看護師のお金に対する意識が低い理由
本日は看護師とお金の意識というテーマについて話していきたいと思います。
個人的見解も多く含まれているのでご了承ください。
看護師のお金に対する意識が低い理由
まずテーマの看護師がお金に対して意識が低い理由について、私なりに解説していきます。
理由はお金に携わる機会がないからです。
※ここでいうお金とは「収益」や「利益」などを主に指しています。
言われてみるとそうだと思いますが、我々看護師は業務中にお金に関わる機会はほとんどありません。
また医療の現場では診療報酬というルールから、報酬が点数によって定められています。
ひとつひとつが「〇円」というように表されていれば変わったかもしれませんが、点数制度という観点からも「お金」「収益」というものに関心が薄れていると考えられます。
その証拠に自分の病院で行われている手術や検査、物品のコスト代などを把握している人はほとんどいないでしょう。
もちろん主任クラスの役職がついている方であれば、仕事上把握しているとは思いますが、平の看護師であればそんなことなど気にも止めないはずです。
お金に携わる機会が少ない
これが看護師のお金に対する意識が低い理由です。
お金と看護の質はイコール関係?
それはないのでは?と思われがちですが、あながち間違いではありません。
聞く人によってはお金の汚い話に聞こえるかもしれませんが例をあげます。
処置や手術一つ一つがどれくらいのコストがかかるかを理解するとどうなるでしょう。
「この処置で患者さんは〇〇円負担しているから、その分頑張らなくては」
全員がこうなるとは思いませんが、明確なコストを理解していると少なからず看護のモチベーションや質の向上につながるのではないでしょうか。
以前働いていた職場で看護師のコスト意識を上げるために、それぞれの物品の値段を休憩室に貼り付けだことがあります。
それにより私も含め、物品ひとつひとつを無駄にしないように心がけることができました。
これらから分かるように
明確なコストを把握することは、看護の質の向上や無駄の削減につながると考えられます。
訪問看護はコスト意識が高い
少し話はそれますが、訪問看護で働いている看護師さんはコストや報酬への意識が高いと言われています。
訪問看護の報酬は1回あたりの訪問によって定まっています。
例えば、1時間訪問で8000円
介護保険と医療保険で詳しい報酬は変わってきますが、ある程度の報酬は目に見えてわかります。
病院と違って訪問看護の方が報酬の計算がしやすいともいえます。
また訪問看護は私たち看護師が主になって経営をすることも多いです。
このようなことから、訪問看護のコストや報酬への意識は比較的高いと言えます。
まずは身の回りのコストに興味を持つ
無理にコストや報酬について調べる必要はありませんが、まずは身の回りのことから少しづつ興味を持つことが重要です。
病院では加算や必要度など知らなくてもいいようなことはたくさんありますが、知っていることで加算の取り忘れ防止にもつながります。
「看護をやるために看護師なった。コスト管理は上がやれ。」
このような意見もあると思うので、もちろん強制はしませんが
看護師におけるお金というテーマに興味がある方に本記事が少しでも役に立てばいいなと思います。
最後までご視聴ありがとうございました。