白いレンガ造りが美しい【経ケ岬灯台】 経ケ岬 京都府 灯台めぐり
国内でも数少ない第1等レンズを使用しており、その光は遠くまで届きます。
駐車場から坂道と階段を200メーターほど歩くと灯台です。
海抜148メートルの断崖絶壁に建っており、日本海を一望できる絶景が楽しめます。
経ヶ岬灯台は、明治時代に建設され、国の重要文化財に指定されています。経済産業省の近代化産業遺産にも指定されており、日本の近代化の歴史を物語る貴重な建造物です。
2018年には「恋する灯台」にも選ばれ、ロマンチックな雰囲気も漂います。
第一等レンズは、灯台に設置されるレンズの中でも最も大きく、光を集めて遠くまで届ける能力が非常に高いレンズです。一般的にフレネルレンズと呼ばれるものが多く、その構造は、光の屈折率の違いを利用して、少ない材料で大きな光を集めることができます。
現在でも、多くの歴史的な灯台に第一等レンズが設置されています。しかし、近年では、より省エネで効率的な光源やレンズが開発され、第一等レンズが置き換えられるケースも増えてきています。
経ヶ岬灯台・動画
「経ヶ岬」という名前の由来は、いくつか説があります。一つは、柱状節理が発達した岩が経巻を立てたように見えることから名付けられたという説です。もう一つは、古くから航海の難所であったことから、船乗りたちが経を読みながら航海したという説があります。
経ヶ岬の岩は、規則正しい六角形の柱状に割れている柱状節理が見られます。これは、マグマが冷え固まる際に収縮し、できた割れ目です。
白く塗られたレンガがとても美しくて印象的です。
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