フランスでUX/UIデザイナーとして働くまで-プロローグ
自己紹介
初めまして。ワモダエという名前でSNSをしています。
(思うところあって、Xのアカウントは消しました。)
私はフランスで働くUXUIデザイナーです。
2016年からフランスで働いています。
京都で生まれ育ち。京都精華大学で日本画を学びました。
大学卒業後にすぐ渡仏し、ナントでグラフィックデザインの学校を卒業。UXUIの研修学校にも通ました。
ちなみにマスターは持ってません。
最初はフリーランスのグラフィックデザイナーとしての道を歩み始め、
2019年からはBtoBサービス設計に特化したUX/UIデザイナーとして現地のIT企業に身を置いています。
言語は100%フランス語。
仕事で日本語を使ったことは一度もありません。
フリーランス時代も日本人クライアントの仕事はしたことがありません。
今のポストでは、たまに外国人クライアントのために英語でプレゼンしたりミーティングをしたりしますが、基本はフランス語です。
言うまでもなく、この業界で働くほとんどのUXがフランス語を母国語とする人達で、この仕事はネイティブのフランス語話者が選ばれることを前提としています。
正直なところ、就職活動中は非ネイティブの私が選ばれるか、そして異国で責任ある仕事が務まるのか、かなり心配でした。
非仏語ネイティブというコンプレックス、自分のデザイナーとしての技量への不安。色々な葛藤があったし今でもあります。
それでも就職の際、受けた2回の面接(研修先探しの1回、転職で1回)は絶対に自分で自分のお金を稼ぎたかったし、このライバル達の中やったらどう考えても自分が選ばれると思って自分を奮い立たせていました。
さて、どうしてUX/UIデザイナーになったのか。
私の経歴を簡潔に振り返ります。
経歴
2012年にフランスにやってきて、最初の2年間は語学学校で過ごしました。最終クラスではC1まで達し、その後ナントの3年制デザイン学校に編入。
2016年に卒業し、フリーランスのグラフィックデザイナーとしてフランス人のクライアント相手に働き始めました。
その後すぐに妊娠し、2017年に出産。
息子が1歳になる頃、フリーランスとして働くことに不安を感じ始めたので、思い切ってUX/UIの研修を受講することに決めました。
この研修は1年間のプログラムで、企業研修が必須でした。
運良くすぐに中堅IT会社から内定をもらいました。
そこで4ヶ月間働いた後、正社員としてのオファーを貰いました。
1年後にこの会社は超大手に買収され、体制が変わった後さらに1年働きました。
その後、第二子を出産し、復帰から半年後に新たな転職をしました。
この転職活動はまたもや幸運に恵まれ、なんと開始1日目で面接が決まり、1週間で今の会社に採用が決定しました。
この会社は3社目。働きやすい環境で、心地よくやっています。
長くなりそうなので、今日はここまでにします。
これから
- フランスでの就職活動
- ポートフォリオとCV、面接
- フランスのIT企業事情
- 語学との付き合い方
-マイノリティとしてフランスで生きる
-フランスでの育児と仕事
-非母国語圏で生きていくモチベーション
- 現在の仕事内容
などについてぼちぼち書いていこうかな〜と思っています。
フランス語に怯えていた私が、いかにして現地人とのポスト争奪戦を制したのか。
次回「いつか現地人と同じ仕事に就き、絶対お前らの平均年収を超える」
です。
お楽しみに〜