「スキ」してもらって気づいた、マインドブロックの師匠とお礼の話
こんにちは!
すんすんです。
先日投稿した有料記事を結構な人数の方に読んでいただいて。
そしてスキまでしていただいて。
無名な人の書き連ねた文章でも、そうやって評価してくれる人がいることを改めて知ると、頭で理解していた”どんな情報にも価値がある”という認識以上に、感情的な面からの”自分の情報にも価値がある”という納得感があったりします。
僕の性格的に、「記事を書くからには意味のあるものにせねば!」みたいな入れ込みが強く働くので、書いている途中で読み返してみると、「なんだ、この程度で満足してはならん!」みたいな、心の中に住んでいるガンコ師匠が尻を叩きに来ます。
それをベースに推敲するんですが、ガンコ師匠からのOKは全然出なくて。
そんなことを繰り返しているうちに、書いていく元気がなくなってしまい、未完成のまま散っていく下書きたちが生まれていく日々を繰り返していました。
多分、こういう心の中の師匠が俗にいう「マインドブロック」だったんだろうなと。
そういうわけで、今回の記事では「マインドブロックは心の師匠かもよ」というテーマで私見を書かせていただきます。
マインドブロックって、そんなに敵?
そもそもですが、「マインドブロック」って、敵視されすぎている気がしませんか?
「あなたの人生がうまくいかないのはマインドブロックが原因でした」とか、
「マインドブロックを外して、お金を稼ごう!」みたいな。
まぁ、僕がそういう情報ばかりに注意が向いていたというのもあるのかもしれませんが、話の展開的にポジティブな文脈で使われるよりも、ネガティブなニュアンスで使われることが多い気がしています。
調べてみたら、敵だからマインドブロックって呼ぶっぽい。
マインドブロックって悪いことばかりじゃないでしょ!と思って、息巻いてGoogleで「マインドブロック」で検索してみたら、要約としてこんな風に返ってきました。
僕が間違っていました。
心の中の特定の傾向みたいなものをマインドブロックと呼ぶんじゃなくて、それが何かしらの障害になっているときにその原因や状態をマインドブロックと呼ぶんですね。
また一つ勉強になりました。
まぁAIによる要約ではあるので、心理学などの厳密な定義からすると違う部分もあるのかもしれませんが、大枠としてはこんな意味合いなのかもしれません。
マインドブロックの原因は無い方がいいの?
これについては、僕はマインドブロックの原因は必ずしも無くす必要はないと思っています。
マインドブロックを外そう!みたいに扱われるのって大概、「先入観がいけない」とか、「過去の経験の積み重ねがトラウマとなって…」みたいに表現されていて、「状態よりも原因を追求して解決しよう」みたいな印象です。
(統計を取ったりしたわけでは無いですが、僕が個人的に本や動画を見て思った感想としては、「そう思うようになった原因を見つけて、その影響がなくなるまたは小さくなるようにアプローチする」のがほとんどだなぁ、というものです。)
もちろん、特に辛い経験をした方もいるので、すべてが”何事も経験だよ”というつもりもありませんが、多くのマインドブロックの原因になっているのはごく小さな刷り込みであることがほとんどだと思っています。
僕がしていた誤解と、自己肯定感の上がらない世の中
本来の問題は、「ある特徴がブロックとして働いてしまうこと」であって、「特徴が存在すること」ではないはずです。
それなのに、「この傾向を無くすにはこうしたらいい」みたいなアドバイスをするというのは、対処療法的というか、メンタルに負荷のかかるアプローチではないでしょうか。
言い方が難しいんですが、”ブロック”になってしまっているなら無いほうがいいとは思うけど、その「原因となる心の傾向そのものが悪いかというとそうでもない」みたいな。
例えば、「新しいことに対して慎重になりすぎてしまう」性格があったとして、何かチャレンジしようとしてもリスクが次々と浮かんできて、結局挑戦することができずに諦めてしまう…というのがよくあるパターンかと思います。
でも、もしかするとその性格のおかげで潜在的な危険を回避できていたり、ハイリスクのギャンブル的な行動を取らずに済んでいる場合もあったりするわけで。
でも、マインドブロックのおかげで回避できた”危険”というものは、自分では認識することさえできないから、認識できる”挑戦しなかった後悔”みたいなものだけ後に残っている…ということになりがちです。
そんなことばかり続くと、自分の中の特徴を”悪いこと”、”短所”として捉える見方が染み付くループに入ってしまって、自己肯定感爆下がり…みたいになっていくわけです。
ですから、そういう場合に取り組むべきは、「慎重さを減らして大胆さを培う」ことではなくて、「慎重さをコントロールできるようになること」だったり、「慎重に判断しても、心から”大丈夫”と思って行動できるようにすること」です。
”解消”ではなく、”解決”を。
月並みな言い方をすれば、「短所は長所」ということなのかと思います。
それ自体に良い・悪いが存在するわけではなくて、良く働くこともあれば悪く作用してしまうこともあったりする。
「正義の反対は悪ではなくて、別の正義である」みたいなことなのかもしれません。
見方や場合によって、良いも悪いも変わってくるという意味で。
ですから、多くの場合、「自分を作り変えること」を目指してスタートするよりは、「自分を見つめ直すこと」からスタートしたほうがいいことがほとんどです。
最近は自己分析が流行っていますが、16タイプ診断や曼荼羅チャート、価値観マップなどを作って、自分の”現在位置”を把握してから、自分の目指したい性格やスキルを培っていけばいいんではないでしょうか。
そうすれば、今まで”ブロック”のように作用してきた特徴が、その人ならではの”武器”になるわけです。今までは敵だった自分の中の特徴・内なる声が、まるで的確なアドバイスをしてくれる”師匠”のような存在になっていくことでしょう。
自分を出してみてわかることもある。というかそれがほとんどかも。
今回の記事を書いてみようと思ったのは、僕もnoteに投稿してみて色々なことに気付かされたからです。
取り止めのない話ばかりだし、自分の方向性もよくわからないし、何を書いたらいいのかわからないし。
普段の会話だと、「回転が早すぎて疲れる」とか、「何を言っているのかわからない」と言われることもあったり、その一方で「どんな話題にも的確に受け答えする」とか「多面的な視点があって助かる」と言われることもある。
そんな、自分と他者との間で”会話”、ひいては言葉を使ってやり取りすることが評価されていることに疲れてしまった自分がいる。だから、一方的に自分のリズムで推敲できるのが好き。
それでいて、日記のように自分だけが読者だとつまらないなぁと思ってみたり。注目されたい自分もいる。
そういった、大理石のようなマーブル模様の気持ちを抱えたままの日々が10年以上続いていました。
ただ、そんなのがずっと続くと考え疲れてしまい、「えい!このままだしてしまえ!」「彫刻みたいに、気持ちを洗練していくことで作品になっていく過程も見ものだろう」という半分投げやりみたいな勢いの気持ちで書き始めたのがきっかけで、note投稿が始まりました。
「スキ」してもらったことへのお礼をどう返すか
「今日の注目記事」に選ばれて、今まで読者側で「すごいなぁ!」と思っていたあのコーナーに自分の記事が入っている。
1,000人以上の方に読んでいただいて、たくさんスキしてもらって。
メールの通知が届くたび、うれしいなぁ・びっくりだなぁ・どんな反応なんだろう・イマイチっておもわれないかな、みたいな小さな感情が混ざり合っていました。
本当は個別にお礼のコメントを返したいと思っているんですが、どこで返せばいいのかわかっておりません。
改めてここでお礼申し上げます。
読んでいただいて、リアクションしていただいてありがとうございます。
ただ実際、僕の中に浮かんでくる素朴な疑問としては、「ほかの記事でお礼コメント書くだけでいいのかな?」というところでありまして。
まだ実際に悩み中なところで答えの出ていない疑問でもあります。
今後の先生の活躍にご期待ください!的なアレ
僕の中では大きな嬉しい出来事ではあるんですが、世の中からすると、お礼記事を書くのもおおげさですし、改めてコメントを出すほど珍しいイベントではないような気も。
そういう葛藤がありつつ、今のところ自分の中で答えが出ているところとしては、記事を書きまくるというのも一つのお礼の気持ちの表現なんじゃないかなと思っています。
最初は「僕の文章をお礼にプレゼントしましょう」みたいな感じで嫌だなぁって思ってたんですが、見方を変えてみると、スキしてもらったからこそ存在する僕の中の変化があって、それを報告すること自体が感謝になる部分もあるよねっていう気づきがありました。
「あなたからもらったプレゼントとっても嬉しいです。大事に使っています!」っていう手紙きたら嬉しいじゃないですか。
そういう強引な解釈を経た気持ちを込めて、記事を書く・書き続けることに向き合おうと思いました。
僕にもっと語彙力があれば気持ちを的確に表現できるお礼を書けるのに…と思ったりもしたんですが、気持ちは一色ではないので、語彙力だけの問題ではないのかもしれません。
しばらくは、アクションと報告をすることによってお礼の気持ちを表現する日々が続くんじゃないでしょうか。
そんな中で、スキしてもらったり、成長を感じてくださったり、なにか共感してくださったり、そんなふんわりとしたつながりが生まれたらいいなと淡く期待していたりします。
皆さんからもらった「スキ」のおかげで僕の世界や考え方がまた一段と深く・鮮やかになりました。
ありがとうございます。
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