柚子花と「」が眠るCD感想(後半ネタバレ有)
買おうか悩んでいる人へ
視聴版とCD完成記念のコラボ放送を視聴してみてください。
ボイス出演メンバーは敬略称で
柚子花(YouTube)(Twitter)
Qキキ(YouTube)(Twitter)(八月二雪Twitter)
yosumi(YouTube)(Twitter)
エルセ(ドラマトラックのみ)(YouTube)(Twitter)
の4名
また、
パジャマパーティー脚本:雅王トライ(YouTube)(Twitter)
寝かしつけ脚本:水菜(YouTube)(Twitter)
ボイスドラマ音声処理:Synonym(YouTube)(Twitter)
楽曲作詞作曲:nemy(YouTube)(Twitter)(soundcloud)
ジャケットイラスト:ぐらふぃー(Twitter)(pixiv)
デザイン:えす吉(Twitter)(pixiv)
が制作に携わっています。
私はデビュー当時から柚子花を追いかけている柚子派(柚子花のファン名称)であり、ゲストメンバーも一度は名前を聞いたことのある方々だったので購入を決意しました。(柚子花以外はあまり詳しくないのであまり深く書けません…メチャクチャよかったのでこれからアーカイブみたり楽曲を聞き込んだりします…活動応援しています…好き…)
私自身人生においてあまりシチュエーションCDやノベルゲー等を経験してこなかった(途中で恥ずかしくなって辛くなりそうで避けてきた)ため、多少の不安がありましたが、一通り聞き終わると、疲れ切った心が優しさに包まれて涙がこぼれそうになり、安眠以上の心の安らぎを得ることが出来るナイスな作品でした。
ここからはネタバレ含む感想です注意して下さい。
パジャマパーティ感想(ネタバレ有)
第一に柚子花の演技というか喜怒哀楽の表現が凄く柚子花らしいというか、それぞれの感情がはっきりとしている感じが凄く良かった。柚子花の感情表現は複雑な感情を一つに込めるというより喜怒哀楽がはっきりとしたうえで感情を載せている印象を持っていたので今回の脚本と非常によく合っていて本当に良かった。また、他の3人もそれぞれの個性が出ていてよかったエルセは終始にっこり朗らかな、どこか温かみのある感じが良く、Qキキは常に楽しそうでパッション溢れる感じが良かった。yosumiはローテンションで行くと思いきや好きだよゲームで全てをひっくり返してMVPを掻っ攫っていった。本当にずるいこ…好き…
脚本については後半の柚子花の「ここに存在できているかな…」のセリフで感情がグチャグチャになってしまった。柚子花は私から見ていても決して恵まれた状況からデビューしたわけではなく、企業や支援者が存在する友人たちと共に個人勢として試行錯誤しながら活動していたことを知っているため、環境の違いで努力が結果に結びつかないことやVTuber関係のスピードの速さからの焦りがあったのか…と勝手に考えてしまい本当に辛くなった。ここまで暗い気持ちになってからラストで手を繋ぐというこの流れが本当に素晴らしい。自分のネガティブな感情が先行していたといえこれだけ落ち込んだ状態からでも相手の手を握ろうと提案できる姿がもう本当にしんどい…。その提案に快くのるみんなも素晴らしい。最高。
シナリオ作成に携わった雅王とらい様
素晴らしい脚本を本当にありがとうございます!!
Lull感想(ネタバレ有)
聞いていて泣きそうになる。夜更けの少しうつむきがちな気持ちといつまでも活動を続けていたいという願いがぼんやりと共存している感覚になった。
「束の間の休符も~寂しくないんだ」の歌詞がドラマパートで表現されている自分の努力と周りの成長に対する焦りに対する一つの答えのように思えて非常に好き。
nemyさんいい曲をありがとう…
柚子花の寝かしつけ音声感想(ネタバレ有)
寝かしつけ音声の脚本を担当した水菜さんはデビュー当時から柚子花を知っており、時折柚子花とコラボしているものすごい方なので正直安心していたが、柚子花と自分が異なる立場からアドバイスする前半パートと柚子花に寄り添って進むパートの二部構成にしたところから完全に私の心を理解していて最大限の拍手を送った。本当にありがとう…
全編通して最強最高の柚子花の寝かしつけボイスだった。言い換えるなら柚子花らしさのツボのようなものが本当に出ていた気がする。
具体的に本編シーンから抜粋すると
「はーい横になってー」と声をかける
添い寝は恥ずかしいからしないと笑いながら断る
私の話を聞いて共感し、アドバイスをくれる
話の締めが「オッケーって感じ」とやや雑になる
本当に凹んでいる私に対しさらに優しくなる
手を離さないからの「しょうがないなー」で繋いだままでいる
自分で選んだから~のくだり
相手の辛さを引き出してから自分の辛さをぽつぽつと語りだす
柚子派にも苦しさや将来の不安をこぼす部分
照れて顔を見せないところ
完全に私が見たかったものが詰まり過ぎていて本当に素晴らしい…
水菜さん本当に天才ですありがとうございます
最後に
この作品は全編通してあふれ出んばかりの柚子花の優しさと将来の不安と向き合う勇気で満たされていた。私は大学院入試を夏に控えた大学生なのだが、流行り病により自宅待機やTOEIC試験中止等の直近の将来に対する不安がいつでも頭の中をグルグル巡っていて、いつもよりも心がささくれ立っていた。聞き終わったとき、何故だか本当に救われた感じがして涙がこぼれそうになった。製作してくれて本当にありがとう…