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悪阻の話

こんにちは。Kyameです。
昨日でちょうど妊娠30週に突入しました!
あと10週で出産…と思うとすごく早く感じますが、まだまだ母親になる実感が湧きません…。

それよりも妊娠後期のマイナートラブルや、急に寒くなった事で風邪をこじらせてしまい、なんと「喘息」になってしまいました(*_*)
咳が止まらないし何を食べても吐いてしまうし、今かなり辛いです…。(この話はまた今度)

ひとまず今回は妊娠初期の悪阻の記録を残しておこうと思います。
女性はもちろん、男性にも悪阻の辛さを知って欲しいです。
今回も相変わらず長文です…。

そもそも悪阻(つわり)とは

妊娠したらほとんどの妊婦が経験する「悪阻」。
いつからいつまでという明確な期間はなく個人差がありますが、妊娠初期の5週目〜20週目の間に来る人が多いようです。
症状も妊婦さんによって様々ですが、主な症状は

  • 吐き気

  • 食べ悪阻

  • 吐き悪阻

  • よだれ悪阻

  • 臭い悪阻

  • 眠気

  • 食欲不振

  • 倦怠感

など。

そもそも妊娠するまで“悪阻”を“つわり”と読むことすら知らなかった私。
なんとなく「妊娠して3ヶ月くらいにつわりが来て、吐いたり気持ち悪くなったりする」というイメージしかありませんでした…。

5週目から悪阻を自覚

実際に悪阻を経験してみて、「悪阻がこんなに辛いものだなんて聞いてない!!!」と何度も思いました(-_-;)
まず私の場合、妊娠発覚直後の5週目あたりから悪阻の症状が現れました。

  • 吐き気(胃のむかつき)

  • 眠気

  • 倦怠感

  • におい悪阻

妊娠5週目〜9週目あたりまでは、とにかく寝起きの体調が最悪でした。
明らかに気持ち悪くて、寝ても寝ても眠いしスッキリしない。
生理中の倦怠感に似たような感じ。
それに加えて突然襲ってくる吐き気。
それから冷蔵庫の中の臭いがダメになりました。開けるだけで気持ち悪くて、常に呼吸を止めていました。
スーパーの魚介コーナーも無理でした。

最初は旦那が朝食を食べている間に吐き気に襲われ、ゴミ箱の中にオェッと吐いてしまったのですが、この時に「あ、これが悪阻か?」と自覚しました。
ちなみにこの時私は寝起きで何も食べていない空腹時だったので、吐くものがなくて胃液を少量吐いた感じです。
旦那に心配されながらも仕事に行く旦那を見送り、その後は特に吐くことも無く穏やかに過ごしていました。

6週目から悪阻が本格的に

そして6週目頃から、寝起きの気持ち悪さに加えて食後の吐き気が本格的に始まりました。
朝食に何を食べても飲んでも吐いてしまっていました。
特にバナナやゼリー、ヨーグルトなどの消化に良いものをメインに食べていましたが、消化に良い=吐きやすいんですよね。
そのためせっかく食べたところで結局吐いてしまう…という意味の無い行為を毎日繰り返し、精神的にかなりきつかったです。

最初のうちは旦那も背中を摩ったり心配してくれていたのですが、だんだん隣で吐いていても無視されるようになって、それも結構精神的に辛かった…。
そりゃ横で毎日ゲロゲロされたら不快だろうけど、誰の子のためにこんなに必死に頑張って耐えてると思ってるの?という気持ちですごく惨めでした(;_;)

そして何より辛かったのが「便秘」。
今思うとあれだけ吐いていたらそりゃ出るものも出ないよな…と思うのですが。
頻繁に吐いていたけど、5日間くらい排便がない事があり、その時はお腹がパンパンに張っていてとにかく気持ち悪くて最悪でした。
今まで便秘に悩んだことも無かったので、便秘ってこんなに辛いのか…と。

ただ、今思うとこの頃から少しずつ赤ちゃんが大きくなってお腹が膨らんでいたのだと思うのですが、その時の私はまだお腹が大きくなっているという自覚がなく、
恐らく赤ちゃんがいる少し膨らんだ下腹部に便が溜まっている!と勘違いして、グイグイ押したりマッサージしたりしていました…。
今思うととても恐ろしい…(絶対やらないでください)
ちなみに便秘体操など試しましたが全然効果はありませんでした…。


8〜9週目、悪阻がピークに

私の悪阻のピークは平均的なピークと言われる8〜9週目でした。
この頃は旦那には申し訳ないと思いつつ、家にいてもろくに家事も出来ない状態だったので、2週間ほど実家に帰省していました。
食事や洗濯は母に頼り、父にはお昼など買い出しに行ってきてもらい、ほぼベッドの中で過ごしていました。
起き上がるのも辛くて、でも横になってると吐き気も襲ってくるし…ただひたすらベッドの中でうずくまっていました。
トイレとお風呂とご飯の時くらいしか歩いていなかったので、相当体力が落ちていたと思います。

この頃から新たな症状が出始めました。

  • よだれ悪阻

このよだれ悪阻、実は今も地味に続いています…。
とにかく寝ても覚めてもよだれがダラダラ出てくるのですが、正直吐くよりも辛いです。
眠くても横になってしばらくすると口の中によだれが溜まるので、定期的に体を起こしてゴミ袋などにぺっと吐き出します。また横になっても1分もすればすぐ口内によだれが溜まるので、また起き上がって吐いて…の繰り返し。
つまり、全く眠れません…。
一度寝落ちてしまえば朝までは寝れるんですが、寝落ちるまでが本当に地獄。
何度も何度も起きてよだれを吐いて…と繰り返し、かなりストレスでした。
ちなみによだれが出てくる原因を調べたら「ストレス」と出てきて、いい加減にしろ!と思いました。

悪阻ピークの頃はお風呂に入るのも苦痛で、頭は2日に1回しか洗っていませんでした。
そもそも家から出ないので汚れないし、5月ということもありあまり汗もかかなかったので、とにかく負担になる行為は控えるようにしました。

「悪阻 いつ終わる」
「悪阻 終わりかけ 症状」
「悪阻 いつからいつまで」
この時は本当に悪阻がいつ終わるのか…ということばかり考えていて、ずっとこんな検索ばかりしていました。
妊婦さんあるあるらしいです(笑)
これももちろん個人差あるので、15週目で終わった!とか書かれていても、自分は出産するまで続くかもしれない…という不安もあるし、
毎日出口の見えないトンネルを必死に歩いているような感覚で、とにかく精神的に病みまくっていました…。
悪阻ピークの時に、精神的に辛くなり、1人でボロボロ泣いたこともありました。
お腹の赤ちゃんに申し訳なくて。
こんな事で弱音吐いちゃうダメなママでごめんね。と。
これから出産までまだまだ長い道のりなのに、こんなところで弱ってたらとても陣痛になんて耐えられないよな、と。
本当にこんなに辛い悪阻を乗り越えた世のお母さん皆を尊敬します。

今日食べたいもの、明日食べたいもの

悪阻になってから、「今日は何なら食べられそう」「明日は何を食べたい」など、常に頭の中は食べるもののことでいっぱいでした。
どうせ吐くって分かってるんですけど、それでも「今は無性に牛丼が食べたい」
「夜は絶対ハンバーガーがいい」
「生クリーム食べたい」
など、ものすごく細かく食べたいものの希望が出てきて大変でした。
しかも実家の近くに歩いて行けるお店が全然無いので、母や父に頼んでコンビニやスーパーに買いに行ってもらっていました…。今思うと本当に有難い…。
ある時無性にファミリーマートのトルティーヤが食べたくなり、母にコンビニ2件もはしごして探し回ってもらった事もありました(*_*)

何を食べても飲んでも吐いてしまうのに、何故か食べている時だけはすっっごく幸せで、美味しく感じるんですよね。
「あ〜これこれ!食べたかった味だー!」って嬉しくて、その時だけは食欲が戻る不思議な感じ。
でも数分後には吐いてしまって後悔するんですけどね…(;_;)


悪阻中によく食べていたもの

私が悪阻中によく食べていたものを紹介します。
もちろん個人差あると思うので、人によって合う合わないあると思いますが…。

  • ゼリー飲料(毎朝寝起きに飲んで吐く)

  • スティックパン

  • バターロール

  • カロリーメイト

  • バウムクーヘン

  • アイスクリーム

  • 氷水or暖かいお茶

妊娠してからパンやバウムクーヘンなどのパサパサしたものが無性に食べたくなりました(笑)
今も常に無印良品のバウムクーヘン常備してます。
食パン(トースト)なども消化に良いみたいで、よく食べてました。
アイスクリームは口直しに。
吐いたりよだれ悪阻で常に口の中が不快なので、冷たいものでさっぱりさせるのが至福でした。
それと常温の水はよだれを飲み込んでいるような感覚になり気持ち悪かったので全然飲めず、キンキンの氷水か白湯、暖かい緑茶や紅茶(カフェインレス)しか飲めませんでした。

10週目から悪阻が徐々に軽減

そして10週を超えたあたりから、寝起きの気持ち悪さが徐々に減ってきて、夕方〜夜にかけての気持ち悪さが増えていきました(*_*)
だけど吐く回数もかなり減ってきて、ついに「悪阻が終わりかけている」という希望が見え始めました…!!!
お通じも良くなり、便秘もだんだん解消されていきました。

ただ、「悪阻終わったかな?」と思った矢先にまた吐いたり、気持ち悪くなったり…と、
何度も何度も悪阻をぶり返していて、それはそれで心折れかけました(*_*)


15週目、やっと悪阻から解放

そして5週目から始まった悪阻は、15週目にしてようやく終わりを迎えたのでした…。
たった10週間。
終わってしまえば「あー長かったなー。」という感想だけど、この頃は「いつ終わるのかが分からない」状態だったので、本当に不安だらけの果てしない道のりでした…。

今悪阻で苦しんでいる妊婦さんがこれを読んでいたら、もう何度も目にしてるとは思いますが、いつかは絶対終わるので、あと少し頑張って耐えてください(;_;)
終わったら本当に世界が変わります!
悪阻に耐えられたらもうほとんどの事は耐えられます!
それくらい精神的にも肉体的にも強くなれます!
一生続くわけではないので、今はとにかく食べれるものを食べれるだけ食べて、お腹の赤ちゃんより自分の事を優先して労わってください。
悪阻が明けたら今度は胎動を感じたりお腹が大きくなってきて、嫌でも赤ちゃんの事を考える時間の方が増えるので!
今は自分の事だけ考えましょ!!

ちなみに悪阻ピーク時、吐きすぎて体重は3キロ減りました。
妊婦健診の時に一度だけ点滴を打ちましたが、それ以降は特に打ってません。
悪阻で吐きすぎたり食欲がなくなり全然食べれなくなると、場合によっては入院となる可能性もあります。
水分すら受け付けなくなってしまったら、病院で相談してくださいね。

悪阻が明けてから、旦那と2人で最後のディズニー旅行をしました!
アトラクションは乗れそうな大人しめのものだけ乗って、あとはひたすら食べ歩き、お店をゆっくり見たり、ショーを見たり…。
久しぶりに好きなものをたくさん食べられて、本当に幸せでした!!
悪阻からの解放、めちゃくちゃ嬉しかった…!!!
私の中では悪阻に耐えたご褒美!という気持ちで行ったので、達成感で舞い上がってしまい、結局帰宅後に久しぶりに吐いたんですけどね…(笑)

マタニティマーク見えてますか?

妊娠発覚直後から約2ヶ月ほどパートをお休みしていたのですが、悪阻が落ち着いてきたためまたパート復帰して週2で短時間ですが仕事していました。
しかし職場までが遠すぎて(往復3時間くらい…)行き帰りの電車移動だけでお腹が張ってしまってキツかった。
なにより悪阻中に体力がほぼ無くなっていたので、歩くのも精一杯で(*_*)

それに加えて特に辛かったのが、
マタニティマークをつけていても席を譲ってくれる人が少ない!!
この時まだ20週目(妊娠6ヶ月頃)で、お腹が少し目立ってきたかなーという程度。
元々痩せ気味な私は周りから妊婦だと気づいて貰えず、マタニティマークをつけて優先席の前に立っていても、ほぼスルー。
というか、タ多分マタニティマークに気づいてるんだろうけど
スマホや本を読んでいて気付かないふりをされたり、
わざと寝たふりされたり、
中には気づいたっぽいけど席を譲るタイミングを逃し、日本人特有のあの微妙な空気によって席を立つのを躊躇う人も…(^^;)
いや、分かるんだけどね…今更譲っても遅いよな、みたいな空気、分かるんだけど…。
でも、こっちからしたら1秒でも長く座らせて欲しいんですよ。

特にマタニティマークをつけていて全然お腹が膨らんでない妊婦さんって、↑に書いたような悪阻で苦しんでいる時期の可能性が高いんです。
見た目は普通の女性でも、実際は吐き気や気持ち悪さに耐えながら必死に立っているかもしれない…。
「まだお腹が大きくないから席を譲らなくても大丈夫でしょ」と勘違いしてる人もいますが、実際は妊娠初期の方が辛い思いをしている妊婦さんが多いという事をわかって欲しいです!!(;_;)

もちろん悪阻が出産までずっと続く人もいますし、妊娠後期が近づくとまた他にもマイナートラブルが起きるのですが…
特に妊娠初期は身体に負担をかけてはいけない適切な時期なので、もし電車などでお腹が出ていない妊婦さんを見かけたら、積極的に席を譲ってあげて欲しいです。

ちなみに私の体感ですが、席を譲ってくれる大半は若い女性でした。(学生さんとか)
お子さんがいるような年配の男性も優しかったです。
お願いだから、マタニティマークに限らず、優先席は座るべき人が座れるように配慮してください。
健康な方は優先席には座らず、空席にしておいてほしいです。
人は見た目では判断できません。
譲った方が良さそうな人が来たら席を立とうと思って優先席に座る人も中にはいるかもしれませんが、健康そうに見えて実は足を怪我している方などもいます。
そういう人が自ら「席を譲ってほしいです」と言う事ってかなり勇気がいりますよね。
私も何度か「妊婦なので席を譲ってほしい」と言おうかと思いましたが、逆ギレされたり断られたら怖いな…と思い、言えませんでした。
優先されるべき人間なのに、我慢して立っていました。

自分が妊婦になってみて初めて人に席を譲られるのがこんなに嬉しいんだって知ったし、自分も今後マタニティマークを付けた妊婦さんには優しく接してあげようと思いました。


ちょっと悪阻から話がズレましたが、、、
妊婦って10ヶ月間ずーーっと何かしらの体調不良を抱えながら過ごさなきゃいけないんですよね。
妊娠中に「今日めちゃくちゃ体調良い!!」と思った日なんて、一度もないです(^^;)
もう妊娠前の体調の良かった頃が思い出せません…。
それくらい妊娠って過酷で命懸けなのです。
特に妊娠初期の、流産の可能性もあって色々と不安が大きい段階での悪阻は、本当に本当に精神的にやられます。病みます。
1人でも多くの人が妊娠の大変さを知って、周りの妊婦さんに優しく接してあげられたら…と思います。

長くなってしまったのでこの辺で終わります><;
ひとまず、私の悪阻についてでした。

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