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一条工務店の入居宅訪問について
はじめに
この記事では、2020年8月に一条工務店で家を建ててから4年を迎えたオーナーである私が、これから建築を検討している方に役立つ情報をお伝えします。
この4年間で、年間30件ほど、のべ120件を超える入居宅訪問を受け入れてきました。
実際に住んでみて感じたことや、訪問者の方から多く寄せられた質問、気になる点などを基に、これから家を建てる際のヒントを提供できればと思います。
また、入居宅訪問を受け入れる側としてのポイントもお伝えしていきますので、オーナーとして参加を考えている方にも参考になる内容です。
どうぞお付き合い下さい。
入居宅訪問とは
一条工務店が力を入れている営業スタイルの一つに「入居宅訪問」があります。
これは、実際に一条工務店で家を建てたオーナーの自宅を訪問し、展示場では分かりにくい実際のサイズ感や使い勝手、住んでいる人のリアルな感想を体感できるという、とても説得力のあるシステムです。
営業スタッフに聞きづらいことも、オーナーには気軽に質問できるので、これから家を建てようと考えている方にとって非常に有益な機会です。
さらに、入居宅訪問を受け入れるオーナーには謝礼がありあます。
(以前は5,000円の商品券が謝礼として渡されていましたが、現在は一条工務店のアプリ内で使える&交換できるポイントに変わりました。)
ちょっとしたお小遣いにもなりますし、家の掃除をする良いきっかけにもなるため、我が家では非常に重宝しています。
実際の入居宅訪問のスケジュール
入居宅訪問の前には、我が家では訪問の90分前から全ての部屋の掃除を始めます。
特に小さい子供がいるので、おもちゃを片付けたり、ベッドメーキングをしたり、普段手が届かない場所もこの機会にしっかり掃除します。
予定時刻になると、一条工務店の営業スタッフが見学者を連れてやってきます。まずは1階から2階まで、すべての部屋を案内しながら、実際のキッチンの広さや洗濯物を干すスペース、寝室の布団の使用感など、生活感あふれるリアルな説明を心がけています。
こうした実際の使用感を伝えることで、見学者が自分たちの生活を想像しやすくなるのが大きなメリットです。
部屋の説明が終わったら、電気代や売電に関する資料を提示し、年間のランニングコストについても詳しくお話しします。
これでだいたい30~45分ほどかかり、ほとんどの見学者が知りたいことは網羅できています。
さらに追加の質問があれば、それにもお答えしています。
よくある質問
Q1: オプションはありますか?
これは最も多く寄せられる質問の一つです。オプションは追加費用がかかるため、非常に気になるポイントです。
我が家は「アイスマイル」という商品を選び、5000通りの間取りから土地のサイズに合わせて、好みに合ったものを選びました。
床の色や外壁なども自分で選べる規格住宅ですが、特にオプションにこだわったわけではなく、ほとんどが標準設備です。
そのため、見学者の方には「オプションにこだわらなくても、快適な生活が保障されていますよ」とお伝えしています。
ただ、強いて言うならば「うるケア」という加湿機能のオプションを付けたかったなと思います。
我が家が建築した時にはそのオプションがまだ無かったため、導入できませんでしたが、冬場の加湿器のメンテナンスを考えると、このオプションがあれば良かったと感じます。
Q2: メリットとデメリットを教えてください
この質問もよくあります。
営業スタッフには直接聞きにくいことかもしれないので、その気持ちはよくわかります。
メリットとして一番感じるのは、子育てがしやすい家であることです。
夏場は1階と2階にそれぞれ1台ずつのエアコン、冬場は床暖房だけで、過酷な夏や冬でも家の中は快適に過ごせます。
例えば、実家では扇風機やファンヒーターなど、子供が指を入れてケガしたり、やけどをしたりする危険がある器具が必要ですが、一条工務店の家ではそうした器具を使う必要がありません。
どの部屋に行っても涼しく、暖かいため、玄関やトイレ、お風呂が暑い・寒いということが全くなく、家全体が均一に快適です。
特に、小さな子供たちが家の中を動き回ることが多いので、その都度冷暖房を調整する必要がなく、ストレスなく子育てができています。
こうした点は、子育て中だけでなく、将来年齢を重ねても快適に暮らせる大きなメリットだと感じています。
デメリットについては正直、生活の中で感じたことはありません。
これがひいき目や色眼鏡で見ているわけではなく、実際に困ったことがないのが本音です。
逆に、友人宅や実家に帰ると暑い・寒いと感じることが多く、改めて自分がいかに快適な環境に住んでいるかを実感します。
Q3: お金のことについて
やはり家は大きな買い物なので、お金に関する質問もよくあります。
私たちは最初、建売住宅を検討していましたが、たまたま一条工務店の展示場を訪れ、外壁塗装やシロアリ対策、屋根の葺き替えなどのランニングコストを見落としていたことに気づきました。
営業担当から性能面での比較を勧められ、長期的な快適さや光熱費の削減を考え、一条工務店で建築することにしました。
正直、建売住宅より予算は上がりましたが、実際に住んでみて快適な生活と光熱費の安さ(売電のおかげで電気代はほとんどかかりません)を実感しています。
最初はイニシャルコストの高さに不安を感じていましたが、今では「快適で安い」という点で非常に満足しています。
まとめ
ここまで、一条工務店での家づくりや、入居宅訪問を通じて得られた実際の体験をお伝えしてきました。
これから家を建てようと考えている方にとって、オプションや費用、生活の快適さなど、多くの悩みや疑問があるかと思います。
私自身も家を建てる前は多くの不安がありましたが、一条工務店で建てた家は、生活の快適さや光熱費の削減、そして子育てのしやすさにおいて大変満足しています。
特に、家全体の温度管理がしやすく、どの部屋でも快適に過ごせる点は、子供や家族全員にとっての大きなメリットでした。
入居宅訪問を受けることで、見学者の方から様々な質問を受けましたが、実際に住んでいるからこそわかる「リアルな使用感」をお伝えできたと思います。
また、一条工務店の家は、オプションにこだわらなくても十分に快適な生活が保証されており、デメリットを感じることがほとんどない家であることも強調したい点です。
家を建てるという大きな決断は、長い時間をかけて考えることが大切ですが、最終的には「自分たちの生活に本当に合った家」を見つけることが重要です。
一条工務店の家づくりを検討している方には、ぜひ一度入居宅訪問を利用し、実際の生活感や使い勝手を体験してみることをお勧めします。
そうすることで、将来の家づくりにおいて大きなヒントを得ることができるでしょう。
最後まで読んでくれてありがとうございました。