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真1弾環境のまとめ

 前回のシドーククールの記事に引き続き、今回が2回目の投稿となります。シドーククールの記事は5000近い閲覧数があって、多くの方に見て頂けたことが素直に嬉しかったです。真1弾環境がもうすぐ終わるというタイミングですが、真1弾の拡張カード追加後の環境について、完全に自分の主観ですが、簡単にまとめてみました。

●​自分の中でのtier表(主要デッキのみ)

tier1・・・ローレシアトルネコ、ピラミッドアリーナ   

tier1.5 ・・占い三人衆ミネア 

tier2・・・ローレシアククール

tier3・・・ムーンブルクゼシカ、お魚ミネア、ディスカードカミュ

tier3.5・・シドーククール

tier4・・・アンルシアククール 他...

●各デッキの評価

●ローレシアトルネコ

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 拡張カード追加以前にも一部愛用者がいたものの、さつじんえいだったり、打ち出のそろばんなどの弱そうなカードが入っていたため、強いデッキには見えませんでしたが、拡張カードで支援のかれくさネズミの獲得により、一気に環境での立ち位置を上げました。序盤の盤面を制圧して相手の顔を詰め切って勝つ前寄りなデッキで、ローレシアククールに少し不利を背負っている以外には不利対面が無いのが強み。ヘンリー、メドーサボール、デスパロットの低コストシステムユニット。出すだけで相手を詰ませることのあるマドルーパー。プスゴン、ツボック、かれくさネズミの単体性能の高い3コスト帯のカードたち。ブラバニクイーン、ちからのそろばんの詰め性能といった感じで、先攻時の線の細さは気になりますが、デッキパワーはかなり高いです。第2回カク杯で優勝した、ひしょうはくれいさんの影響で使用者が増え始め、研究が進んでいったという認識で、デンダや高潔な王パパスが抜け、最終的には1コストカードを増やすアプローチがされる訳ですが、1コストカードの選択、特にとげぼうずとやみしばりの選択は勇者杯ファイナリストの頭を悩ませたことと思います。とげぼうずも優秀なカードでありながらも、相手のローレシアを有効に使わせない、対アリーナでコスモスライムを機能させないなどの点から、やみしばりの方が今の環境にマッチしていたと言えそうです。うさまらさんが勇者杯で見せてくれた、やみしばりをぎりぎりまで伏せておくプレイを真似したくなった人も多いはず。勇者杯2020秋決勝大会がとても面白かった、見応えのあるものだった理由の1つとして、このローレシアトルネコとピラミッドアリーナの相性差が拮抗していて、繊細なプレイが要求されるものだったというのがあるのですが、トルネコが強くなると、結局ブラバニクイーン、ケダモン、プチファイターの速攻軍団が悪さをするので、そろそろブラバニクイーンには退場して欲しいというのが正直なところ。

●ピラミッドアリーナ

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 ランクマッチでの使用率こそ高くありませんが、しっかり回せると強いデッキ。シドーククール以外には明確な不利がつかず、それ以外に対してはピラミッドを引き込めれば五分以上に立ち回れます。占い三人衆ミネアにしっかり持たれてたら仕方ない部分もありますが。ただ、対面ごとのゲームプラン、どうやって勝つかを理解していないと勝率は伸び悩むと思っていて、ピラミッドを設置して踏破カウントを稼ぎながら相手の盤面を除去して、ピラミッドを踏破するターンに一気に返せない盤面を形成して、おうごんのつめ+Sキラーマシンで勝つのが基本的なゲームプランなのですが、これは受けて勝つ、相手がユニットで攻めてくる相手に対しての勝ち筋で、こちらから攻めて勝つ必要のある、占い三人衆ミネアとシドーククールに対してはイエティが鍵を握ってきます。そのため、ローレシアククールとシドーククールがどちらも一定数いた拡張カード追加前の環境だと、ローレシアククール想定でイエティをマリガンで返したらシドーククールでキープすれば良かったってなったこともあります。このデッキのミソ?は、受ける判断と、テンションをしっかり上げることの2つあると思っていて、例えば、ブライをぱっと見使いたくなるけど、次のターンにブライ+ウィングブロウ+ストレートパンチまで使えるから、このターンは甘んじて受けてフローラを使おうという判断だったりは、特に対ローレシアククール戦で大事で、あとは、先攻1ターン目にピラミッド、2ターン目にフローラと動いてくる相手も一定数いましたが、それをするなら、1テンション、2テンション+ピラミッド、3テンション+フローラで良くないかと見ていて感じましたし、後のことを考えると、先攻でもテンションスキル1回は絶対回したくて、自分は2回回すこともよくありました。というのも、単純にドローが偉いのもそうなんですけど、ひしょうけんやしんくうげりが採用されていて、武術カードの価値が非常に高いからです。リスト自体も完成されていて、ストロングアニマル2枚目、ラプソーン、ケミカルゼリーの有無、この辺りに個人差が出るくらいで、ほとんどの人が2枚差以内に収まっているのかなと。真1弾環境で使っていて1番楽しいデッキでした。

●占い三人衆ミネア

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 最大値の高さだけなら全デッキ中トップなのですが、炎のほこらを引き込まないといけないこと、銀のタロットを引かないとプレイヤー自身がクロウズとなって2分の1を当てないといけないという不安定さを減点して、tier1.5にしました。このデッキの勝ち筋としては、炎のほこらを踏破するまで占いカウントを進めながら耐えて、占い三人衆に教皇のタロット、恋人のタロットをくっ付けて相手が処理出来ない盤面を作るというもので、特にムーンブルクレベル2と合わせて太陽のタロットが全体3点、逆転への兆しが完全除去になるのが強力。自分有利なのは言うまでもないのですが、シドーククールにかなり有利、ローレシアククール、ムーンブルクゼシカに有利で、ピラミッドアリーナはイエティ次第の五分、ローレシアトルネコ、ディスカードカミュに微不利という認識です。除去範囲として太陽のタロット+ムーンブルクレベル2の全体3点を越えられると厳しめで、踏破前後だったり、占い三人衆が絡んだ時の最善のプレイが難しいです。引けなくても粘って勝てたりするのも事実なんですが、銀のタロットを引けるかどうか、引けない時でも外したら負けで太陽のタロット、逆転への兆しを打たないといけないこともあって、2分の1に使う側も使われる側もストレスを抱えることになるので、正直このデッキは好きになれませんでした。強いデッキではあるんですけどね。

●ローレシアククール

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 それはさんのごみ箱漁りから発掘されたと言ってもいいこのデッキ、はやぶさテリー時代のコインミネアだったり、遅延ドラシテリーだったり、強いデッキを生み出すデッキビルド能力はリスペクトしています。ローレシアの王子で盤面を取りながら優秀な低コストユニット、シンクロユニットで制圧していく後ろ寄りのミッドレンジデッキで、今環境だと1番出力が安定しやすいデッキなのかなと思ってます。ローレシアトルネコやディスカードカミュに対して強く出れますが、弱点として、バーストダメージが出しにくいこと、展開するユニットが体力3以下の小粒なユニットが多いため、ライフで受けられてから太陽のタロット+ムーンブルクの全体1点であったり、飛び蹴り+しんくうげりで捲られてしまうため、占い三人衆ミネアやピラミッドアリーナに対しては不利がついています。あとは単純にリソース差でムーンブルクゼシカにも不利です。初期はシンクロユニットをプチプリースト、プチファイター、ウドラーの3種に絞った構築が主流でしたが、勇者杯にぴのさんが持ち込んだ、先ほどの3種にプチヒーローを加え、シャールまで採用したリストが綺麗で強いと思っていて、ウルノーガ&ウルナーガを環境次第の選択枠としたこの30枚が1つ完成形と言っていいのではないでしょうか。

●ムーンブルクゼシカ

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 強力な除去特技を活かして相手の盤面を処理して、まもののつぼや魔導召喚による押し付け、もしくはリソース差で勝ちを目指す盤面コントロールデッキ。ローレシアククール、ディスカードカミュに有利で、ローレシアトルネコには五分付近の相性差なのかなと。一般的なリストに寄せましたが、今のトルネコ環境ならスノードラゴンは減らしてもいいと思っていて、あとは、相手のケア外から回復出来るはしりとかげ、ハッスルダンスは1枚入れておくといい仕事をしてくれます。まもののつぼを筆頭に、ランダム要素が楽しいデッキなのですが、基本的に特技でしか相手の盤面に触ることが出来ないため、ローレシアトルネコに標準搭載されているマドルーパー、占い三人衆+教皇のタロット、イエティ+フローラの贈り物など特技ダメージ耐性を持つカードに対して弱いこと、また、コントロールデッキでありながらも回復を持たないデッキ性質上、先述したマドルーパーに2回3回と殴られたり、イエティに関しては1回殴られるだけで飛び道具(速攻ユニットや爪+Sキラーマシン)の致死圏内に入ってしまうこともあるため、天敵のシドーククールが数を減らしたとはいえ、環境での立ち位置は上がらず、tier3止まりになったのかなと。

●お魚ミネア

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 占い三人衆ミネアが特技で戦うデッキとすると、こっちは物理で戦うデッキ。勇者ソロのスタン落ちでセレンのサーチ手段を失って、アーキタイプの存続が危ぶまれましたが、拡張カードでうずしおキングを獲得して環境に戻ってきました。セレン有利と言ってもいいくらい、セレンを引き込めるかどうかでデッキパワーが大きく変わるので、アクセスしやすくするためにタホドラキー、ロミア、グランマーズなどのドローカードはあった方がいいです。あとは、特技を恋人のタロットのみにする型と、タロットコンバートと両方採用する型の2つがありますが、前者は攻勢が強くない相手に対して、セレンが引けなくてもヘルプラネット+小粒大量展開にテンションスキルから恋人のタロットで勝つことが出来るのが偉くて、後者だと攻勢の強いトルネコやカミュに対しての除去札としてタロットコンバートが強いです。なので、今のトルネコ環境だと後者の方がいいと思います。拡張カード追加直後はみんなこぞってお魚ミネアを使っていましたが、しばらくして数を大きく減らしたのは、単純に飽きたのもあるでしょうが、安定しなかったからなのかなと。

●ディスカードカミュ

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 このディスカードカミュというデッキ、人によって構築が色々違って、自分はデルカダール地下水路2枚採用のバラモスエビル型が好みなのでこの30枚にしました。メダルにゃん、立ち塞がるドラゴン、アフロのドン・モグーラと高スタッツ捨てカードの7並べが完遂出来れば間違いなくそれが1番強いのですが、毎回そんなうまくはいかず、小粒ユニットやリーダーで攻撃して地下水路を踏破、バラモスエビルで蓋をすることを目指すコンボ重視のタイプと、それらを採用せずにとうぞくこぞうや二刀の心得を採用することで7並べを強化、ヒドラで詰め切ることに寄せた前寄せの大きく分けて2つのタイプがあります。拡張カード追加前だと占い三人衆ミネア、シドーククールに対して強く、環境デッキの1つだったのですが、追加後はローレシアトルネコにポジションを奪われてしまった形になるのかなと。拡張カードでは優秀な捨てる用カードである妖精サンディこそ獲得しましたが、環境トップのローレシアトルネコと役割が近くて、かつ相性不利を背負っている関係で立ち位置はあまり良くならなかったように感じます。ただ噛み合った時の強さは相変わらず健在で、ランキング上位でも使用者がいるのも事実です。

●シドーククール

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 トルネコ流行の煽りを受け、環境から追い出されてしまった敗北者。自分はこのデッキにかなり自信がありましたが、特に後攻トルネコに対して為す術無く負けてしまうことが多く、使うには環境が悪すぎました。拡張カード追加以前のピラミッドアリーナ、ローレシアククール、ディスカードカミュ環境だと活躍できたのですが。暴走するシドーを置いた後のシドーの必殺技、ロンダルキアへの洞くつ、ハンドからの打点のバーストダメージで勝つデッキで、ムーンブルクゼシカには大体勝ち、ピラミッドアリーナ、ローレシアククールに微有利で、占い三人衆ミネアとローレシアトルネコに大きく不利を背負っています。詳しくは以前の記事を見て欲しいのですが、トルネコ戦では暴走するシドーを置けない盤面を作られるし、マドルーパーを触れる手段がロンダルキアへの洞くつ踏破かニードルラッシュしかないのがかなり渋いです。面白く、使っていて楽しいデッキなので、また使える環境が来ることを願ってます。

●アンルシアククール

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 他の環境外デッキと一緒にスルーするつもりだったのですが、対面して結構強くて、ランキング内での使用者も少しいたのでちょっとだけ。ローレシアククールと比較した時に、ユニットのサイズが大きくて、有利トレードされてからのセーニャだったり、イザヤールで体力バフされて手がつけられなくなったことも何度かあって、ユニットの太さがウリなのかなと感じました。あとはザオの杖がアンルシアククールでも強かったです。

●最後に

 簡単な文章でしたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。真1弾環境は最初のガーデンピサロ、ダンジョントルネコの時から最後までずっと楽しめた、個人的にすごい面白い環境だったなと思います。真2弾がどうなるかは分かりませんが、また楽しめる環境だったらいいなと願ってます。真2弾環境を楽しみましょう!

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