映画感想①
・2700字弱
・映画感想を長らく書いていなかったので、映画感想を書かなくてはならない。もはや私にとって映画感想とは屁のようなもので、摂取した作品が体内でグルグルと発酵してきて、出さずに我慢していると心地悪くなるので、定期的に放りださなくてはいけない。
・わざわざ私の屁を嗅ぎに来てる方々、人生楽しい?
・好感度の降順で書きます。
・バリバリにネタバレを含むので適宜自衛してね。
・メガマインド
・私の好きな映画ランキング3位に食い込んできた怪作。これからネタバレを書くので、まずは鑑賞してくれとしか言いようがない。
この映画を限界まで要約すると「正義のヒーローを倒した悪役は人生が退屈になり、自分と張りあえる正義のヒーローを作ることにした」というストーリーだった。私は悪役が好きなので感情移入しやすかった。
よくある勧善懲悪バトルアニメが始まったな~と思って観てたら急に「正義のヒーローがガチで死ぬ」というお約束破りの展開をしてきたので度肝をぬかれちまった。ここまで喋ったらもう十分だろう。見てくれ。
・超高速!参勤交代を再視聴
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面白いとしか言いようがない。
・”芋臭いキャラ”、愛くるしいな。茂吉(作中のモブ農民)が笑ったり怒ったり泣いたりしてるのを観てるだけでニッコニコになっちゃうな。ツギハギの服を着た農民が方言使いながらもっちゃりもっちゃり動いてるの、愛くるしいな。
幼少期から「イカしたキャラがキレキレのアクションをしてる作品」を飽きるほど観て来たので、もう一周回って「作者はなにを格好つけた作品を描いているんだ」というメタ的な冷めを覚えるようになってしまった。なので「芋臭いキャラ」って、気取らなくて、飾りっけがなくて、絶妙な人間臭さがあって、愛くるしいと思う。
・人類のテクノロジーが進歩するほど、「通信技術」とか「DNA型鑑定技術」とか、直感に反したことができるようになるので、逆に言えばテクノロジーが発展していない江戸時代は直感に即することしか起こらず、脳に優しい。
ローテクはハイテクに比べて話の展開の幅が狭いけど、でもローテクの方が創作との相性は高い気がしている。特に「銃」って創作と相性が悪いと思っている。
トイストーリーとかはその辺お見事なんだよね。人間はハイテクなんだけど、トイたちはその技術を自力で使えないので、ハイテクとローテクの良い所取りをした、非常に創作しやすい舞台となっている。お話の幅は広く、しかし直感に即したお話になっている。
(当方、隙あらばトイストーリーを褒めるブログでございます)
・超高速!参勤交代 リターンズ
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・続編は駄作の法則であった。
・VIVO
・情熱溢れる映画であった。
・👆Netflix公式が劇中歌のシーンだけyoutubeで観れる状態にしてくれていてありがたいのだけど、100分ある映画の25分分も公開してしまって大丈夫なのか? ちょっと1分だけみて気に入らなかったらブラウザバックするといい。私は冒頭1分で引き込まれたので。
・ソニック・ザ・ムービーを再視聴
・あまり演者を覚えることがない私が最近ジムキャリーさんという名前を覚えた。私が観たことある映画の、マスクの人、グリンチ、イエスマン、オラフ伯爵、エッグマンが同一人物だったとは知らなかった。
・エッグマンを演じるジムキャリーさん、めちゃめちゃ性格が悪いキレッキレの天才なので、見てて楽しくなっちゃうんだよな。なんで「めっちゃキャラが立ってる人」って、仮に性格が最悪でも見てて楽しくなるんだろう。
・見る映画やドラマを ”俳優” 基準で選びたいという拘り、その俳優が、その人ならではの味や癖のある演技を持っているなら共感できる。
私は滅多に俳優(ここで言う俳優とは女性も含む)を覚えることがないのだけど、それでもジョニー・デップ氏、ロバート・ダウニー・ジュニア氏、佐藤二郎氏、阿部 サダヲ氏、土屋 アンナ氏あたりはわかるし、その俳優を基準に映画を観たくなることも今後あるかもしれない。
しかし「与えられた台本を忠実に演じられるだけの、癖の強くない美形な俳優」をたくさん覚え、その俳優をもとに観る映画を決める方々にはちょっと共感できない(共感できないと言っているだけであって、悪いと言っているわけではない)。
俳優基準で観る映画を選ぶのは個人の自由なので好きにやってればいいのだけど、ただ、なにかしらの雑談をしてる途中で「えっあの俳優知らないの!? アレとかコレにも出演してるしテレビにもよく出てるよ!?」と言ってくる輩というのは世の中にたくさんおり、貴様らはもれなく深爪してしまえと思っている。
例えば「えっ君ポケモン好きなのに増田順一のTwitter追ってないの!? そもそも増田順一を知らない!?」とか「君クレしん映画好きなのに湯浅さん知らないの!?」とか言われてもダルいでしょ。
テレビで話題の芸人/俳優/スポーツ選手がいたとしても、それは「テレビを好む人間たちによる、おっきな内輪ネタ」である自覚を持って欲しい。常識というのはエコーチェンバーの中にしか存在しない。
・謎メキ! 花の天カス学園
GOOD。5歳児が主人公なのに、ここまで色鮮やかに ”青春” というテーマを描き切れるのか。大量の伏線をごく自然に貼り、気づかないうちに最後には綺麗な一枚絵になっていた。
”フェア” なので、子供向けのなんちゃってミステリではなく、本格ミステリとしても成立している。
・シュレック1
https://www.netflix.com/jp/title/60020686
やはり何度見ても安定の面白さがある。
作中ではシュレックは醜い怪物扱いされてたけど、しかし鑑賞者からするとシュレックって不潔だけど普通に愛くるしい見た目だし、思考回路も人間とそんなに変わらないし、怪物体のフィオナに至っては普通にエロいし、もっと醜い怪物にしてくれた方が感情移入できたなとは思った。
しかしマジの醜い怪物にしたら、私には刺さるだろうけど、万人ウケはしなくなるのだろうな。
・殿、利息でござる!
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面白かった。史実に基づいた話らしい。ずっと金の話をしてるので、人にとっては退屈かもしれない。
・次回と次々回も、好感度の降順で映画感想を書いていきます。
・おわり