ペット保険、入る入らない問題をペット保険の代理店の視点から回答
こんにちは。株式会社Wizleapで、日本初のペット保険相談サービス「MOFFME(モフミー)」のプロダクトマネージャーをしている、森下です!私は2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格、少額短期保険募集人資格を取得していています。
今回は、「そもそも、ペット保険は必要なのか」。こちらを保険募集人、そしてたくさんのペット保険のご相談に乗ってきた視点から回答していこうと思います!
結論:ペットの医療費が常に準備できているならペット保険は加入しなくても良い
「貯金したほうがお得!ペット保険は無駄!」という意見を聞いたことのある方も多いかもしれません。
まず結論としては、「ペットの医療費として数十万~100万程度常に用意できていれば加入の必要はない」です。
逆に言えば、「常にペットの医療費として数十万円以上用意できていない場合は、保険加入がおすすめ」と言えます。
ポイントが大きく分けて3つありますので、それぞれかんたんに解説していきます。
ペットの医療費は自由診療
「保険加入で損する、得する」は意味のない議論
動物病院に行くハードルが下がる
ポイント①:ペットの医療費は自由診療
ペットの医療費は自由診療です。つまり、人間で言うと美容整形や歯科矯正と同じ扱いとなりますので、各動物病院が自由にお金を決めることができますし、手術によっては高額なお金がかかるわけです。
今回、実際に治療費はいくらくらいかかるのか、いくつかの事例をご紹介いたします。
①犬が骨折した場合
犬は、椅子などの上から飛び降りたり、ドアに挟まれたりすると骨折します。以下は、かなり高額になってしまった事例です。
以下は、かなり高額になってしまった事例です。
骨折の場合は、手術が必要になることが多く、治療費は他の病気に比べて比較的高くなります。
②猫が腎臓病になった場合
猫ちゃんが最も気をつけたい病気として有名なのは、腎臓病です。基本的には治る病気ではないので、なってしまったら定期的に通院を続ける必要があります。※
※最近は、東大の宮崎教授が猫の腎臓病の治療法を開発したとして話題になりました。今後は根本治療薬ができるかもしれません。
アニコム損害保険のデータでは、
平均診療費:9,329円
年間平均診療費:272,598円
年間平均通院回数:15.2回
となっています。この治療に対応できる準備は、猫を飼うすべての飼い主さんがする必要がありますね。
このように、犬猫の治療費はすべて自由診療であるため、多額のお金がかかるリスクが常にあります。
いざ病気になったりケガをしたときに、治療費を支払わない飼い主はいないと思いますので、常に犬猫の治療費として数十万用意できるようにはしておかないといけませんね。
その一つの手段として、ペット保険があるわけです。
ポイント②「保険加入で損する、得する」は意味のない議論
よくあるご質問や、考え方として、「ペット保険に入っていても損」というお話があります。最近だとYouTubeやインスタグラムなどで見かけた方も多くいらっしゃるかもしれません。
これは実は保険商品(掛け捨て型)に関しての考え方が誤っています。当たり前ですが、保険会社も営利企業ですので、払ってもらった保険料の合計のほうが、支払う保険金より多くないと収支は合いません。※運用型の生命保険や学資保険を除く
つまり、どの保険もそうですが、基本的に多くのユーザーは金銭的には損をするのです。(金額は異なるかもしれませんが、自動車保険や火災保険もそうですよね。)損する得するではなく、「愛犬・愛猫のいざというときに十分な貯金があるか」で加入を考えましょう。
ちなみに、ペット保険不要論においてよく指摘される、「終身で加入できない」といったお話についてですが、一部の保険会社を除き、基本的に終身で契約可能となっていますので的外れと言えますね。
ポイント③動物病院に行くハードルが下がる
ペット保険の意外な加入メリットの一つは、動物病院へ行きやすくなることです。一定数医療費を既に払っている状態ですので、加入していない人よりも気軽に病院へ行くことができます。
特に病院の窓口で使えるタイプの保険(窓口精算のできる保険)の場合、請求がかなり楽なので、より気軽に通院ができますね。
人間同様、大きな病気は早期発見が大事ですので、ちょっとした異変で病院へ行けるのはわんちゃん猫ちゃんの長生きに繋がります。
以上今回はペット保険の加入は必要かについてまとめました。
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