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アリとキリギリス(NISA利用する人、しない人)

SNSなどで、新NISAにまつわる投稿を目にする機会が増えたかと思います。
もちろん僕が気になって調べることでアルゴリズムが解析して
余計にその情報を提供しているのかもしれないけれども。
その投稿が意味する真相を僕なりに考えてみます。

投稿者はどうしてNISAの情報(仕組み、おすすめの商品など)を投稿するのでしょうか?
気になる人が多いから
インプレッション稼ぎのため
自分に利益をもたらすから
反対に見た人に不利益を与えるから

僕は自分に利益をもたらすと考えています。
それも短期的な利益ではなくて長期的な利益です。

NISAに関して情報発信したとして、情報を受け取った人が仮にNISAを利用して資産運用したとしても、投稿者にはなんの利益もありません。
短期的にはただ情報発信のために労力がかかるので損であるとも解釈できます。僕も今こうしてNISAについて投稿していますが、明日急に閲覧者からプレゼントがあるわけでもないし、寝る時間を削って記事を書いているものだから損だとも言えます。

でもこの情報発信は長期的には利益があると思っています。
僕は旧NISAから利用して資産形成をしています。
主にその資産は子供の将来の教育資金であったり、自分たちの老後資金だったり、急な出費に対しての保険であったりいろいろな役割があります。
どれもこれも将来に万が一が起きても問題なく生活できるだろうと予測をたてて資産形成の計画をしました。
一番遠い用途の老後資金について、老後2000万円問題と囁かれた時代もありました。(それについてはこちらに書いています)
国からもらう老齢年金だけでは不足するのは目に見えています。

ではちゃんと資産形成してこなかった人たちはどうなるのでしょうか?
老齢年金だけでは生活できなくなり、頼るところはどこでしょうか?
現役世代の負担を増やして年金給付額を引き上げるのでしょうか?
今よりも現役世代の人口が減少するのでこれは考えにくいですね。
僕が一番恐れているのは世代間で支え合うのではなく、同世代で支え合うことです。簡単に二項対立で説明します。
NISAを利用して資産形成してきた人は資産を多く保有しています。
反対に資産形成してこなかった人は資産はありません。
資産を多く保有している人は保有していない人に比べて税金を多く徴収され、その税金を同世代で分配すという最悪のシナリオです。

現役時代に我慢して資産形成してきたのに、してこなかった人のためにその資産を分けるなんて嫌じゃないですか?
アリとキリギリスみたいな感じですよね。
こうした理由からまじめに今コツコツと資産形成している人(アリ)たちが、何も対策をしてこなかった怠け者(キリギリス)に資産を分けるなんて僕は嫌です。
だから、まだ資産形成をスタートしていない人に、NISAという枠組みを使って気軽にはじめたらどうですか?という問題提起をすることで、将来のキリギリスを減らすことで、自分に利益があるのではないでしょうか。

もちろんNISAを利用するまでもなく資産形成できているならそれでいいと思います。ただ、まだ将来の資産形成をしていない人にとっては、NISAはとても優秀なツールだと思います。
これを機に資産形成をはじめませんか。

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