【日記2024/8/2】読書感想文

・1900字強

・昔から自分の中で「ソシャゲやめたい」「積読を消化したい」という2つの課題が解決されないままだったけど、「ソシャゲをしたくなったら本を読め」というマイルールを設けることで、苦することなく2つの課題が解決しつつある。ソシャゲをする時間は減り、代わりにちまちまと積読を消化している。


・よりぬきサザエさん 8

 ブックオフで気まぐれに買ったまま積んでた。4コマ漫画。1979年に印刷された本なので、まだバーコードがない。

 面白かった。やはり現代でも有名な作品って、古くてもちゃんと面白いんだわ。

 当時のあるあるや機微が詰まっている。夫/妻の機嫌の取り方、ドジのごまかし、見栄の張り方、齟齬、勘違いなど……それから、ちょっと読者を騙すようなトリックも多い。

 サザエさん一家はあくまであるあるを描写するための触媒に過ぎないので、サザエさん一家のパーソナリティの掘り下げはほとんどない。

 現代を舞台に同じ漫画を描いたら、面白さは格段に落ちると思う。コンピュータの普及によって、外を出歩く必要が格段に減っているし、コミュニケーションも格段に減っているし、雑務も減ってるしね。暇な時間は趣味を嗜んだり出歩いたりせずにYoutubeショートを見る人も多いだろうし、「物理的空間をつかったあるある」が減っていて、ちょっとそれを4コマにするのは難しそう。

 やっぱり江戸ですよ。創作の舞台に最も適しているのは。


・ネコカクマク

・コミティアで買ったまま積んでた同人本。猫の絵の描き方をひたすら解説した78ページの本。ちょうど猫の絵を描いている所だったので参考になった。ただちょっと文章は酔ってる。


・漫画の必殺技辞典 あ行編

 これもコミティアで買ったまま積読していた。内容自体は「方々でよく耳にするコツ」を再紹介している内容なのだけど、単語一つ一つに数ページの漫画をつけている、熱意ある同人本だった。

 でもやっぱり文章はちょっと酔っている上に主観ごり押し。


・ウルトラセブン

 絵が上手すぎる。

1巻 p.72

 見せ場ではないコマですら全部上手い。

1巻 p.144

 絵が上手すぎて笑えることがよくあった。

 漫画は白と黒しか使えない都合上、ただ写実的に描いても美しくならない場合がある。白い部分と黒い部分が隣り合うように、そして白い部分と黒い部分の面積が大体同じになるように描いた方がコントラストが高くて見やすい。

 デフォルメが上手い人の書く漫画は「画面は白いのに、真っ暗に見える」という絵をよく描くけど、ウルトラセブンもまさにそんな感じだった。

・会話のみのシーンは1ページに9コマくらいミチミチに詰まっている(ちなみに現代では、1ページあたりのコマ数は5~7、多くても8程度が良いという風潮がある)。でもその分、見せ場がデカく感じるので、メリハリがあっていいね。

・いま気づいたけど、Kindleの漫画ってWindowsのソフトで読むよりブラウザで読んだ方が画質が良い場合があるな。Kindleのソフト版、そういう小さい不具合が多い。



・教養(インテリ)悪口本 Kindle版

 堀元さんの著書。安くなってたので購読。

・おもしろ雑学を集めた本なのだけど、「皆で教養的な悪口を言って行こう」というコンセプトにすることで、雑学を知ることに実用性を持たせようとしている本。

 この本で紹介されている悪口はどれも教養高すぎて、同じ本を読んだ人同士でしか悪口として伝わらないようなものばかりなのだけど、ジョーク本なので無問題。

 一番お見事だと思ったのは「世界で一番大きな花みたいだね!」という悪口。


・堀元さんはスラング遊びが好きな人だ。スラングオタクの興味が、アニメや特撮でなく学問とか雑学に向いていたらこうなるんだな。それって一番良いよ。皆も、同じ学部学科の人と、専門用語を語録化して遊んだらいいよ。


・この前、医療系の人が「最近占いをして貰ったのだけど、結果があまり的を射ていなかったからセカンドオピニオン貰いに行ってさ」みたいなことを言ってて、オモシレッとなった。

・これは情報工学系の学生の1年生あるあるなのだけど、プログラミングを習得できたらとりあえずTwitterで、自分の生活をプログラミング言語で記述するという冗談をやって、クラスメイトといいねしあうんだよね。

//宿題が終わってないのだけど、もう夜だから寝る
while(!isHomeworkFinished){
    workHomework();

    if(now == midnight){
        oyasumi();
        break;
    }
}

 こんな感じ。


・おわり

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