タケルライコ(新レギュレーションへの立ち回り)
アグロリザードンの記事をご購読頂きまして
誠にありがとございます。
きたる新レギュレーションに備えてすでに各対面の立ち回り方など
プレイングの解説をしたいと思います。
尚、構築の詳細についてはこちらからご覧いただけますので
ご購読がまだな方はぜひ宜しくお願い致します!
まずは己を貫く前に敵を知るところからになります。
タケルライコデッキの分類は大きく2種類になると予想しています。
①大空洞型
②ブロロローム型(今回は紹介しませんが)
①の大空洞型について
大空洞型のメリットは何と言っても必要なカードをサーチできる点になると思います。
サーチ対象はトレーナーズなので
ハイパーボール、ネストボール
大地の器
ガラスのラッパ
オーリム博士の気迫
ボスなどなど
あのカードがあと1枚あれば・・という従来の縦引きのデメリットを
補完した構築になります。
大空洞型の構築上の特徴としては
ホーホーヨルノズクラインの採用
スピンロトムの採用(これが意外とえらい)
ブライアの採用
ポケモンキャッチャー→ボスの指令の採用
などが挙げられます。
ただし、通常の2進化デッキの大空洞のようにポフィンの採用は
あまりなさそうです。
メリットは
中盤~終盤にかけての確定サーチができる点
ブライアを意図的に使用できる点
スピンロトムでHP70までの相手を倒せる点
ラティアスの採用で後攻1ターン目からサイドを進めることがより容易になった点
であると考えています。
デメリットについては
先攻を取った場合にラティアスとスピンロトムを展開できなかったときのスボミーがかなり厳しい点(必要札はネストボール2枚+エネルギー)
ボールがない場合の初動が何もできない点(安定性が少し欠ける)
終盤の手札干渉に非常に脆い点(特にリザードンを相手にした際にエネルギーの消費が激しいので手札干渉+ベンチのキチキギスを取られると復帰しにくくなる)
大空洞環境でマツバの確信を相手にうまく使わせてしまう場合がある点
ボム採用型デッキに対して、ホーホーを取られながら手札干渉されると厳しくなりやすく、ボムの対象(ホーホーヨルノズク)がベンチにいるとサイドの調整が簡単にされてしまう点
相手の盤面にサイド2のポケモンがいない場合に最初にサイドを先攻するメリットがあまりない点(ブライアで調整できるが)
などが挙げられます。
タケルライコオーがポンのデッキのメリットデメリットを挙げましたが
実際はそこまで難しくないと考えています。
実際のアグロリザードンでの立ち回りを解説致します。
先攻の場合
ライコポン相手の負け筋がサイドを2枚先攻されるということです。
逆にサイドを1枚先攻させてから、返しで2枚取れるとほぼ勝てます。
この再現性をいかに上げるのかが最も重要です。
そのためには、
ヒトカゲを確実に置く(できれば2体)
サポートにつながるような手札のリソースを残しておく
の2点です。
ですので構築上で必須なのがポフィンなどのポケモンを展開するカードです。(スボミー環境では現物であったりボウルタウンでも有効)
先攻1ターン目
ノコッチスタート
手札にノコッチが1枚、ポフィンが1枚あるとして
ノコッチをベンチに展開+ポフィンでヒトカゲ2体を持ってくる(これでひとまず十分です)
次のターン考えるのがリザードンへの進化+カウンターキャッチャーでオーガポンをとることです。
ですので、サポートが手札にない場合にハイパーボールでノココッチにつながるようにして次のターンにリザードンへの進化につなげる盤面づくりが重要です。
すでにサポートがある場合では、ノコッチをバトル場に残してターンエンド
サポートがない場合はノコッチの重要性が高くなるのでヒトカゲを前にしてターンエンドする。
後攻1ターン目
オーガポンスタート、ネストボールからスピンロトムを展開、ホーホー2体+ヨルノズクを手札に、2体のホーホーはベンチへ展開
器を使用してみどりのまい使用、ネストボールイキリンコからイキリテイク
さらにオーガポンとラティアスを展開し、スピンロトムに手張りしてとつげきランディングでバトル場のヒトカゲを取ってターンエンド
先攻2ターン目
手札にあるノココッチを進化させて、ナンジャモを使用
さらにノココッチのにげあしドローで3枚ドローして、ノコッチをバトル場へ、手札にリザードンが進化できる札がそろえれば、ポフィンを使用しながらベンチにヒトカゲ、ヨマワル、ヨマワル、ノコッチ、ノコッチ(またはヨマワルを展開)、もともといたノコッチはノココッチに進化するなどして次のターンの準備をする
この時にカウンターキャッチャーを引けるとさらに良い
(引けなかった場合は無理にリザードンへ進化させずにスボミーを展開してグッズロックをするなど柔軟に対応→サイドは2枚先攻されてしまうが最後に相手のハンドを1枚にしながらリーサルを掛けることもできるのでそこまで焦る必要はない)
エネルギーが付いたオーガポンを呼び出してバーニングダーク
後攻2ターン目
相手はもう1体のオーガポンでリザードンを殴るか、大空洞+オーガポンを3体展開しつつ、お守りライコで正面突破してくるかの2択
お守りライコの方が正直いやではあるが
ボムが2回打てるので問題ない
すなおに盤面にオーガポンをもう1体展開しつつみおどりのまいで場にエネルギーをためながら、タケルライコにもエネルギーをつけて次のターンに備える、まんようしぐれで正面リザードンを取ってサイド(自分:相手)4:3
先攻3ターン目
ベンチのイキリンコが中ボム+大ボムで取れるので
リザードンに進化しつつ、ボム2回でサイドを2枚取って最後正面をバーニングダークで勝ち
※相手は盤面をフル展開していると思うのでマツバの確信で8枚ドロー+ノココッチ2体進化で6枚ドロー+リッチエネルギーで4枚ドローで最大18枚ドローできます。
ボム2回が打てない場合は無理にボムを使用せずにキチキギスを呼び出しつつ手札干渉しバーニングダークでサイド(自分:相手)2-3
ブライアだけが負け筋になる
現環境でタケルライコに対して先攻をとると相手が盤石に回った場合にほとんどのデッキが不利になってしまいますが
アグロリザードンにおいては、サイド1枚を先攻させることができる点で
後攻でサイドを取られた場合でも問題ありません。
ですのであえてガチグマを不採用にしたりサイド2枚のポケモンを極力採用していません。
後攻の場合
先攻1ターン目(相手ターン)
オーガポンスタート、大地の器使用でエネルギーをトラッシュしつつオーガポンをさらに展開、スピンロトム展開してからホーホーを盤面に2体展開でエンド
(次のターンにほうせき探し→大空洞とポケモンの展開+オーリム博士などで攻撃できる準備をする)
後攻1ターン目
ノコッチスタート、ポフィンでノコッチヒトカゲを展開
ナンジャモが打てたらナンジャモを使用してヨルノズクを流しながらさらにヒトカゲやノコッチを展開する(ポケモンを展開するだけでよい)
スボミーが出せればスボミーを出してむずむずかふんを打って終了
ベンチにはヒトカゲ2体+ノコッチ2体(ヨマワル1体)かノコッチ3体が理想
先攻2ターン目
ほうせき探しをするにも現物がないとできず、運よくエネルギーが手札にあった場合、スピンロトムに手張りして突撃ランディングでサイド1枚先攻
後攻2ターン目
サポート
を使用しながらノココッチに進化しつつドローして(ベンチにヨマワルを展開したいのでノココッチのにげあしドローは積極的に使用する)
リザードンへ進化+カウンターキャッチャーで裏のエネがついているオーガポンを呼び出して攻撃してサイド(自分:相手)4:5
リザードンへ進化した際に、大空洞でポケモンをフル展開
(ベンチにはヒトカゲ、ヨマワル3体+ノコッチ最大4体を展開できればもう盤石です。→山札にポケモンが残らないので圧縮にもつながる)
先攻3ターン目
オーガポンのまんようしぐれで攻撃かライコで攻撃でサイド(自分:相手)4:3枚
後攻3ターン目
サポートを使用(マツバの確信でも博士でも良い)で7枚~8枚
ノコッチが十分展開できていればさらにノココッチに進化しつつ9枚ドロー
リッチエネルギーで4枚
でなんと22枚(ノココッチもう1体進化できれば25枚)
でリザードン進化+ボム2回で勝ち
上記のように毎回なるわけではありませんが
相手が盤石に展開して準備できたとしても
アグロリザードンの強みを押し付けることができれば
体感の勝率は80%以上あります。
※前回のレギュレーションの時(シティ優勝構築)でもライコ全盛期で
ほとんど負けたことはありませんでした。
構築上の改良点
①裏よびができるかどうかでより勝率を安定させることができるので
カウンターキャッチャーの採用をもう1枚多くしても良い
②イーユイの採用
リザードンへ進化するさいに予めベンチに展開できていればれんごく支配の1枚をイーユイに貼る、オーガポンでリザードンが倒されても
盤面にサイド1枚だけの状態でイーユイ(ねたみのごうかで140ダメージの弱点で280)を押し付けることができるので
ボムを使用しなくてもサイドをかなり有利に進めることができます。
(しかもブライアもケアできる→(自分:相手)2:3枚なのでイーユイを倒しても3枚取りできないから)
ライコで殴ってきたとしても裏よびさえできれば同じようにサイド1枚を押し付けて最終ターンリザードンに進化するだけで勝てます。
③ブライアの採用
サイドを2枚先攻されてしまった場合でも、ブライアがあれば
サイド(自分:相手)4:2の状況であっても、ブライアを使用→大ボムでホーホーかヨルノズクを取ってサイド3:1、リザードン進化でバーニングダークで3枚取りで勝ちになります。
現状の構築でよりライコ対面を重くみるのであれば上記の3枚の採用
すべてを採用するのは現実的ではないので、多くて2枚が限界だと考えています。
詳しい構築については
こちらをご参照下さい!