新宿ピカデリーに二ノ国、三の国
ピカデリーに入ってまず感じた事は、まず待合のベンチが少なすぎる、座って待つことができないので立って待つ事に。
さらには公開時間10分までは待合まで、その期間清掃時間という謎。
いやいや、僕のシアターは今日最初の使用ですよね?なんの清掃?朝掃除しないの?とか思ってしまう。
10分前まで自分の座席ではなく待合でまたせるならベンチの数が圧倒的に少なすぎる。
待っている間も暇しているんだからデジタルサイネージやモニター使って映画の予告編ながすだけじゃなくて、食品を売れるような宣伝を流したらどうだろうか?
フランクフルトやポップコーンの宣伝。
更にはピカデリーはプラチナシートというのをやっている。
いわゆるビップ席。これがどのぐらい入っているのかしらないが、これの告知もどんどんした方が良い。
こんな時にこのサービスうけてみませんか?一年に一回は一生忘れられないような思い出を刻んでみませんか?みたいな、それこそ映画の予告ではなくプラチナシートのストーリーを入れた宣伝した方が良いと思った。
そして二ノ国という映画を見に行ったんだけど、いわゆる俺がお前でお前が俺で的なパラレルワールドを行き来する話。
面白いけど全く目新しさはなく、何度も何度も使いきった感じのストーリー。噛み過ぎて味が薄い昆布。
歳を重ねるとそのパターンは知っている、そのパターンも知っているがどんどん増えてくる。
二ノ国はレベルファイブという会社が作っている、この会社は元々ドラクエを作っていたエニックスがスクウェアと吸収合併した際に、エニックスの良さを残したいという気持ちで出来た会社。
きっと人は死んだりしないだろうなぁと思っていたけど予想通りしなない。人が死なないとおっさんはなかなか泣けない。
席をあえて一番後ろにしてみた、物凄く俯瞰して見える為に没入感薄い。やっぱり映画はかじりついてみるぐらいじゃないと響きが薄くなる。
『空の青さを知る人よ』の予告編をみていた。
ストーリーがどうというわけではなく『井の中の蛙大海を知らず、されど、空の青さを知る』という言葉が響いた。
ずっと井戸の中にいたカエルは、海の広さは知らないからこんな凄い世界があるんだ。。。と驚愕するかもしれない。
だけど、ずっと空を眺めていた、から「ああ、世の中ってこうなんだな」っていうのは海を泳いでいる人より理解しているかもしれない。
大海に出ても空の青さは変わらないから。
なんでもいいから突き抜けて勝ち得るって本当に大事。あとは世の中一緒じゃん!って気づける。それは井の中でもいい。
僕はボクシングでてっぺんまでは行かなかったけど、命を懸けて戦う同士でまあまあ登った、その時に勝ち方は知れた。
何かに勝ち得たらやり方は一緒、それが自分の勝ちパターンなんだと思う。
そのやり方が自分の勝ち方。
それって空の青さを知っているという自分の世界の『理』を理解しているっていう事なんじゃないかなって思った。
そういう映画ではないと思うけど。。。