キースイッチテスターの楽しみ方
こんにちは、Mogma Productsです。
先日、キースイッチテスターSimplessをリリースしたところ、たくさんの反響をいただきました。ありがたい限りです。
一方でキースイッチテスターが世に必要とされているのか...?という漠然とした疑問も出てきたのでアンケートを取ってみることにしました。
私の予想としては「国内でもキースイッチの入手難易度は低いからボリュームゾーンは20〜30種類くらいなんじゃないかな〜」なんて考えていましたが実際にはそうではなかったようで、世間と自分の感覚の違いに気づくことができました。
ものづくりにおいて周囲とのズレを知るというのは大事であるということを改めて知る機会となってよかったです。アンケートにご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
と、内省はこれくらいにしておきましょう。
この結果でもうひとつ参考になったのが「世間のキースイッチに対する必要性」でした。当たり前ですが数種類しかキースイッチを購入しない方が多いのであればキースイッチテスターを必要とする人もそんなにいないということになるのではないか、と考えたからです。
なので、今回は少しでもキースイッチテスターに興味を持っていただくためにキースイッチテスターの楽しみ方についてご紹介できればと思った次第です。
キースイッチテスターは何のために必要なのか
いきなり核心的な見出しにしてしまいましたが、キースイッチテスターにおいてはあまり深く考えないほうがいいなと思っています。
持っているキースイッチを打ち比べるための置き場
気に入っているキースイッチの台座
ハンドスピナーの如く、キースイッチをずっとカチカチさせたい
おそらく理由はこういったところが大体だと思います。実はキースイッチテスターってホールの数だけ別々のキースイッチを装着しないといけない!と思われるかもしれませんがそんなことありません。
シンプルなキースイッチテスターですと押しても何も起こらないようになっているので押し放題。テスターの字の如く、好きな時に好きなだけ押していいのです。
考え事をしている時、情報収集している時、オンラインミーティングで上司がずっと話している時。
そうなんです!いろんなタイミングで人はキースイッチを押していいのです。そう考えると「自分はキースイッチをたくさん持ってないからキースイッチテスターは必要ないなぁ」と考えなくてよくて、もっと身近にキースイッチテスターがあってもよいのです。
キースイッチテスターの楽しみ方
もしかすると手持ちのキースイッチは押し慣れたものばかりかもしれませんがちょっと待ってください。もしかするとキースイッチテスターを通して新たな発見があるかもしれません。
幸い、筆者はSimplessというキースイッチテスターを製作しています。そこで、今回はSimplessを使ってキースイッチテスターの楽しみ方をお伝えできればと思います。
1つ目はスタンダードな使い方ですね。スタンダードポジションとでも呼びましょう。
縦に置くことで左右に配置したキースイッチを押し比べることができます。他と比較することによりいつも使用しているキースイッチの特性は押し心地への気付きが生まれるかもしれません。
2つ目は横に置いてますね。ミニキーボードポジションとでも呼びましょう。
写真で伝わるかはわかりませんが、横置きにするだけで何故か小さなキーボードに触れているような感覚になります。実際にキーボードでキーを入力しているようなタッチが楽しめます。
最後は握ってますね。ワイルドグリップとでも呼びましょう。
Simplessは縦長の形状になっているため、握ったときの手の収まりがよいです。ハンドスピナーのように手の中で楽しめます。
また、装着するキースイッチはお気に入り以外にしてみるのもいいかもしれません。筆者のトレンドはリニアでメインのキーボードもリニアになっているため、タクタイルやクリッキーなキースイッチをテスターに装着しておいてキーボードとの打ち心地の違いを楽しむ、といった使い方もおすすめです。
いかがだったでしょうか。
手前味噌なところもありましたが、この記事を通してキースイッチテスターを少しでも身近に感じていただけたのであれば幸いです🙌
あとがき
私が観測している範囲では
国内外で販売されているキースイッチテスター
キースイッチセット+キースイッチテスターという形で販売
個人で製作されているキースイッチテスター
など、探せばいろいろとありました。サイズの違いや機能的な部分、例えば入力が検知できるものなど様々なものがありました。
キーボード同様、キースイッチテスターに求めるものは人それぞれです。今回紹介したSimplessが一概によいという宣伝ではなく、好みに合わせてキースイッチテスターを楽しんでいただければという思いでこの記事を書いたということを最後に添えておきます。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは良きキースイッチテスターライフを!
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