ThinkPad X230
名機 ThinkPad Xシリーズ
10年以上のMac愛用者が、Windows OSのThinkPad X230を手に入れたお話
なぜ今更Windows機なのか??
一番のシンプルな理由はmaxOS以外のOSを使ってみたかったから
二番目の理由として、毎年更新されるmacOSに飽き飽きしたから
しかしそれはWindows機を使う動機に過ぎない
本当の理由は、ThinkPadという名機を使いたいという明確な、そして安直な理由だからだ!!(俗にいうミーハーでもある)
ザックリThinkPadシリーズとは何ぞや?ってことで、ThinkPad前身のブランドであるIBM社が作ったX40,X60シリーズが名機と言われており、特にX60はハッカーの神 リチャード・ストールマンが愛用していることでその界隈では非常に有名な話だそうだ(因みにストールマンはThinkPadのキーボードの上にHHKBを置いて打鍵していたスタイルを『尊師スタイル』と言う)
少しコアな説明でしたが、一般的によく言われているThinkPadのいいところは、『キーボードの打鍵感』
ThinkPadの歴史でキーボードのアップデートがありましたが、総じて打鍵しやすいと言われています
とは言うものの、X40やX60シリーズは15年以上前のPCで、この令和の時代に購入して使うってのもナンセンスなので、今でも使用しても問題なく稼働できるThinkPadを模索することになりました
ThinkPad X230
探していくと、今でも稼働できそうなPCはX200シリーズ以降…
その中で名機とされるPCとして、X220がよくネット挙げられている
それは、ThinkPadに搭載されていた7列キーボードなどIBM時代のThinkPadを色濃く残しているPCだからだそうだ
X220の欠点としては、USB3.0 では無くUSB2.0が標準搭載という点と、排熱が結構あること
(USB問題に関してはUSB3.0搭載のExpressCardを使って拡張できる)
本来ならX220が欲しいところだが、最初のThinkPadということで、中々評価が高いX220後継機のX230を探すことに!
10年以上のモデルになるのでネットを駆使してようやく(約一か月)探し出し、状態の程良い手ごろな価格のX230を見つけ、即購入!!
購入時のスペックは
CPU Intel core i5-3320M 2.60GHz
メモリ 8GB
SSD 240GB
CPUは9世代前のi5で4K時代や動画制作などの高負荷な作業には決して向いていない、貧弱なモノと言わざるを得ない
が、普段使いであれば実用的な性能を有している
嬉しいのはSSD搭載されている点
この時代の記憶媒体はHDDなので、この筐体の所有者がSSDに換装してくれたのだろう
懸念材料なのがキーボードである
『JIS配列のキーボード』ということ
僕は元々Mac使いで更にUS配列愛用者であったため、WindowsのJIS配列はとてもとても馴染むものではないなぁと…X230入手前から思っておりました
一応一か月ほど、JIS配列のまま使用してみたのだが、...慣れない!
...慣れない!!...慣れないぞ!!
てか、そもそも変換・無変換キーって必要ですか??
てか、半角/全角キーって必要ですか??
といったWindows初心者の屁理屈ばかり吐き出す始末
どうもこうも埒が明かないので、購入から一か月足らずでカスタマイズしてしまいました
X230改造
ということで、X230を自分なりにカスタマイズします
ThinkPadの大事な点をお伝えしておりませんでした
それは『分解・自己換装が簡単にできること』
基本ドライバー1本でHDDやメモリ、CPUグリス塗り直しまでできます
ガジェットオタクにとって、ヨダレモノと言っても過言ではないんです
カスタム内容としまして
US配列のキーボード
メモリーも8GB×2
mSATA SSD240GB
バッテリー交換
なんと、この4つの改造費で本体購入価格を超えてしまいます!
換装に関して、X230をほぼ全バラにして、一度CPUまで分解しCPUグリス&FANの掃除とその他もろもろクリーニングの後換装いたしました
自己換装してみて思うのはThinkPadが、長いこと使い続ける理由がここにある気がします
部品も社外品であれば、ネットにいくらでも転がっているのでメンテナンスをし続ければ使い続けられるとうのは強み以外の何物でもない
Macにもカスタマイズができたモデルがありました
2012年まで販売されていたアルミのMacPro
あのモデルも、メモリやHDD、さらにCPU交換まで自分でできたモデルだったので愛用者、いや愛狂者がいたと聞きます
話はそれましたが、結局X230購入価格よりもカスタマイズ価格の方が高く付いてしまったThinkPad X230の誕生です!!
使用感について...
最後に使用感についてですが、
実はこのX230…この執筆時は購入して一年以上使い続けています
X230の正直な感想を述べると、サブ機としては非常に優秀なマシンだということ
「サブ機」としたのは、やはり重い作業例えば動画編集やライブ配信はできない点はデメリットと言わざる得ない
執筆やネットサーフィン、動画閲覧、簡単なコーディング等、普段使いには必要十分な性能なので僕はほぼ毎日X230を使っていますし、この記事もX230で書いています
まだまだThinkPad愛狂者には程遠いですが、少しだけだがなぜThinkPadが愛されているのかが理解できたような気がする
より一層Windows環境…いやThinkPadに偏狂しそうです
ますますOld Techの世界にハマる予感。。。