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ジェラートメニュー その1:はったい粉
ジェラートショップもぎたてありだのメニュー紹介です。
大人気の商品や定番商品。新作や失敗作を紹介していきます。
商品紹介
はったい粉
大麦の粉を炒って、粉にしたものです。類似するものは各地にあり。地域により、呼び方はいろいろあるようです。麦こがしとか。
きな粉のような風味ですが、もっと香ばしい感じがする。和風ジェラートになります。
この”はったい粉”、和歌山では、年配の方によると砂糖を加えてお湯で練っておやつにしたとか、茶がゆに入れて食べたとかお話を聞きます。最近ではあまり食べられていないようです。
当店では、ミルクベースに合わせて作っています。黒蜜を作って、上にかけたりすると、美味しいメニューです。色も名前も目立たない商品なので、いつもショーケースの端っこにいます。
メニュー化のいきさつ
元々FOODEXで、北海道でモルツ(麦芽)を使ったアイスを作っている方と知り合い。試食させていただいたところ。大変美味で、僕も作りたいと相談したところ。モルツは、ほぼ酒造に使われるため入手が困難と聞きあきらめていました。
ある時、地域の年配の方から、はったい粉のことを聞き、同じ麦ならできるんじゃないかと思って、作ったのがいきさつです。
ゲストの評価
年配の方:懐かしい。食べてみたい。
若い人:ナニソレ。試食後美味しい。
意外とハマる人は、大好きになるようで。会うたびにリクエストされます。
はったい粉自体を知らない人は、「はったい粉ってなんですか?」って聞いてくるので、コミュニケーションツールとしても需要な商品です。
健康にいいという、イメージもあるのか、大人の女性に人気です。
抹茶とか黒ゴマとか、和風ジェラートとダブルが美味しいです。
総合評価
良い点
目立たない子ですが、あると目を引くメニュー
他のお店では、ほぼないので珍しい(きなこはありますけど)
郷土の食材であるので、受け入れられやすい。県外の人は、食材自体が珍しい
香ばしい風味が、他にないフレーバーで味変になる
健康にいいイメージ
安い。値段の変動がほぼない
和歌山では入手がしやすい
悪い点
乾燥しやすいようです。
固まりやすく溶けやすい。
アレルギーの表示義務はないですが、小麦アレルギーがあると大麦反応が出ることもあるようなので、注意が必要
地域の伝統食材を、県外の人・若い人に伝えられる。
年配の人は懐かしんでもらえる。
ゲストとコミュニケーションが取れる。
お値段もリーズナブル。
何より、香ばしい風味が美味しい。もぎたてありだの準定番商品です。