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❓海Tips『東京湾にキューブ出現』

こんにちは!
海が大好きなモグラ『もぐろう』です。
経験本数500以上のダイブマスターで、昔はいくつかのダイビング現地ショップでバイトもしておりました。最近は、webの勉強をしており、何かスキューバダイビングに使えるwebツールを作れないかと奮闘中です。

サムネイルの画像、みなさん、どこ見てます??やっぱり目につくのは、東京のビル群ですかね??

もぐろう、本日ドライブで、若洲海浜公園に行って参りました。海をみると、、、あるじゃないですか!謎のキューブ、、、、

そう!注目してほしいのは、ビル群ではなく、手前のキューブ❕❕
海のど真ん中に、浮かんでるコレ、何だか知ってます??

今回は、もぐろうの海Tipsとして、コイツの正体を暴いていきたいと思います!!


💡キューブの正体は、、、『ケーソン』

あのキューブ、『ケーソン』といいます。コンクリートで造られた ”箱” です。作られたときは、中身空っぽなんですよ!そして、水に浮くんです。

そうです。コンクリートの塊だけど、水に浮くんです。想像できますか??でも、サムネの写真、浮かんでなくない??

おっしゃる通り。サムネのケーソン、安定してますよね。今、仮置き中の状態なんです。おそらく、この中身は、海水が入っているんでしょう。

だからナニ??って感じですが、実はこのケーソンすごく身近なものなんです。

みなさん、船乗るとき、釣りをするとき、港とか、漁港とか行きますよね??ダイバーの皆さん、天気(海況)の悪い日、どこかの港内で、ビーチエントリーしますよね??しますよね??天気悪くても潜りますよね??

実はこのケーソン、皆さん見てるんです。そして、その上歩いてるんです。

🚢港の構造

港や漁港、どうやってできてるか知ってますか??
実はもぐろうには、👇の画像のように見えてるんです。

とある漁港の画像です。漁港をコンクリートが、カクカク覆ってますよね??この一個一個が、ケーソンなんです。

左下の拡大図、大きさは推定ですが、オレンジ線のように、ケーソンが沈められています。(大体20mまっかくくらいが目安ですね~)

そして、少し小さくて見にくいですが、緑の重機で、ケーソンの各室に砂を入れてますよね。本番設置では、水より重く安定性の高い、砂で箱を満たすんです。

で、砂を入れ終わったら、コンクリートで蓋をしていっちょ上がり。皆さんがこの上を歩けるようになります。

この漁港だけで、何十個ものケーソンが作成/設置されてることになります。

⚒️ケーソンの設置

👆の画像、三宅島の漁港です。ケーソン、どこで作ってると思います??実は、東京湾で作ってるんです。
※工事の都合で、場所は変わるので、全部が全部東京湾というわけではないです。便宜上の表現です。

冒頭、「ケーソンは浮く」ということをお話したかと思います。
そうです。東京湾で作って、船でロープで引っ張って、島まで持ってくるんです!!

遠いし、大変ですよね、、、、
でも、ケーソンの製作は、静穏な海域でやりたいから、離島でやるのも難しい場合があります。東京湾内なら、比較的いつも静穏ですもんね!

途中で、転覆したりする心配もあります。浮体の安定計算をして、転覆しないバランスを計算して、ケーソンの設計や運搬計画をするんですよ。

現地に着くと、やり方は色々あるものの、起重機船(クレーン船)と、高パワーのボートを複数隻使って、位置合わせして設置します。

各船絶妙なコンビネーションで作業します。無線の声が行きかい、まさにお祭り状態ですね。

良い記事がありましたので、気になる方は下記ご覧ください!

🈡おわり

今回は、海に浮かぶコンクリートのキュー『ケーソン』のお話でした。

港湾施設、普段は目にしている、踏みつけているけど、実際どうなってるのか、あまり馴染みないですよね??

例えば、このケーソンの隙間とかに、小さい魚が住み着いたり、卵産んだりしてるんですよ。

離岸流の発生も、港湾施設の配置が関わっていたりするので、港湾施設/港湾土木の視点も踏まえて、海遊びをすると、また深い楽しみが生まれるかと思います!

今後も、もぐろう独自視点の海Tipsをnoteしていきますので、何かの気づきになれば幸いです!

励みになりますので、スキ/コメントいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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