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聖地巡礼の旅〜始まりの地から終着の地まで〜

皆さんこんにちは。ゴールデンカムイオタクの香木うさぎです。
今回はゴールデンカムイ展をメインに北海道聖地巡礼をした旅レポです。
前回同様、公共交通機関で聖地を巡っております。
写真は自然、公共の場所や銅像、チェーン飲食店など以外は全てSNSでの公開に許可を得て撮影しております。特にアイヌの方の場合お顔を隠しても装束の紋様から個人が特定できてしまうので撮影の際はきちんと許可を取りましょう。


網走

女満別空港から網走市内まではバスが運行しています。(バス料金1050円)
→時刻表
JR網走駅があるし電車でも行けるのでは?と思ったのですが空港からの最寄駅が徒歩25分かかって本数も少ないのでバスをオススメします。

網走川
網走駅から出て真っ直ぐ徒歩2分網走川に出ました!作中では網走監獄を襲撃するために駆逐艦が遡上していきます。

駆逐艦遡上できるかな?網走の名前はアイヌ語から来ているんですね(北海道の地名はアイヌ語由来が多い)

歩いているとカラスよりカモメなどの海鳥の鳴き声が聞こえてきて網走が海から近いことが分かります。
海……といえば海鮮ですよね!!
と言うわけでお寿司を食べに行きます!駅から海に向かうと色んなご飯屋さんや居酒屋のあるエリアがあります。

Google評価が高くてお手頃お値段たったのでこちらで食べてみることにします鮨レストランNabe
大正解!!!!全部美味しかった〜
あまりに美味しくて追加した網走産のうにと、気になった甘エビ、さばがり巻き

本当に全部美味しくてびっくりしました。特に網走産のうにがとろとろで臭みがなく旨みが広がります。
トロは口でひと噛みで解け、エビはブランブリン、えんがわコリッコリ!さばがり巻きは丁寧に処理された鯖の臭みはなく、味付けがとっても美味でした。

飲食店エリアの中でも海側の方ですがドリンク(ウーロン茶)をつけても3500円程度でお腹いっぱい食べられましたのでおすすめです!

1日目終了

2日目
全てはここから始まった。網走監獄中心巡りです。でもせっかく来たので他のところも行こうと思います!
そんな時は観光地を巡るバスがオススメです
網走バス観光ルート時刻表(2023年4月〜9月)
バス中で1,000円以上の紙幣は崩せませんが、PayPay支払いができるので運転手さんに整理券番号と支払い画面を見せて支払ってもOKです。
観光ルートバス乗り場は網走駅近くのすき家の前です。

北方民族博物館
開館時間 9:00〜17:00(7〜9月)  9:30〜16:30(夏季以外)
閉館日 月曜日(7〜9月は閉館日なし) 年末年始、臨時休館日等
常設展示入館料 550円 特別展のみ450円
常設・特別展セット800円

アイヌ以外にも各地にいる少数民族の文化や暮らしを伝える博物館で、膨大な量の収蔵品が展示されています。館内では貸し出しの解説音声イヤホンもありますがQRコードを読み取れば自分のスマホでも解説を聴くことができます。
収蔵品を見ているとアシㇼパさんが「私達はちょっと違って、ちょっと似ている」と言っていたことがなんとなく分かります。
そして北方民族の多さとその文化の豊かさに目を見張りました。

私が知らない北方民族がこんなに!
作中でも出てきた魚の皮を使ったブーツ。背鰭が足裏にあるので滑り止めになるというギミック付き
北海道アイヌの男性の衣装
ナーナイの花嫁衣装。裾や襟についている渦巻き紋様は北海道アイヌでもよく使われる模様。
熊送りの儀式に使われる道具
ハンティのクマ送りの儀式に使われる輿と帽子。ところ変われば同じ儀式でも随分と様子が違うのが見て取れる。
精霊と交信するための仮面も様々。
大迫力のモリは現存する唯一のものだそう。貴重な品。
トナカイ用のソリ。寒くありませんか?
ナーナイ族の男が置いていったトラの置物!
テン、鹿、アザラシの皮を触り比べることで革の用途を実感できるコーナー

特別展は『北方民族の編むと織る』で、色んな少数民族の多彩な編み物、織物が紹介してありました。

北海道アイヌが主に使った裁縫道具。なんとハリがヤマアラシの毛なのは驚きです。
魔除けの『トゲ』がたくさん刺繍されたアットゥシ。
アザラシの皮を使った魚網

そしてお土産も珍しいものがおおく、私イチオシなのが魚の皮でできた製品です

魚の皮製は本当に珍しい。蝶ネクタイはきっと誰とも被らない逸品
お土産にカナダ先住民族のトーテムシンボルを購入

次の目的地までは歩いて5分くらいなのですが道路の脇に遊歩道を発見!!(Google mapに記載なし)たぶん方向的には合ってるので進んでみます

とっても気持ちの良い遊歩道

途中でクマが出ないかビビってゴールデンカムイのオープニング熱唱してました。
勘があっていたのでちゃんと目的地の裏に到着できました!

オホーツク流氷館
開館時間8:30〜18:00(5〜10月)   9:00〜16:30(11〜4月)
閉館日 なし
入館料 770円

周りの庭は花がたくさん咲いていて散策にも良さそうです
流氷の天使クリオネ
マイナス15度の世界に行くには厚手のガウンを羽織ります
本物の流氷のうえでチロンヌプカムイがお出迎え
アザラシとぶん回して凍った濡れタオル
2階の流氷の下で暮らす生き物たちの写真と解説は美しい
綺麗すぎる流氷の一枚
適度な塩気がとっても美味しい流氷ソフト
交流ボードには私の他にもゴールデンカムイファンが!記念に描いてきました

正直、流氷だけの施設かぁと期待してなかったのですがこれは770円の価値ありです!
分かりやすい展示、ヤバい氷の世界、綺麗な館内、丁寧なスタッフさん、美味しいソフトクリームぜひ行ってみてください!

ここからは同じ路線のバスに乗って博物館網走監獄まで行きます。
ちなみに名前がよく似ている施設で網走駅からすぐのバス停の名前に網走刑務所があるのですが、そちらは現役本物の刑務所ですので観光向きではありません。

博物館 網走監獄
開館時間9:00〜17:00(入館は16:00まで)
休館日 12/31、1/1
入館料 1500円

お昼時になりましたので監獄近くの監獄食堂(監獄の中には軽食しか売っていません)で腹ごしらえ

監獄メシに近いであろうホッケ定食をチョイス

こんな麦が主張している麦ご飯初めて!フキもほとんど食べた事が無かったのですがおそらく一生分食べました。ホッケは美味しかったです。

ちなみに動画は全面禁止されており、再生数で収益になるような動画投稿、収録は禁じられていますが、写真をsnsに載せたりする事はOKだそうです(一部撮影禁止エリアがあります)

色んな人のレポで見た施設が目の前に!

後で気がついたのですが公式ホームページにあるインターネット割引券があります。
→インターネット割引

看守さん(マネキン)に見守られながらいざ入獄!
犬堂典獄と土方さんが戦った教誨堂

熱いバトルでしたよね……左側には囚人が更生するために打ち込んだ勉強や絵、音楽、書道などの作品が紹介されています。
一番奥には網走監獄で亡くなった囚人を弔う仏像が鎮座。現在の網走刑務所での図書費などにつかうため、お賽銭に寄付ができます。

野田先生の色紙!!白石がとってもキュート!
二人も股間がどうにかなってるの面白すぎる。
看守の宿舎。1,000人以上も囚人を収監していたので看守用宿舎も100戸以上あり家族と一緒にくらしていた人も。作中ではここから侵入してましたね。
外での作業のため小屋で雑魚寝する囚人達。枕木を叩いて起こすことから『叩き起こす』という語源になったそう。

実物大のマネキンが看守や囚人としているため、大変想像しやすいのですが、リアルすぎて薄暗い場所ではびっくりしてしました。

冬の野菜不足を補うために漬物も監獄内で作っていました。たくわんは天下一の逸品なので土方さんも楽しみに食べてたかも?
囚人につける足枷体験コーナー。色んな作業をするにはちょっと邪魔、かと言って早く走れないくらいの重さ。

網走囚人は無茶苦茶な工程の北海道中央道計画に投入され多くの囚人が命を落としました。
彼らが罪人なのは違いないのですが北海道開拓に大きく貢献したのもまた事実。色んな人が今の北海道を作ったのだと忘れずにいたいものです。

この他、監獄歴史館には囚人の生活や更生への道筋、地域との交流などの展示があり、罪を犯した人を社会の一員としてどのように助ければ良いのか考える施設になっています。

意外と広い風呂場同時としては画期的なシステムで衛生環境を守っていました。刺青人皮の囚人はどうしていたんでしょうか。気になります。
懲罰房は一切の明かりもなく7日を重湯で過ごす。網走の中でも最も過酷な環境です
数人で過ごすタイプの房。のっぺら坊はたぶんこのタイプの房を移動させられていたと推測できます。
檻も斜めになっていたりくの字型になっていたりと随所に逃げにくい工夫があります。
侵入した天窓。圧巻。
おいお前白鳥だろ!!

ほんの一部ですがご紹介いたしました。
実際の網走監獄は広くてとても勉強になるところですのでぜひ訪れてみてください。

囚人服プリントTシャツと刑務所で作成したコラボトートバッグ。

お土産に刑務所でつくられた品物はいかがでしょう。罪を犯した人が更生して社会に貢献できるようにする一助になるはずです。


網走駅周辺で美味しそうな洋食屋さんがあったので食べてきました!

網走駅すぐ左手にあるアルカディア
甘くて濃厚なウニのソースとカニのパスタ
完璧な味のクレープ

網走、とっても楽しかったです!

2日目終了

ちなみにJR北海道の特急列車、各種路線が7日間乗り放題のお得きっぷもあるのですが今回は日数と移動距離の関係で普通に買った方が安いです。
もう少し長く滞在する、電車をたくさん利用する方はそちらを利用してみては?
また、切符には距離に応じて有効期限があり途中下車をしても大丈夫です。一箇所ずつ切符を買うより最初にJRで利用する路線の出発駅から終着駅まで買って乗っていくことで安く行けます!

網走から旭川までは特急に乗っていきます。
※上記の切符以外に特急券を買う必要があります。

旭川

網走から旭川までは4時間弱の旅です。北海道はでっかいどう。
と、思っていたのですがなんと大雨の影響により途中で電車がストップ、急遽バスに乗って旭川までいくというハプニングが起きてしまいました。

見通しがない段階で配られたお水と非常食。少しでも不安を和らげようと笑顔で配ってくださいました。

まあなるようにしかならないし、旭川まで行く手立てはあるしJRの人も頑張ってくれているのでせっかくだから止まった駅で美味しい物でも食べることにしました。到着が早くて15時、遅くて16時なのでそれまでお昼ご飯もなしというのも辛いですし。(本来なら12時前には着く予定だった)

駅員さんに「あんまり遠くなくて、もうすぐ開くところがありますよ」と勧められたのが
オステリア デッラ ミゼリア
遠くないどころが目の前にありました。

にんにくの香りが食欲をそそるキノコのパスタ
素晴らしい味のチョコレートムース
オリーブオイルが抜群においしいサラダとフワフワの手作りフォカッチャ

とても雰囲気がよく美味しかったので遠軽に行く方はぜひ行ってみてください。

後日分かったのですが、なんとこの大雨で網走から旭川を結ぶ石北線が土砂崩れにあい、少なくも1週間運休となってしまいこのルートだと他の公共交通機関がすぐ満員になっていくなど大変な事態になっていたことが判明しました。
小さなアンラッキーで大きなアンラッキーを回避する門倉さんの強運がついてしまったかのようです。

なんとか旭川にやってきました。
旭川といえばそう!こちら!!

北鎮記念館
開館時間 9:00〜17:00
閉館日 月曜日
入館料 無料
最寄りのバス停が護国神社なのですがとにかく本数が多くて北海道によくある一本逃したら次は1時間後、なんてことはありません。
参考にどの路線に乗ったらいいか載せておきます。
北鎮記念館アクセス

自衛隊管轄の資料館なので入館料が無料
第七師団らしいスキーを装着した兵士
少将の肋骨服。袖の紋様を作ることになった人が気の毒になるくらい細かい。
上等兵
戦争の負の部分も展示。義足
なんと師団の上の服を着て銃を持ちながら撮影できます。 スタッフさんが集めたグッズの祭壇上部には野田先生の色紙と左から月島軍曹役の竹本英史さん、杉元佐一役の小林親弘さん、アシㇼパ役の白石晴香さんのサイン
やっぱり野田先生、絵が上手い

屯田兵として入植してから二次大戦終結まで北の守りの要となった第七師団を中心に兵舎での暮らし、一人一人の人生、残された家族、その後の人生、戦争が生む痛ましさも余すことなく展示してあります。
私個人が一番心に残ったのは一度敵からの弾丸を跳ね除けて命を助けた刀を戦地に行く息子に渡し、隊は玉砕、米将校によって母の元に刀が帰ってきた展示です。

ここにある資料は全て誰かが使っていた物、帰ってきたもの、遺されたものですのであえて写真はごく一部の掲載にさせていただきました。
この資料館に令和、そしてそのあとの世代の自衛官の方のものが入らないことを心から願います。

資料にはしんみりしてしまいましたが、購買部(写真不可)はものすごいゴールデンカムイ推しでした。すごい数のグッズがあり今では手に入らないようなものもたくさんありますのでファン垂涎の取り揃えです。もはや業者。
ゴールデンカムイグッズもいいですし自衛隊のカレーや北海道名物鮭とばも売っていましたのでぜひお立ち寄りください。

旭川といえばラーメンですがあえて餃子を食べに行ってみました(有名店はすでに食べたことがある)
餃子皮命

もっちもっちの皮が美味しい逸品

なぜが食べてるところを記念撮影するサービス(?)があり、帰りに写真がもらえます。オシャレな雰囲気で美味しい餃子を食べたい方はぜひどうぞ。

3日目終了

旭川にもアイヌ関係の施設がありますので行ってきました。

川村カ子トアイヌ記念館
開館日 9:00〜17:00
閉館日 5〜11月は無休
入館料 800円

1条8丁目乗り場24系のバスに乗車、下車後徒歩2、3分です。

こちらは写真OK、ネット掲載NGです。
今までいろんなアイヌ関係の施設に行ってきましたがここが一番『生活感』を感じる施設でした。
というのも展示物との距離が近いのとチセ(家)がおそらく実際に囲炉裏で火を起こしているため煙の香りがするからです。
予約すれば切り絵や刺繍、踊りなどの体験もできるようですので身近に感じたい方はぜひ行ってみては?

旭川市博物館
開館時間 9:00〜17:00
閉館日  10月〜5月の第2.4月曜日
入館料        350円
入館料に関してはリンクリンクミュージアムの制度を使えばお得にいろんな文化施設が巡れますので半券は捨てずに回りましょう。
駅から歩いて15分弱で行けます。

旭川博物館という建物ではなく旭川大雪クリスタルホールの中にある(めっちゃ迷った)
フチ(おばあちゃん)が語る色んなお話や神謡を聴ける体験コーナー。囲炉裏もあってまるでアシㇼパさんの気分
北海道アイヌのゆりかご
ニブフのゆりかご

さて、次はこの旅の中で最も行くことが難しい平取町へ……一発ではいい時間に行けないので途中の町、富川町で宿泊です。そしてこの町にも行くには苫小牧でバスに乗り換えます。電車とバスで4時間超えの旅です。(北海道はでっかいどう2回目)
バス(苫小牧静内線)

と、思っていたのですが実は富川にはほとんど宿泊施設がなく、泊まった施設は主に工事現場で仕事をするための方の施設だったため、女性一人旅には向かないコースとなってしまいました。
もしどうしても富川で泊まって長い時間平取にいたいのであればホテルの方を選択することをオススメします。
また、滞在時間2時間でよければ夏の間ですが札幌、千歳空港から乗車して白老、平取に行くセタプクサ号が運行しておりますのでこちらを利用する方が楽で簡単だったなあと思います。(終わってから気がついた)

4日目終了

平取

富川町から平取町からはバスで行けます。が、一本逃すと行けない帰れないというのが試練ですがバスの関係上、平日であれば頑張れば10時から16時まで平取にいれます。
なお、私が行きたい場所のバス停の名前が平取資料館前です。
その一つ前の平取だともう少し本数が多いのですがバスで8分くらいなのに7キロくらい離れているので歩いて行くにはちょっと厳しそうです。

平取町立二風谷アイヌ文化博物館
開館時間 9:00〜16:30
閉館日 12月16日〜1月15日は一ヶ月休館
    11月16日〜4月15日は月曜日休館 それ以外は無休
入館料 400円(萱野茂記念館セットだとお得な700円)
中の撮影はOKですがネット掲載には事前の許可が必要だそうですので素晴らしい収蔵品や現代のアイヌの方が作成した工芸品は載せません。
コタンを再現して機織りや彫刻、オヒョウの木から作る身近な道具などを作る方の作業の様子を見学できます。
中には囲炉裏がありちゃんと火を入れていてコタンの生活を見ているかのようです。

体験もやっており、私の時はコタンコㇿ カムイ(シマフクロウ)のコースターを彫れる体験が無料でやっておりました。

手本と全然違う!!お恥ずかしい出来ですが自分で作ったものには愛着が湧きます。きっと我が家も守ってくれる事でしょう。

ゴールデンカムイ謎解き宝探し(無料)もやったのですが、今年のはめちゃくちゃ難しいらしくギリギリまでやりましたが最後は答え合わせしてもらってスッキリして帰りました。
本当に難しかったです。

そしてキロランケのマキリを制作した貝澤さんが営むこちらも見逃せないです!

北の工房つとむ
営業時間 8:00〜18:00
休業日 情報なし

憧れの場所にこれて感無量!
野田先生との交流がたくさん。
まだ途中どけどね、とキロランケモデルのマキリを見せてくださいました。

味がしっかり、栄養豊富な平取特産トマトを使った『ニㇱパの恋人』も売ってましたので飲んでみると美味しい!!
するする飲めるのに味がしっかりしててほんのり甘くてオススメです。
お話途中でお知り合いの方がいらっしゃって8月15日と22日のマルシェを広いバス駐車場で開きますと教えてくださいました。
これから平取行こうかな〜と計画中の方はぜひ行ってみてください。

今回のレポを書くにあたって許可を取ってる、と冒頭に書きましたが世の中には許可を取らずにネットに流している人もいるそうです。
特に貝澤さんご自身の写真となると肖像権の侵害にもあたりますし、ファンだからこそ許可をとりましょう。

萱野茂二風谷アイヌ資料館
開館時間 9:00〜17:00
閉館日  なし (11月16日から4月15日は要事前予約)
入館料 400円(前述の平取町立二風谷アイヌ文化博物館との割引セットあり)

アイヌ語を母語としてアイヌ民族初の国会議員となった萱野茂さんの功績を伝える資料館。
入口では萱野さんが書いたアイヌの神謡をまとめた本やアイヌの民話などの文庫本も売っています。

角つき鍬形。文献からの復元。
萱野茂さんの功績を伝える
チョウザメ。こんなに大きい
知里幸恵に影響を与え、アイヌ文化、言語の研究の第一人者、金田一京助の歌碑

16時6分のバスで苫小牧を目指せば18時25分には到着です。ただしこれは土日祝日にはないバスですので悪しからず。

やっぱり海なし県民海鮮が大好き!ということで地元のお寿司屋さんに行ってきました。
苫小牧 栄寿司

赤酢の酢飯、ほろりと解ける良い握り具合。絶品でした。

5日目終了

苫小牧

野田先生が何度も訪れて前作スピナマラダ!にも登場している場所が

北海道大学研究林
ただしこちらは最寄りのバス停からも歩いて30分。タクシーだと駅から2,000円ほど。

野鳥の観察にも適した静かな池
スピナマラダ!で見たところ!!ドッグスレッドでも出るかな?

豊かな自然を散策できるそうなので自然散策がお好きな方はぜひ!(羆が通り道にしているので稀に出ることがあるので十分に気をつけてください)
また、希少な野鳥などを目当てに情報を悪用する人もいるそうで、ネットにアップする時は生き物単体で載せるのはおやめください。

森林資料館
開館日 4月〜10月の毎週土曜日 9:00〜15:30
限られた開館日なのでもし行ける人はぜひどうぞ!!

苫小牧市美術博物館
開館時間 9:30〜17:00(入館16:30まで)
閉館日 月曜日 12月29日〜1月3日
入館料 300円
こちらでは写真を撮るのに事前の申請が必要で、何枚撮ったか事後に写真スクロールで確認します。

一番間近で見られたキムンカムイ
平太師匠のたばこ入れとサイン色紙
引き出して見るタイプの展示
ゲロリ。雪駄型もあるみたい
アイスホッケーの歴史も学べる
石器や古代の発掘も盛ん

その他の展示物も面白く見れました。

苫小牧から函館までは特急北斗に乗って行きます。大体一時間に一本ほど運行しています。電車で3時間ほどです。北海道はでっかいどう(3回目)
途中の大沼公園で止まってここでしか食べられない大沼だんごを食べました。

元祖大沼だんご 沼の家
定休日 ?
営業時間 8時30分〜18時

とろりとしたお餅はその日限りしか柔らかさが保てないのでここでしか味わえない

丁度一年前も食べましたが変わらずとても美味しかったです。甘いあんことしょっぱいみたらしで無限に食べられます。

遊覧船から綺麗に見えた駒ヶ岳

遊覧船はおおよそ40分でもとのところに戻ります。
お話が上手なガイドのおじさまが楽しく冬にはどんな景色になるのか、どんな動植物がいるのかお話ししてくれました。

函館

函館の主な交通は市バスと市電です。昨年だと紙のチケットだったのですが、今年は電子チケットになっていました。
入力に少々時間がかかるのと、webに繋いだまま運転手さんに見せないといけない、クレジットの決済なのが手間ですが、便数は少ないものの函館空港から出ていますので上手く乗れればとてもお得に市内を周ることができます。
市バス、電車のチケットDohna 
このチケットの特典として色々なところで割引が受けられたりしますので、チケットだけでなく特典も要チェックです。
ゴールデンカムイ展のために函館全体が盛り上げてくれようとラッピングバスの運行やフォトスポットが設置がされています。

マルイイマイの北口からおはようございます!

フォトスポット

最初に写真が撮れたのは鶴見中尉!電車から降りたらすぐにお目見えでした

ウェルカム地獄の特急列車

ちなみにJR函館駅の裏には海があり、暴走列車がドボンしたのはこの辺りでは?と推測出来るところもありますが、高架下で人気がなく、夜は大変危険なので昼間行くことをオススメします。

一年前に撮影。立ち入り禁止の先は本当にドボンしちゃいます

空港は最初や最後に行くとして、最もネックになるのが津軽海峡フェリー乗り場です。
ゲンジロちゃんに会いに行くには函館駅から道南いさびり鉄道で七重浜から降りて徒歩20分ほどですが、途中が住宅街を突っ切たりフェリー乗り場自体が車で来ることを前提としているので徒歩で行くのは危ないと感じました。

全面車道……時間帯によっては車がビュンビュン来そうです
苦労した分、ゲンジロちゃんの救いが眩しい

近くの七重浜駅は各駅停車の駅ですので2時間に1本ほどしか電車がありません。なので五稜郭あたりでタクシーを捕まえて写真を撮っている間に待って貰ってJR五稜郭駅や丸井今井などで降ろして貰うのが良いかと思います。

今回のゴールデンカム展に際してラッピング路面電車が足らなかったのですが自社のラッピング路面電車を貸してくださったのが
五島軒本店 レストラン雪河亭
営業時間 11:30〜14:30  17:00〜20:00
定休日 火曜日

エビフライに土方さんの好きな沢庵、ボルシチにスーシェカ風クッキー
明治期から函館を代表するレストランだけあって内装も素晴らしい
ゆったりとしたソファで待つことも出来る

最寄りの十字街から歩いて5分ほどでつきます。ここの他にもカレーメインのお店が五稜郭タワーにもあるようですがやはり本店で食べてみたいもの。
町の洋食屋さんというよりデパートに入っている洋食屋さんやホテルのレストランといった高級感で給仕してくれる人もきっちりとした制服でおもてなししてくれます。
カレーはスパイシーかつ旨味の効いたお味、エビフライはサクサクで全然重たくありません。とても美味しかったです。
ここから近いフォトスポットがあります。

金森赤レンガ倉庫
営業時間 9:30〜19:00
定休日 ?
たくさんの赤レンガで作られた建物のなかで色々な店舗がお店を構えています。

15番のところに入ります。入口は左手に服屋さんのマネキン、右手にチーズケーキ屋さんがあります。
海側から入って左側一番奥にいました!

最終話で鶴見中尉を探していた月島の背景は船がたくさんありましたのでもしかしたらこの辺りで会話をしていたのかもしれませんね。

函館のご当地グルメは数あれど有名なハンバーガーチェーンも外せませんよね。
そう。ラッキーピエロ!!でも五稜郭店も駅前店も激混みでなかなか入れないのでここがオススメです。
ラッキーピエロマリーナ末広店
営業時間 9時30分〜22時30分

一番人気のチャイニーズチキン、ラキポテ、ウーロン茶のセット

こってりと甘辛いチキンと特製のデミグラスソース、チーズがかかったポテトをウーロン茶の爽やかさがベストマッチ!

こちらの店舗は本店が近くにあるのと夜遅くまで営業しているのと店舗自体が広いので比較的スムーズに食事ができます。美味しかった時には入口付近にある幸せの鐘を鳴らしましょう!



さて、この近くにアイヌの資料を保存する資料館があるのはご存知でしょうか。
函館市北方民族資料館
開館時間 9時〜19時
閉館日  12月31日〜1月3 日 他不定期の館内整理日
入館料  300円
北海道アイヌだけでなく、樺太アイヌ、千島アイヌ、ニブフ、ウイルタと多彩な民族の資料が貯蔵されています。
館長さんのウィットに富んだ一言解説も面白く是非行ってみてほしいところです。

樺太アイヌの帽子。 エノノカ〜
サマの太鼓
千島アイヌの資料はとても貴重

ここからかなりキツい坂を上がっていける作中に出てきたところが
旧ロシア領事館
音之進が誘拐されて、乗り物が発見された建物がこちらなのですが、今はホテルに生まれ変わるため作中通りに見える保証はありません。

函館といえばそう!百万ドルの夜景ですよね!
ロープウェイの山麓側がフォトスポットになっています。
函館山ロープウェイ山麓
営業時間 10時〜22時

函館山から砲撃する二人

こちら、天候でロープウェイが運行しないとなったら撮影不可になるようですので天気が良いうちにどうぞ。

天気が良ければこんなに綺麗な夜景が見れます。

先ほどから坂を歩くルートが多いな〜と感じるそこのあなた!大正解です。特に旧ロシア領事館、ロープウェイ山麓はバスがあるにはあるのですが本数が非常に少ないため歩くことが多いのですが今年の夏は本当に暑かったので、もし体力がなかったりお連れ様がいらっしゃれば金森赤レンガ倉庫辺りでタクシーを拾うのも手です。

ゴールデンカムイラッピング函館市電
絶対見ておきたいのが今回の函館ゴールデンカムイ展を記念して走っているラッピング市電ですよね!2泊3日の間(うち1泊目は夕方着で市電自体をほぼ見てない)で3回見ることが出来ました!

大団円のラッピング市電

函館ゴールデンカムイ展
丸井今井函館展7階で開催!市電の五稜郭公園前駅すぐ目の前です。

祝日に行ったので日の丸がかかってました!めでたい!!
最高の相棒だぜ……
こちらは杉元とアシㇼパさんのパネルとは反対側の南口。入って真っ直ぐ進めばビッグじっじに会えます

ゴールデンカムイ展は7階で、チケットは当日でも買えます。チケットを買ったら奥の『チケットをお持ちの方はこちら』というカウンターに行き、チケットの半券をもぎってもらって、特典とグッズ売り場の入場券をもらいます。
今回で3回目なのにしっかり見てしっかり買い物しました!

丸井今井の中にある栄好堂書店ではゴールデンカムイフェアを実施中!
アイヌ関係の分かりやすい書籍や辞書、脱獄に関する書籍もあるよ!(ゴールデンカムイを買ってブゴールデンカムイブックカバーをつけてもらうキャンペーンは終了しました)

こちらとは反対側でゴールデンカムイコラボの月寒あんぱんがやバター飴などが売られていましたのでお土産として丸井今井を堪能してみては?

五稜郭公園
開園時間 5時〜19時
入園料  なし
金塊と権利書が隠された最後の決戦地。五稜郭。
実際に行って見ると星型とは気づかない作りになっており、初見で戦うにはやっぱりなかなか難しそうです。

欲張りな白石
兵糧庫の中で夢を語るじっじ達

五稜郭タワー
営業時間 9時〜18時
タワーエレベーター利用料 1000円
実はこちら、お土産店も大充実。函館空港でも買えない品物もあります。
特に新撰組関係、シマエナガ関係、ラベンダーを使った商品は函館空港よりも充実しておりますので一度見てみては?

一階の月下美人の前
土方さんのパネルのそばの階段を上がるととっても美味しいジェラートが食べられます

そろそろ旅も終わりです。

到着口のローソン横にいる尾形

美味しいお土産も気になりますよね!
函館空港で買えるどメジャーではないオススメのお土産はこちら↓

わかさいも
芋って書いてあるのに豆で出来ててなぜか昆布が練り込まれてるのに美味しい!
開拓おかき
色んな味が楽しめる。ご当地名物フレーバーのおかき
夕張メロンピュアゼリー
小さいけど味は抜群で濃厚。個包装、長期保存可でばら撒きお菓子にぴったり。
あんバタサン
さっくりとしたクッキーにバターの風味とあんこのコラボレーションが美味しい
美冬 レモン
白い恋人で有名な石屋製菓さんの期間限定の爽やかサクサクのお菓子
三方六 メロン
北海道名物めちゃうまバームクーヘンのメロン味。
札幌おかきOh!焼とうきび
一度開けたら手が止まらない。なぜ本州で売ってくれないの!?
五島軒カレー
五島軒といえばカレー。お気に召したらレトルトのお土産はいかが?
北の散歩道
クッキーとチョコレート中にコンフィチュールが入っためちゃうまお菓子。
特にハスカップ味がおすすめ。

今回の旅も大満足でした!
まだまだ冷めぬゴールデンカムイ熱!少しでも参考になれば幸いです。