差別はいつもそばに

勤め先の介護施設でコロナ感染対応となり、
防護服等の装備をしての４連勤したのち、私もコロナ陽性となった次第で。

感染対応での一日は本当にめまぐるしく、やってもやっても何も終わらない。いつもなら頼れる隣フロアも、出入り禁止となりPHSでのやりとりで、お互いの生存確認をする感じ。

まず、何が大変だったかというと、利用者さんに陽性が確認されてから、
職員は複数人陽性となり、一気にシフトが崩壊した。
陽性になった利用者さんと職員たちを責めるつもりは、全くない。
ただ、現状、残されたメンバーでどうやって仕事を回すかが問題で。
私は、なんと感染対応になった初っ端から怒涛の４連勤で、絶対にこの４日は生き延びねばとの思いで、業務にあたった。

慣れない防護服フェイスシールド、吐く息で目の前は真っ白。
隔離した利用者さん、それ以外の利用者さんへの対応、
イレギュラーに次ぐ、イレギュラー。

リーダーから「とにかく、食事と排泄を優先に！」との指示や、
細やかなアドバイス、共に日勤の職員と励まし合えたおかげで、
４連勤を乗り切った。

その裏で、夫が子供の保育園の送迎をしてくれて、
残業も続きましたが、理解を示してくれた事には、とても感謝。

ただ、やはり、旦那の仕事関係（親戚関係）は、
私の現状に対して、まあ白い目で。
「子供たちの事もいろいろ考えて行動して下さい」
等とＬＩＮＥでアドバイス的なことを言われた。

朝ドラの主人公ならきっと「はて？」と言うところだろう。
私は到底「はて？」なんか、少し愛嬌のあるセリフなんか言えない。
「( ﾟДﾟ)ﾊｧ?」としか言えない。

みんな高みの見物。
自分達は、離れた安全な場所から孤軍奮闘する姿を嘲笑ってる。

「大丈夫？」と心配しているＬＩＮＥでも、
「それから、どうなの？こっちは心配してあげてるけど」的なＬＩＮＥが
きて、そのことに腹が立つやら、なんかもう疲れる。

人の善意って、本当に自分勝手だと思う。
みんなそれぞれ意見が違って当然とこちらは理解していても、
それを理解出来ない人は、ずっと「なんで？なんで？」
私、善人ではないので、その「なんで？」に応える気力も何も、
すでに持ち合わせていないから。
話しても、話しても、全部、全部、分かり合えないから。

４連勤を終えて私は陽性となり、今週は全て欠勤となった。
職場からは「ゆっくり休んで」「子供さんがいる中、残業もしてもらって、本当に助かった」と温かい言葉に救われる。

まだ終わりの見えない中でも、誰かを責めることなく、淡々と、
責任をもって、お互いに業務にあたっている。

本当に恵まれた職場だと思う。

でも、私生活では心無い言葉に「( ﾟДﾟ)ﾊｧ?」連発だ。