— ヤグラ=ノールマン (@yaguranoruman) October 11, 2021
最終結果が信じられないので勝手に再掲
Aの身長は150cm
Bの身長は155cm
Cの身長は160cm
Dの身長は165cm
Eの身長は170cm
この5人の中で、Cの次に背が高い人は
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・人間より賢い。カンニングしてるのか?
・カタカナ8文字の言葉
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・文字数は全然ダメやね。
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・同じ質問を改良して何度か訊きなおしてみたけどダメだった。
・無限ループでバグらせる
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・ウーン、無限ループを起こしてバグってくれないかなと色々試したけど、無限ループも見抜くから通用しないみたいだ。
・コードの最適化
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・数学者ガウスは小学生の頃、先生から1~100までの数字を全て足すと答えは何かという問題を出された際に、答えは5050であると即答したそうだ。101が50個あるのだと直感で理解したのだ。
・その計算を100以外の入力値でも行えるよう一般化すると、「出力値 = 入力値 * ( 入力値 + 1 ) / 2」となる。
・1から100までの数字を全て挙げてグラフに起こして見ると、三角形が現れるのがわかる。その三角形の面積を求めれば1から100までの数字の和がわかる。積分である。
・Bing AIくんは見事に最適化できているけど、これはカンニングしている可能性もあるので、ネットに乗っていないコードの最適化ができるのかはわからない。「最適化できる冗長的なコード」の例を思いつける人は試してみるといい。
・乱数
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・「ランダムな数字を選ぶプログラム」は正しく書けるのに、Bing AIくん自身にランダムな数字を出させたら全然ダメで草。下のBing AIくんの出したランダムな数字はほとんど全部32の倍数だ。
・乱数というのは人間にも作れない。人間に「ランダムな数字を言って」と訊いても、そこには必ず作意が混じってしまうので完全にランダムな数字にはならないのだ。
・試しに、0~9の数字を使って、法則性のないランダムな5桁のパスコードを作って思い浮かべてみてください。思い浮かべましたか? そうしたら、きっとその5桁の数字には重複している数字がないことでしょう。(実際には、5桁のパスコードに重複した数字が含まれない確率は3割程度であるにも関わらず!)これがメンタリズムです。
・おわり