槇原敬之「悲しみは悲しみのままで」が知りたい
サブスクでふと流れてきたこの曲をはじめて聞いたのはスーパーでの買い物中。危うく泣いてしまいそうになった。
急いで歌詞を調べて読む。
…聞きたい。
だけどしっかり聞いたら泣いちゃう。
1人でジックリ聞ける朝散歩で何度もリピートして思わず泣いた曲。
その日から何度も聞いて、noteの知りたいシリーズにも書きたかったけど、心がそこにいくまで待っていた。
待望のその日が来たので書きます。
色々なことがあった槇原敬之さんだけど、この方はとっても日常に溶け込んだ歌詞を書いてくれるから、すき。
「半透明のゴミ袋」っていう言葉が出てくる曲を他の人で聞いたことないよ。
歌を聞いていて歌詞が聞こえてくる人って少ないんです。(私の中で)
大体はメロディが勝っていて、いつの間にか口ずさんでいて、そのあと歌詞を理解することが多いのだけど、槇原さんの場合はその情景が映像で見えるというかその辺にありそうな出来事にメロディを付けてくれているよう。
2021年リリースアルバム【宜候】
[“宜候(ようそろ)”とは、航海⽤語で船を直進させることを意味する操舵号令]
すごくメッセージの詰まったアルバムで聞きごたえがあるのだけど、その中の1曲としてこの曲が収録されていました。
「悲しみは悲しみのままで」
亡くなった人を想ったり、もう会えない人への気持ちを伝える曲ってあるけど、見送る側の気持ちをとにかく暖かく表現してくれていることがなんとも心に刺さって、とてもとても好きなんですよね。
さらに、コンサートの曲紹介でこんなお話をしていました。
もーね、すごい。
ここで「自転車のかご」って言うのがすごい。
ザ日常。
私の想いも同じなんです。
人は亡くなるのだけど、残された人には日常があって。
普通に過ごすためには忘れたり考えないようにすることも時には必要かもしれないけど、それでも心の中にはずっといて欲しい。
お墓でもなく仏壇でもなく指輪でもなく、自転車のカゴぐらいが凄くちょうど良い距離なんだよって今の私は思えたので、今日この記事を書いています。
セルフ解説動画もありました▼