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生きるための言葉

私には目標にしている…というか好きな言葉がある。

Szégyen a futás, de hasznos.
「逃げるは恥だが役に立つ」

きっと1度は耳にした人も多いはず。
星野源さん、新垣結衣さん主演のドラマの題名にもなった言葉だ。
実はハンガリーのことわざで
「自分の戦う場所を選べ」という意味。
今、目の前に高い壁が立っていたら乗り越えることも重要だが、逃げて自分の力が発揮できるところに行こう。そんな解釈で使われている。

この言葉を知ったのはドラマがきっかけだったが、津崎平匡(星野源さん)が
橋の上で森山みくり(新垣結衣さん)に向けて

「逃げたって良いじゃないですか。
ハンガリーにはこんなことわざがあります。
『逃げるのは恥。でも役に立つ。』
後ろ向きな選択だって良いじゃないか。
恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことの方が大切で…
その点においては異論も反論も認めない。」

と言っていたのが記憶に残り、ドラマを見終わって3年後に
”逃げるは恥だが役に立つ ハンガリーことわざ”
と調べ、ちゃんとした意味を知った。
この津崎平匡の一言があったおかげで、何億とある言葉の中から私は好きな言葉を手にいれることができた。

しかし実際のところ、自分の前に高くて分厚い壁があっても
それを何事もないふりをして、何とか向こう側に行ってしまう。
その後、自分を追い詰めて過ぎてしまい体調が悪くなる、
ということを何回も繰り返してきた。

大好きな言葉が隣にあっても実践するとなるとまた変わってくる。

日本は働き過ぎと言われるくらい、世界から見たら働いているらしい。
確かに、私の身近で働いている人も有給を全然取っていない。
責任感があり、何事も丁寧にこなしている我々にとっては、
「逃げる」という選択肢があるようでないのだろう。

だから、私は積極的に逃げようと思う。
周りの人にどんな思われ方をしたとしても、生きる方が大切なのだ。
多分、これを書いて1週間後くらいにはまた体調を崩すまで頑張ってるのだろう…
だけどこれからは、逃げることを頑張ることにしよう。
全国の頑張り屋さんたちもたまには逃げていいのだ。
逃げることは悪いことではない。

「逃げるは恥だが役に立つ」
好きだけど、目標の言葉。
目標だけど、好きな言葉。

来年は逃げることを意識して生きる。
もちろん、逃げすぎることはダメだが…笑

怒涛の1年、がんばった。
来年くらいはゆっくりしても、神様は怒らないよね。


今年もお疲れ様でした。
来年も幸せな日が続きますように。


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