ポケモンスナップ ベストフォトコンテスト #04
テレビ東京「64マリオスタジアム」からの電話を受けたのは母でした。
「なんか、テレビ東京のスタッフの人? から電話なんだけど」と呼ばれて、電話に出たら「64マリオスタジアム」のスタッフさんでした。
電話口のスタッフさんは「ベストフォトコンテストの大賞に選ばれました。ゲームソフトに応募してくれたヒトカゲの画像は残っていますか?」と。
いま考えてみると、この時点でソフトからデータを消していたら、話はここで終わりだったのかも知れません。そう考えると怖い。
また応募したデータをソフトから消してしまった子どももいたかも知れませんね。それを理由に落選した子もいたりして。
もちろん自分はデータを残していたので「ソフトの中に写真はあります」と答えました。するとスタッフさんは「テレビ東京の番組宛にソフトを郵送してください」と。
カードが製作されている間「ポケモンスナップ」が遊べなくなるので、「代わりに好きなソフト」をプレゼントします。と言われました。
さて、ここで自分は悩みました。
ゲームソフトは年に数回しか買ってもらえない子ども時代。数少ないソフトをゲットするチャンスが突然やってきたワケです。
一瞬「サルゲッチュ」や「クラッシュ・バンディクー」が頭を掠めましたが、子ども心にも「64マリオスタジアムは任天堂がスポンサーの番組」ということは理解していました。
さすがにライバル企業のソフトはスタッフさんが困るかも知れない。と、しばし悩んだ自分は「ポケモンスタジアム2」を希望しました。
「64マリオスタジアム」のコーナーで、「ポケモンスタジアム2」のミニゲームを遊んでいたのが、すごく楽しそうだったので。
翌日、母の付き添いで郵便局へ。
ポケモンスナップの外箱の中にソフトを入れて、緩衝材で包んで、テレビ東京の住所も自分で書きました。
小学生だった自分は、テレビ東京の住所の一部を「ひらがな」で書いてしまい、母に「言ってくれれば漢字を教えたのに」と言われたのですが、郵便局の方には「問題ないですよ~」と言われたので、そのままお預けしました。
それからまもなく、希望した「ポケモンスタジアム2」が届きまして、自分はバトルよりもミニゲームに白熱するわけです。
(記憶を頼りに書いているので、発言の一言一句までが同じではありません。同じニュアンスの発言があった……程度にお考えください。)
#05へ つづく!