夫が分娩台に乗ったおはなし
息子妊娠中のおはなしです。
2016年8月某日。
2回目の『出産準備クラス』に夫婦で参加しました。
いわゆる『両親学級』ですね。
この日の内容は、
○パパの妊婦体験
○マタニティヨガ
○マタニティマッサージ
○産科病棟見学
・・・という、2時間程度のクラスでした。
まずはパパの妊婦体験から。
洋服とベストは狙ったかのような色合いですが、偶然です。
体験する間だけでなく、できればこの状態で何日か過ごしてほしいのが私の本音(笑)。
続いてマタニティヨガ。
身体が硬い夫はちょっと苦戦していました。
ゆっくり呼吸しながらやってみると、全身から余計な力が抜けていくような・・・そんな感じでした。
マタニティマッサージではしっかりやり方を覚えてもらいました。
実際にやってもらうとこれがなかなか良くて、お腹にいた息子もどるんどるん動いていました。
そしてその後は産科病棟の見学へ。
分娩室に入り、出産の流れ等の説明を受けている時に、夫が分娩台を指差して質問をしました。
「これって、夫が乗ってみることはできないんですか?」
まさかの発言に、案内してくださっていた助産師さん、他のご夫婦のみなさま、そしてもちろん私もびっくり!!
「今までパパさんが乗られたことはないのですが・・・そうですね、乗ってみますか?」
・・・と助産師さん。
夫はサンダルを脱いでいそいそと分娩台に上がりました。
その時の写真の一部です。
「へえ~、こんな感じやねんな~。」
と余裕を見せていた夫ですが、助産師さんがスイッチを入れると両足部分がウイーンと開いて・・・。
「うおおおお、結構開く・・・長時間このままやと股関節がかなりきつい・・・これはなかなか大変かも。」
そうなのよ。
だから臨月近くになると、股関節を柔らかくするストレッチとかいろいろやるのよ。
産むまでも大変やし、産むときも大変なんよ・・・!!
そう思いながらスマホで分娩台にいる夫の写真を撮りまくる私。
助産師さんが
「他に乗ってみたいパパさんはいらっしゃいますか?
せっかくの機会ですので遠慮せず是非どうぞ。」
と声をかけましたが、他に希望者はおらず。
夫だけが分娩台を経験・・・という時間になりました。
夫曰く、
「せっかく参加したんやから、経験できることはしといたほうがええやろ。」
とのこと。
いい経験が出来たと、夫は満足そうでした。
妻である私としても、夫が自らそういうことを積極的に体験してみようと動いてくれるのはとても嬉しかったです。
今回の妊娠期間中は、残念ながらこういったクラスが中止になってしまったので参加は叶いませんでした。
でもこの時の経験が、私たち夫婦にとってはプラスに働いたと感じています。
何事も、経験。
今のご時世的にはなかなか厳しいとは思いますが、もし分娩台に乗るチャンスがあれば、パパさんたちも乗ってみてください。
是非、両足がウイーンと開くところまで(笑)。
夫が分娩台に乗ったおはなしでした。