#13 著者を口寄せして憑依させるイタコになれ
しがないエロライターだった俺が、ベストセラーのゴーストライターに成り上がるも、やがて朽ち果てるまでの軌跡を振り返るとともに、それを戒めとしてライターとして大成するための極意について書く。
ゴーストライターとしてこれまで何冊も書いてきたが、著者から言われて一番うれしかった言葉がある。
「まるで自分で書いたみたい」
この言葉は未だに忘れられない。
本当にうれしかった。
商売っ気抜きで、その仕事を引き受けて良かったと心から思った。
仕事には妥協がつきものだ。
時間を気にしな