見出し画像

フライデーおじさんを使いたい。

使いたいから、愛でたいから、欲しいのであって、お迎えするのであって、決して眠らせるために買うわけじゃあないんだ。


この間『金曜ロードショーとジブリ展』に行った。

そこでいくつかのフライデーおじさんグッズをお迎えした。ついつい手が伸びたフライデーおじさんの可愛さを見てほしい。

パラパラフライデーおじさんメモ。
パラパラまんがみたいに
フライデーおじさんが動く。
楽しくて可愛い。
フライデーおじさんユニボールワン。
オレンジ色のコロンとしたフォルムが可愛い。
フライデーおじさんシール。
箱もシールも部分的にキラキラ。
可愛い。
フライデーおじさんノート。
金の箔押し。漂う高級感。可愛い。
(いわゆる『高級ノート』お値段なので、
お値段はあんまり可愛くない)
フライデーおじさんマルマンスケッチブック。
色味がフライデーおじさんにぴったりで可愛い。


使いたい。
使いたいから、お迎えしたのだ。
使わなきゃもったいない。
でももったいなくて使えないのだ。
でも使いたい。

楽しく使うことへの期待と、使ってしまえばそれがなくなるという喪失感。この相反する気持ちに毎回悩まされる。

この葛藤は、フライデーおじさんに限ったことではない。
いくつもの「使いたい、使わなきゃもったいないのに、もったいなくて使えない」グッズたちが、今か今かと出番を待ちわびている。特に福山さんのグッズたちよ。

「使う or 使わない」で購入を決めることを覚えたはずなのに。(正直に言うと「欲しい」の直感だけで購入することもまだあるし、「保管」で購入することもある)
実用性抜群のグッズたち。メモ、ペン、ノートは特に馴染みもある。
それでも使われないグッズたちになんだか失礼な気さえしてきた。使わなければかわいそうだ。
使われるためにきっとこの世に生まれてきたに違いない。その使命に応えなければいけない。


まずは直近のフライデーおじさんを使いたい。使おう。
手始めに、使いやすいメモを使ってみればいいじゃない。
手帳に貼ってみればいいじゃない。

今年はほぼ日手帳を(オリジナル)を使っているし。
なんでも貼ってみればいいじゃない。


……メモの最初の1枚をはがす時点で妙に緊張するのは、私だけじゃないと信じている。ノートの1ページ目を使うときに緊張するのと同じでね。

さあ、これを貼ってだな——、

横向きは無理だね、
うん、知ってた!
だからA5がいいと——ゴニョゴニョ
縦か、縦に貼るしかないのか、

……いったん置いておこうか。
フライデーおじさん部分を切り取って貼るという手もある。

いっそ紙飛行機でも折って飛ばそうか。
もったいないと思う気持ちを乗せて飛んでいけ。


たぶん私にはコレクター気質なところがあるんだ、きっと。
手元に置いておきたい。それを満たすためにお迎えしている部分が大きいんだ、きっと。
それでも、「使いたい」と思っているのは間違いない。
好きなものを使っていたら楽しいに決まっている。


出番を待ちわびているものたちに日の目を。必ず。

図らずも2025年の目標が誕生した気がした。


2025.03.04 もげら

いいなと思ったら応援しよう!