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「4%を掴み取れ!」ガンダム歴代視聴率とジークアクスが目指す未来の話『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』【分析】

「視聴率に意味は無い。必要なのは、再生数やXでどれだけバズったかどうかだ。」

心からそう思っていました。
しかし、歴代ガンダム視聴率を調べていくと、視聴率こそ、未来を測る「ものさし」でした。

『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の今後を占う上で、歴代ガンダムシリーズ視聴率の確認・多角展開するボーダーラインを分析していきます。

人気を測る指標として、視聴率は弱くなりました。

現代はインターネットの時代です。Youtube、SNSの再生数、閲覧数が話題のバロメータになります。

とはいえ、

『視聴率で今後の作品の進退』

が変わります。ジークアクスは、どこを目指してTVシリーズへ臨むのか。

その先に目指すものは何でしょうか?

歴代ガンダムシリーズ、視聴率は?
ジークアクスの視聴率、何%なら成功?
成功した作品、未来はどうなる?


などの疑問を解決します。

結論:平均視聴率4%が上位ライン!

それではれちご!


▼興行収入に関してはコチラ

▼最新記事はコチラ(特別映像の感想)


ジークアクスの放送時間帯

視聴率を測る上で、「視聴者層」と、「視聴時間帯」は切っても切れません。

これらを無視して、ヒット作はありません。
放送時間は、視聴してほしいファンを決める上で最重要項目です。

予想として、ジークアクス放送時間帯は、
『日曜17時枠』です。

▼2月23日追記4月8日(火)24時29分で放送とのアナウンス。全然読めませんでした!!日テレ系ということも考慮すべきでした。

広く答えるならば『金土日17時.17時半.18時』です。

まずは過去シリーズを確認し、ジークアクスがどの時間帯に放送されるのか?を確認します。

ガンダムシリーズ作品(視聴率不明除く)の放送時間の傾向です。

【金曜:17時枠】5作品
【土曜:17時半枠】3作品
【土曜:18時枠】4作品
【日曜:17時枠】6作品
【その他】
キッズ枠(ビルドファイターズ等)は月火水18時枠 
大人枠(ORIGIN)月曜深夜0時帯 (UC)ほか朝7時帯

『視聴者層』を意識した放送時間です。
(当たり前ですが)

キッズ枠(平日18時)
大人枠(深夜・早朝)

ここにジークアクスが入るのは、考えにくいです。

近年の作品で、「AGE」「Gレコ」「鉄血」「水星」などは、【日曜:17時枠】であるため、ジークアクスもこの放送枠が順当だと思います。(外れました)

Gレコスキ

ただし、種00の土曜18時枠の可能性もあります。
外れました

▼放送日が決定したので記事書きました



ガンダムシリーズの視聴率

さて、肝心の視聴率に関して考えます。
視聴率を追い求めるのは、主に「スポンサー」が影響する為です。スポンサー(広告主)が納得する視聴率を取れないと、即、切られます。(打ち切りや多角展開終了)

スポンサーが満足する「数字」はいくつでしょうか?
ジークアクスに課せられた、数字として、

★成功視聴率4%~6% 
★失敗視聴率1.8%以下

この数字は、スポンサーとして「多角展開する」「切る」の指標になります。
何故そうなるのか。過去シリーズの平均を参考にします。

ガンダムTVシリーズ平均視聴率(20作品)
平均3.6%(中央値3.4%)
最大値6.4%(最小値1.4%)

ガンダム作品の平均視聴率1位は、Zガンダム6.4%  次点でガンダムSEEDの6.1%です。

平均視聴率下位作品(キッズ枠抜き)だと、ガンダムU.C1.7%Gのレコンギスタ1.8%になります。

視聴率下位の作品

「ガンダムユニコーンは視聴率が悪いのに、人気作じゃないか?」と思う方もいると思います。

ガンダムユニコーンのTV版はOVA 版の編集版です。
時系列でいうと、
小説版(2007)→OVA(2010)→TV放送(2016)
となります。

OVAのDVD、Blu-rayは累計出荷190万枚の超ヒット作です。
熱心なファンはOVA版試聴済み。TV版は、日曜朝7時放送ということもあり、録画で確認していたと想像できます。

※Gのレコンギスタに関しては、富野作品の最新作として非常に特殊な立ち位置になるので、触れません。

視聴率上位の作品

Zガンダムの平均視聴率が高いのは、時代背景も多分に含まれていると思います。1stの初回クール、平均視聴率は5.3%ですが、再放送1回目は13%、2回目は17%と、尻上がりで人気を獲得していきます。

伴って、続編にあたるZガンダムの平均視聴率が上がったと考えられます(ZZも平均視聴率6%)

1st、Z、 ZZの放送が1979年〜1986年頃なので、当時のTV人気も考えると、より有利な形で放送出来ていた筈です。

どちらがお好きですか?

ガンダムSEEDはどうでしょうか。SEEDが放送された2002年代。インターネットの歴史と照らし合わせると、なんとなく理由が見えてきました。

1999年に2ちゃんねるが開設され、掲示板ブームが起こります。その後ブログやSNSも賑わっていくのですが、いわゆる「ネット利用の一般化」が顕著に進んだ時代です。

当時ISDNなどが主流な時代に、高速通信のフレッツADSL、FTTH(光回線)が都市部で登場。

ネット回線が速くなり、ガンダム作品で初の配信サービスも開始。PCでガンダムSEEDを見る(放送1週間無料)こともできました。

ガンダムに限らず、インターネットで議論をすることが盛んになり、良いも悪いも話題を集めました。

また、キャラに重きを置いた物語、1stオマージュを感じる内容、第2次ガンプラブーム、キャラの美少年化議論などなどetc

このような時代の流れと話題性で、SEEDは高い平均視聴率を維持していたと考えられます。


ヒット作の条件

前記事でも書いたように、ジークアクスはガンダムシリーズの長い歴史を見ても、劇場版の興行成績は目を見張るものがあります。

ネタバレ厳禁の宇宙世紀匂わせ、エヴァの庵野、鶴巻、榎戸、カラーとのタッグ、どれを置いても話題性に事欠きません。

では、ジークアクスの視聴率はどのくらいで成功と言えるでしょうか?

結論:平均4%取れたら大成功!

4.5〜5%を超えるようであれば、多角展開(劇場、ゲーム、続編化)は間違いないでしょう。

言うまでもなく、SEEDはアニメ関連作品だけでも3作品、総集編も多数、ゲーム、劇場版なんでもござれな状態。

強い(強い)

SEEDはちょっと強すぎるので、対象をガンダム00に移して考えてみましょう。

ガンダム00(2007年)は平均視聴率4.8%(最高6.3%)、総集編、ゲーム化、劇場版(興行収入8.6億円)、なんと舞台化までしているヒット作品です。

ジークアクスが目指す目標としては、ガンダム00が良いのではないのでしょうか。

ガンダム00は1期・2期で計50話、2008年終了、2年後の2010年に劇場版放映。2022年舞台化。長い間愛されていて、尚且つSEEDよりも数字が現実的なラインです。

ただ、00のファン層がそのままジークアクスのファン層かと言われると、ハッキリ「違う」と言えるでしょう。

いけるか...?!

アイドル、推し活的要素は中毒性が高く、人気・収益が上がりやすい傾向にあります。

ジークアクスは新規参入を除き、ガンダム初期の古参ファンが多いはずです。

この層を落とすには、過去オマージュ、渋いMS、泥臭い物語、などが必要(偏見)です(よね?)

しかし、ジークアクス本編は明るく、キラキラな面も多く、キャラの表情などもコミカルです。明らかに新規層をターゲットにしたキャラ設定でしょう。

今後展開していく中「古参ファン」「新規ファン」のマリアージュでTVシリーズに人気が出るのか?

視聴率4-5%を平均でこなせる場合には、00のように、新作劇場版やゲームなど多展開化も見込めます。

個人的にはSEEDライン(平均視聴率6%台)に乗ってもらって、新たなガンダム史を築いてほしいです。(ちょっと厳しいカモ🦆)

水星の魔女

ジークアクス前の最新TVガンダムも確認します。

ガンダム水星の魔女(2023年)は平均視聴率2.8%(最終回1.4%)の作品です。

人気の良し悪しはあれど、話題性・多様性もあり、MSもスタイリッシュで、ジークアクスと同じ女性主人公です。

内容に関しては未視聴の私が多くは語りませんが、ミオリネさん含むキャラへの物議、戦闘シーンの物足りなさ、主人公・キャラへ共感のしにくさ、「ガンダムらしさ」が無い、などの言及もありました。

ともかく、ガンダム水星の魔女は、商業的にはヒットと言えるか「微妙なライン」なのは変わりないです。

ジークアクスには、水星の魔女を礎として、キャラの言動・共感性・古き良きガンダム臭さを忘れずに描いて欲しい所です。

学園ドラマのような展開は、多くのガンダムファンが望むところではなかった、と言うことでしょうか。マチュは学生服。...まさか、な(怯)

造形スキ₍ᐢ • ᴥ • ᐢ₎

私はスレッタのタヌキ顔が好きなので、今後楽しみに視聴したいと思います(厚いフォロー)


雑感

さて、今回も長々と分析していきましたが、ジークアクスの目指していく数字、展開などが少し見えたのでは、と思います。

数字は残酷な世界ですが、高視聴率を獲得すればファンの希望に沿った形で多角化されていきます。

そんな私たちにできる事は、ジークアクスを盛り上げる事。たくさん劇場へ行き、TVシリーズを見て、グッズを買って、感想を呟く。

今後も展開を見守り、応援しましょう。


▼近況
私は、と言うと、3回目の劇場視聴を終え(フィルムはエグザベくんが警察ザクに待て🫷しているシーンでした)、4回目の特典をゲットすべく、日程を決めている所です。

PMeeeeeex


本放送が始まる前に、色々と思考を巡らせるのは楽しいですね。

今後も、ジークアクス関連の記事をアップする予定です。お暇な時に、覗いてみて下さい。

読んでくれて、ありがとうございます!mogg



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出典:https://no0blog.com/anime-gundam-tvdata/
幽封館。ゆんぷるblog様

| 順位 | 作品名 | 視聴率 |
|---|---|---|
| 1 | 機動戦士Zガンダム | 6.4% |
| 2 | 機動戦士ガンダムSEED | 6.1% |
| 3 | 機動戦士ガンダムZZ | 6.0% |
| 4 | 機動戦士ガンダムSEED DESTINY | 5.4% |
| 5 | 機動戦士ガンダム | 5.3% |
| 6 | 機動戦士ガンダム00 1stシーズン | 4.8% |
| 7 | 機動戦士ガンダム00 2ndシーズン | 4.5% |
| 8 | 新機動戦記ガンダムW | 4.3% |
| 9 | 機動武闘伝Gガンダム | 4.1% |
| 10 | 機動戦士Vガンダム | 3.9% |

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