EV材料って危険なの?リチウムイオン電池の倉庫が増えるわけ

最近、エネルギー問題を良く耳にする。今朝も新聞を読んでいるとこんな記事に出会った。

簡単に言うと、EV材料を管理する倉庫が少ないから増やしてますよという記事だ。そりゃ世間はEVにエネルギー移行しようとしてるし、倉庫くらい増えるわな。

こんな気持ちで軽く読んでいたのだが、途中で気になる一文を見つけた。

消防法上、「危険物」とされる物質を一定数量以上貯蔵する場合、耐火構造の壁や柱、床を備えることなどが求められる。リチウムイオン電池に用いられる電解液が危険物にあたる。

2023年8/7日経新聞朝刊ビジネス面より

えっ、EVの材料ってそんな危険なん?

確かにEV、EVって言ってるけど電池ってことくらいしか知らんわ。安全とは思ってなかったけど、普通の倉庫じゃ駄目なんか。

駄目みたいだ

分かったのはEVで使うリチウムイオン電池の電解液というものが、石油と同じくらい燃える引火性の液体ということ。

上の記事では、リチウムイオン電池が発火する問題点が上げられている。記事を見ると発火を完全に防ぐことは難しそうだし、そんなに燃えるなら管理も大変だろう。

EVで使われる倉庫は面積等の基準も厳しい。出来るなら管理を簡単にしたいはずだ。それなら電解液を使わない電池はないかと調べてみた。

そこで見つけたのが個体型電池だ。

電解液はなくならないが、液体から個体になることで発火リスクが下がり安全性が上がる

そのうえ、エネルギー密度が向上し高速充電が期待されてるそう。

ええやん!最高やん!

そう思ったのもつかの間、デメリットの情報も私の目に飛び込んできた。

それは充電出来る回数が、電解液が液体の場合と比べて格段に少ないということだ。

その数は液体が数千回程度なのに対し、個体型では数十~数百回程度だという。

これではメリットが大きくても中々実用化は出来ない。そのうえ倉庫には半導体や医薬品、化粧品も置くようで利益率は高く採算は取れている。

暫くは無理に固定型電池に変えることはせず、倉庫が増える動きが続きそうだ。

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