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タイパ○時短で「読むジークアクス」1時間→10分【監督インタビュー編】『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』クリエイターズトークvol.2他
続き見たィ!見たいよォ!ジークアクスゥッ!(挨拶)
忙しい人シリーズ第1弾です。
監督の言葉を中心に抽出して、1時間を超える「クリエイターズトークvol2」他、の動画を4000文字前後(約10分)で要約します。(AI is not used)
▼こんな方にオススメ
・動画を見たいけど1時間は長い、忙しい。
・監督の発言だけを見返したい。
・通勤中・休憩中にサクッと情報収集したい。
毎日忙しくされている、皆様の役に立ちたい。
そんな思いで要約しました。
↓他の記事も書いてます↓
※時系列にまとめているのでは無く、動画全編を通して関連のあるチャプターにまとめています。
▼お好きな所から読んでください。目次内クリックで飛びます。⭐︎は長いです。
✳︎内容の聞き違い、発言者間違い、解釈違いもあるかもしれません。大きな心で見てください。
⭐︎公開後のファンの反応
<世間では公開からすぐ大混乱。ざわついていた>
(鶴巻)ガンダムファンなら、私やカラーに一言言いたい内容だと思っている。(前田)ファンから「庵野一味」と呼ばれていた笑
<シネマトゥデイ>
(鶴巻)鶴巻でガンダムやらない?と、サンライズよりオファーがあった。
(鶴巻)やりたいけど、ガンダムの監督をするほど、ガンダムを好きな自信ない。
(鶴巻)宇宙世紀とオルタナティブ。「どっちかをやって」と言われた訳じゃない。
(鶴巻)でも先方(サンライズ)は恐らく「オルタナティブをやるんじゃないか」と思ってたと思う。
(鶴巻)話が来た時から、全然そんなことは考えてなくて、こっち(宇宙世紀)でしょ、と思っていた。
(鶴巻)ifの話なので、サンライズから「NGが出るんじゃないか」と思っていた。思ってたが、企画を出した。
<シネマトゥデイ>
(鶴巻)あくまで先行上映。こんなにヒットするとは思わなかったので、嬉しい。
(杉谷)来場者100万人はありがたい。最初は不安だった。ずっとXを見てた。たくさんの優しいコメントがいっぱいで、スタッフも喜んでいる。モチベ高くTVシリーズ作っている。
(鶴巻)第三弾入場特典でメカ編フィルム『白いガンダムが、ビームサーベルを抜くシーン』を引く。強運。
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監督とガンダム
『サイバーコミックス』を見て育った。※注1
(鶴巻)正史ではないガンダム。ガンダム忍者、魔法少女などのお遊び。もちろん公式ではない。(ガイナックス関連)
(鶴巻)ゲーム『ギレンの野望』自分はやったことないけど、やったら面白いかなと思って(今回のサイドストーリー的なものを)やった。
(鶴巻)一年戦争(改変)はファンから「怒られるだろうなぁ」と思ってやってた。怒られる覚悟でやっていた。
(鶴巻)架空戦記の仕掛け方は、たくさん読んでいるので、やり方は分かっていた。
(鶴巻)アムロが登場しなくなったこと。含めて、ファンがどう思うか気にしていたが、やりたいようにやった。
(鶴巻)『シャアがガンダムに乗って、立ち上がるまで』でいいんじゃないかと思っていた。
(鶴巻)そこから先はナレーションで、ドキュメンタリーぽく歴史がこうなりました。という、ボリュームで考えていた。
(鶴巻)5分くらいサラッとやる予定だった。その後、マチュ達の話になって、回想でシーン(beginning)を考えていたが、TVシリーズの尺にハマらない。
(鶴巻)山下さん(メカニカルデザイン)から意見が出て、アバン(アニメなどのオープニング前に挿入されるシーンや、そのシーンの略称)を、別に回したらどうか?とあった。
(鶴巻)結果、独立させて長い話になった。
(鶴巻)ぼく真面目なので、ちゃんとジオンが勝つ戦争を描く気でいた。アムロのせいで連邦が勝ったわけではない。国力の差です。(アニメ)カメラが向けられているから、そう見えるけど、そうじゃないんですよ。
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(鶴巻)だが、「ガンダムでいる以上「ガンダム」で勝たなきゃダメじゃない?」と考えた。
(鶴巻)ガンダムにシャアが乗ることが、ガンダムらしいなと思った。
(鶴巻)ビグザムの量産の話は監督から出した。
(鶴巻)ガンダムは、人を本気にさせる。それぞれ、自分の中の「ガンダム観」がある。
(鶴巻)こだわりポイントは人によって違う。だからちょっと怖くなる。
戦闘シーンのこだわり
(榎戸)戦闘シーンにビームライフルの撃ち合いは面白くないやめてください。と監督に言われた。「じゃあ何で戦うんですか?」
監督「武器は、ヒートホークだ!」
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(鶴巻)ビームライフルやビームサーベルだと、簡単に終わって面白くない。ザクのヒートホークで戦う。
(鶴巻)富野監督から聞かされていた、オモチャ会社(バンダイなど)とのやりとり。そういうのをやってみたかった。
山下さん(メカニカルデザイン)に「オモチャ映え、ガンプラ映えするよう」お願いした。
⭐︎キャラクターについて
(鶴巻)シャアとシャリアブルの関係性。シャリアブルというキャラに余白あった。
(鶴巻)僕も覚えていなかったが、榎戸さんが25年前に、フリクリ(鶴巻監督作品)で「シャリアブル、面白いよね」みたいな話をしていた。
(鶴巻)小説版では、重要なパートナーになると言う話もあるので、それはあったんだろうな。※(色々)可能性を見出す(意味深)ファンアートなど。
(鶴巻)シャリアブルリメイクは面白いんじゃないか、と樋口真嗣さん(シンゴジラなど)や、あの界隈(旧ガイナックス)ではあった話。掘り下げてみたいと思った。
<好きなキャラクター>
(鶴巻)「主人公たち三人」と言いたいところだが、(他の方で)出たので、『エグザベ』と『コモリ』は、今回の作品で独特の特徴的なキャラなので推していきたい。(余談:庵野さんもコモリ推し)
(鶴巻)(エグザベは)富野さんの作品には、出て来ないキャラかな、と思った。そこを上手くガンダムの世界で描いたら面白いかなと思って作った。
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<ポメの性別>
(鶴巻)性別は決めていない。
この場で決めますか?
(鶴巻)犬を飼ったことがないので、オス・メスでどう違うかわからない。
(鶴巻)ポメラニアン自体の設定がなくって、竹さん(キャラクターデザイン)があの集団を描くにあたって書いてきた。
(鶴巻)それで犬を飼っている、という所を拾ってきて、『ポメラニアンズ』っていう名前も最初は全く無くて、あくまで竹さん側のアイデア。
(鶴巻)マチュが犬系とかは意識してない。竹さんは考えがあるのかもしれない。ポメラニアンはジェジーが可愛がっている。
(前田)修二は面白い。アーティストがビジョンを見るアイデア。これは監督じゃなく榎戸さんかな。
妄想のお話
シャリアブルは義眼!?(オタクたちの想像上の話)
ガンダムを探す際に、瞳孔がクルクル回る目のディティール。
(鶴巻)目を凝らしている表現だと思っているんだけど、松原さん(デザインワークス)は真面目だから、「あれはああいう、絵として成立している。義眼で機械の目が回ってるんじゃないの。」という話あった。
⭐︎庵野秀明という存在
(鶴巻)架空世紀のアイデアは、庵野じゃなく、カラーから。それが上手いこと通っちゃった感じ。
(鶴巻)(前半パートを作るという話になって)変なもの(庵野)が横から笑。庵野さんのアプローチがすごい。
(前田)ファン(庵野)の願い叶ったね、という内容。
(前田)庵野のやりたいことと鶴巻監督がやりたいことがどっちも分かる。結局庵野に付き合った。
(鶴巻)庵野は解像度が高い。ファーストに対して解像度高い。富野メモ※注2にも言及。映像化されていなかったガンダムの設定からキャラのセリフ。MSV※注3シリーズの設定まで含めて解像度が高い。全部落とし込んでいく。
(鶴巻)ドキュメンタリーっぽくして歴史上の人物としてシャアや他のキャラクター描こうとしたが。庵野はそこができちゃう。
(鶴巻)パンフでは富野さんを(庵野が)憑依させてると語っていた。そこができるのがすごい。そこは僕ではできなかったかな。
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(鶴巻)庵野の脚本が、(シャリアブルとシャアが)ワインを飲むシーンなど。庵野は狙っていないと思うが、そういう雰囲気(意味深)が出る。パートナー制をより強度高く描いた結果、そうなっちゃったのかなという。僕の印象。
(鶴巻)自分と榎戸さんはそこまで考えてなかったが、あくまで小説には2人がパートナーとして描かれている。
(鶴巻)(庵野脚本の)台詞回しが富野さんのような感じ
。
(鶴巻)自分が一年戦争を描く上で不安だったところが、富野さん風になるかどうかだった。自分や榎戸さんでは、そこまで解像度高く作りきれないだろう。
bgm選曲については?
(鶴巻)庵野ですね。めっちゃ口出してる。サブタイの音楽は指定されてなかった。されてたっけ?あの音ですよね、指定というより迷ってた。庵野自体はサブタイ無し。(監督的には)あってもいいかって思って入れた。
(鶴巻)(庵野は)音楽に対しても解像度が高い。どのシーンでどの曲をかけるのも決める。車でいつもサントラ聴いている。作品が身近にある。
<シネマトゥデイ>
(鶴巻)数日で(庵野から)プロットがノリノリできた。庵野より適応者はいない。(こちらとしても)願ったり叶ったり。
(鶴巻)とても怖いこと(beginningパート)を庵野はやっている。あそこまでやれない。もっとカッコつけちゃう。
(鶴巻)あそこまでファンの二次創作みたいなのをできるならいいと思っていた。
(鶴巻)もうちょっと格好つけちゃう。自分なりに、もっと、こう、ありたいけど。セーブしちゃう。
(鶴巻)別のやり方で表現しちゃう。
(鶴巻)エヴァから解放された庵野は、リミッターが外れ、「トップをねらえ」をやってた頃の庵野の感覚。
(鶴巻)「ナディア」とか。「トップをねらえ」は直接関わってないが、「ナディア」やってる頃のオタク感全開。
(庵野)榎戸や監督は、富野監督に遠慮して見える。「遠慮しなくていいんだよ!」
その他のお話
(鶴巻)Gガンダムもあったし、クランバトルもやりやすかった(相手の頭落としたら勝利など)
(鶴巻)コンチ(シュウジの頭のロボ)のみかん箱イメージは、四角いのでなんとなく。
(鶴巻)今日コーヒーをこぼしたので、隠すために胸元にフリクリのバッジをつけてる。匂わせではない。
(榎戸)「ジムとリックドム」どっち強いか、監督と1時間話した。※監督はジム派、榎戸はリックドム派
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知名についての質問
(鶴巻)0080ポケセンガンダム内でサイド6でも、リボーコロニーとか具体的に固有名があった。
(鶴巻)ジークアクスの世界でも地名あるよな。地下鉄のシーンもあるから、「知名出せるな」と思った。
(鶴巻)イズマコロニー(榎戸案)など地名考えるの好き。日本ぽいイメージ。
(鶴巻)第二公用語で日本語を使っている設定。日本の古い地名にも聞こえるし、コロニーぽい名前にした。
(鶴巻)半分日本語ぽくない知名。
鶴巻監督という男
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鶴巻さんはコミュニケーションの権化。素朴。
厳しいが、人が集まる人物。
(鶴巻)まだ完成していないが、上手く(映画のヒット)行った感じ。杉谷くん(プロデューサー)の功績になって嬉しい。
(鶴巻)サンライズから杉谷くん(プロデューサー)、カラーに話があった。杉谷くんにはシン・エヴァの時に進行などで苦労させた。恩返しをしたいというのもあって受けた。
お疲れ様でした。
以上になります。
またインタビューなど長いものがありましたら、要約出来そうなものはやろうかな、と思います。
お時間に余裕がある方は下から該当動画をご覧ください。それではまた!
読んでくれて、ありがとうございます!mogg
▼参考動画
▼ここからは注釈の説明になります。
▼長いので見なくても大丈夫です。
注釈①サイバーコミックス
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1980年代後半から1990年代初頭にかけて、ガンダムファンを熱狂させた伝説の雑誌。ガンダム専門誌の先駆け。
それまでにもガンダムを扱った漫画雑誌は存在したが、「サイバーコミックス」はガンダムシリーズ専門誌として、より深く、よりマニアックな作品を提供することに重点を置いていた。
独自の視点と世界観
掲載された作品は、単なるアニメのコミカライズに留まらず、独自の視点や世界観でガンダムシリーズを捉え直したものが多くあった。
一年戦争の裏側や、モビルスーツ開発秘話、キャラクターたちの知られざる過去など。
作品群
「サイバーコミックス」からは、多くの作品が生まれました。
アウターガンダム:一年戦争以前のMS開発者と無人MSを主軸にソロモン攻略戦の側面を描いた作品。
機動戦士ガンダムF90:F91の前身にあたるMS・F90を軸にした戦記物。
Gの影忍:異色の時代劇風ガンダム外伝。
MS Saga:MS開発の系譜をドラマティックに描いた作品。
後継誌と影響
「サイバーコミックス」は1992年に休刊となりましたが、その精神は「MS SAGA」や「月刊コミック電撃大王」といった後継誌に受け継がれました。
活躍した作家たちは、その後もガンダム関連の作品に携わり、ガンダムシリーズの発展に大きく貢献した。
注釈②富野メモ
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富野メモとは、アニメ監督の富野由悠季氏が制作現場で書いた様々なメモや資料のこと。
企画書、脚本、絵コンテ、設定資料、ライナーノート、日記や手紙などがあります。
手書きで独特の表現が多く、作品に関する豊富な情報が書かれており、アニメ史における貴重な資料とされています。
注釈③MSV
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MSVとは、Mobile Suit Variations(モビルスーツバリエーション)の略で、ガンダムシリーズに登場するモビルスーツ(MS)のバリエーション機のことです。
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