【モフモフワーカーとイッシュ】 [短編]
一日中、日の当たらない真っ暗な村
この村に光をもたらす少年の物語
〈モフとイッシュ〉
エンビタウンには沢山の仕事であふれています
この街の仕事を管理するモフモフワーカーのモフは
1人の少年を気にかけています
『やあ、イッシュ今日も元気かい』
アツコウ村に住む少年イッシュはこの街の学校に通う男の子
『おはよう、モフさん 今日も元気だよ』
その声に元気はありません
『どうしたんだイッシュ、悩み事かい?』
『…母さんが学校の先生になりなさいって言うんだ』
『ダメなのかい?』
『ダメじゃないんだけど、勉強苦手だし教えたりしたいわけじゃないんだ』
『イッシュは何をするのが好きなんだい?』
『工作したりするのが好きだよ』
『物作りが好きなんだね、やってみたい仕事はあるかい?』
頭を抱えるイッシュ
『わからないんだ、どんな仕事があるのか、なんで仕事をするのか』
『生活するためには仕事をしないと困るんだよ、
でもね嫌々仕事をしないようによく考えることはとても大切だよ』
それでも頭を抱えるイッシュ
『学校の先生が嫌なわけじゃないんだ、僕に向いているかわからないんだ』
モフは少し考えてひらめきます
『イッシュいろんな仕事場に行ってみるかい?物作りをしているところに』
『そんなことできるの?』
『僕はこのエンビタウンの仕事の管理を任されているんだ
案内なんて簡単さ』
イッシュはいろんな仕事場を見ることにしました
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