息子の気持ちのおはなし
息子、4歳7ヶ月。
早く妹に会いたくてウズウズしています。
自分に妹が出来ると分かった時から、
「ママの足をマッサージしてあげる!!」
「このサプリ飲むんでしょ、スタンバイしとくね!!」
「ぼくが荷物持ってあげる!!」
・・・と、私の身の回りのことをやってくれています。
お腹の中の妹には、
「妹ちゃ~ん、頭がこっち、足がこっちだよ~!!」
「おにいちゃんだよ~!!」
「あんまりキックするとママが痛いから、やめてあげて~!!」
・・・と、毎日話しかけています。
張り切っている息子を見ていると、きっといいお兄ちゃんになるだろうなと思う反面、やはり我慢させていることもたくさんあるなと感じています。
たとえば、だっこ。
妊娠がわかったばかりの頃はまだ立ってだっこできていましたが、お腹が出始めてからは私の膝の上に座ってぎゅーっと抱きしめるスタイルに。
(毎日やっている『大好きのぎゅー』の回数がめちゃくちゃ増えました)
「ぼくはちゃんとわかってるからね。お腹に妹ちゃんがいるから、ぼくは大丈夫だよ。」
そう言ってはくれますが、物分かりが良くてもまだたったの4歳。
まだまだ甘えたい気持ちもあるだろうに・・・なんて健気な・・・(若干の親バカ感)。
なので、安定期に入ったあたりで息子にこう言いました。
「お腹に妹ちゃんがいるから、これまで出来ていたことが出来なくなっちゃうこともあるんだ。立ってだっこすることとかね。
そのかわり座ってお膝の上でぎゅってしたり、他のやり方であなたに向き合っていきたいから、ママに甘えたいな~って思った時は遠慮なく言ってね。」
すると息子はちょっと考えて。
「・・・ぼく、甘えていいの?」
ああ、やっぱり。
お兄ちゃんになるからと、一生懸命おさえていた気持ちがあったんだよね・・・。
私が「もちろん!!」と答えると、息子の目がパアッと明るくなるのがわかりました。
それ以来、いつもは1人で出来ること・・・たとえば、トイレにしてもお着替えにしても、甘えたいときに素直に「今甘えたいからママに一緒にやってほしい」と教えてくれるようになりました。
よほど時間に余裕がない時を除いて、なるべく息子の気持ちを尊重できるように動いています。
そして必ずぎゅーっと抱きしめて、「大好きだよ、あなたはママの宝物だよ」と伝えるのです。
「妹ちゃんが生まれても?」と言うので、「そりゃそうだよ!!最初の宝物があなたで、もうじき2つ目の宝物ができちゃう。宝物が2つもあるなんて、ママはとっても幸せだなぁ!!」と伝えます。
とびっきりの笑顔で抱きついてくる息子が可愛くて仕方がありません。
お兄ちゃんになるからって、無理に頑張る必要はないのよ。
あなたがママの大事な息子であることに変わりはないんだから。
成長とともに私や夫が叱ることも増えましたが、基本はとても優しくて感受性豊かな息子。
彼の気持ちが置いてけぼりにならないように。
なるべく寂しい思いはさせないように。
母はますます頑張ろうと決意を固めるのでした。