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今年の夏は平年並み??平年って何?

天気予報でよく耳にする「平年並み」
この「平年」って一体何なんだろう?
ふと疑問に思っていろいろ調べてみました。

平年値とは
気象庁が定義する平年について掻い摘まんで説明します。
天気の平年値は10年ごとに更新されます。
2024年であれば1991年から2020年の30年間の平均値を平年値とします。


30年の平均値って範囲広すぎじゃない?????


最近では、ゲリラ豪雨、線状降水帯、猛暑日、異常気象などなど
1991年と比べたら、全然条件違うと思うんだけど・・・・


ゲリラ豪雨
2000年代後半から2010年代にかけて、都市部での集中豪雨の頻発により「ゲリラ豪雨」という言葉が広まりました

線状降水帯
2010年代以降、日本では線状降水帯による大規模な豪雨災害が頻発するようになり、注目されるようになりました。例えば、2014年の広島土砂災害や2018年の西日本豪雨などがその例です。

猛暑日
2007年4月から気象庁が定義で使用しており、最高気温が35℃以上の日を指します。


そんなわけで、これから夏になるので、1981年からの最高気温の平均値をグラフにまとめてみました。
気象庁のデータから、僕の住む愛知県岡崎市のデータを抽出しました。


ごく短いスパンで見ると上がったり、下がったりしているのが一目瞭然。
徐々に右肩上がりで最高気温が上昇しているのも見て取れます。

愛知県岡崎市の1981年から2020年までの夏の最高気温の平均値

なるほど、こんなにバラツキがあるから、30年という長い期間で平均を求めないと、正しいデータにならないんですね。

1年ごとに一喜一憂してはダメだ!!



次に、10年平均の気温の推移を見てみます。

10年毎に夏の最高気温、平均気温、最低気温の平均値の推移

バラツキがなくなり、緩やかに上昇していることが見て取れます。



次に、真夏日の日数を調べてみました。

1980年代(1981年から1990年):最高気温が30℃以上の日は473日
2010年代(2011年から2020年):最高気温が30℃以上の日は577日

1980年代と2010年代と比べて100日も増えています。
そりゃ昔より暑い日が多いわけですね。


さて、ざっと見てみましたが、言いたいことは・・・

  • 1年ごとに天気のバラツキが多いため、平年値は30年という長期でみないと、データに信憑性がない。

  • 30年という長期スパンのため1991年と。2020年では実測値は大きく異なる。

  • 確実に夏は暑くなっている。


もうすでに暑い日が続いていますが、間もなく夏本番!!!
僕らが子供の頃の夏の感覚とは絶対に異なるので、
万全の対策を施して、気持ちの良い夏を過ごしましょう!!

お身体にご自愛くださいませ。


最後まで読んでくれてありがとうございました。


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