self introduction
東京の某私立大学 文学部英米文学科を専攻。大学時代は、アルバイトと学業に勤しむ日々。大学3年の就職活動中、新型コロナウイルスが流行し面接や選考が悉く打ち切りに。ステイホームが言い渡される中、志新たに福祉の世界へ興味を抱く。福祉の会社へ内定後、介護士の資格を取得。大学卒業後、新卒入社を果たしてから早3年半が経とうとしている。訪問介護のヘルパーとして3店舗の現場でキャリアを積んだ後、現在は都内の新規出店事業所のストアマネージャーとして勤めている。
まずは簡単に自己紹介として、過去・現在・未来という3つの時系列で綴ります。
past|好きなことをして生きていたい
23歳。社会人として揉まれながら半年が過ぎた頃、好きなことを仕事にするってどんな感覚なのだろう?と、単純な疑問が浮かんだ。私自身、趣味は趣味のままでいた方が、幸せに生きられるのではないかと、そう思っていたから。
「いつまでこの仕事を続けようか?」「本当にやりたいことは何か?」
介護の仕事は、楽しくて好きだ。今もその気持ちは変わっていない。
ただ、人と直接そして深く密に関わる仕事のため、メンタルの浮き沈みが激しい。
振り返ってみるとあの頃、モチベーションを保つことが難しかった記憶がある。
1日の中で、仕事が占める割合は 8時間労働(9時間拘束)×5日(+ 残業時間・通勤時間)と考えるとおおよそ8.5割程を占めてしまう。そんな中で、仕事にモチベーションを得られなければ、生きていることが無意味にすら思えてきてしまう。
「好き」の原動力があれば、仕事を仕事、とすら感じなくなり、楽しく生きることができるのではないか、と。
自分はどうせなら、楽しく生きていたい。楽しく働きたい。と強く思ったのだ。
「人生をもっと、満喫したい。」
そんな中で、自分はこれからどう歩んでいきたいのか、隙さえあれば考えていた。自転車を漕ぎ道端に咲く季節の花たちを眺めながら、「いつかお花屋さんになりたい」。学生の頃から僅かな夢を胸に秘めていたことをふと思い出す。(でもそれはここ10年ほどの近い未来の話としてではなく、(セカンドライフ的にゆるーくお店を開けたらいいなあ)などというかなりふわっとした考えではあったけれど(笑い))。
present|フローリスト、そしてパリとの出会い
24歳。やってみて、「違うな」と思ったら、引き返せばいい。
そう思って、いざ、花の世界へと踏み出した。
花屋になるためには?と色々と調べていたところ、『フローリスト』という職種があることを知る。フローリストになるために特別な資格は要らないとのこと。(強いていうなら運転免許証は必要)「どうせ経験者ではないといけない」とか「専門職だから」とか何かと初めから夢見ることすらも諦めていたことにそこで初めて気がついたのだ。就職活動中、自分のなりたい職業が分からず息詰まっていた頃、「何のしがらみもなく、自由に何にでもなれるとしたら、自分は何になりたいのだろう」と考えていたことがあった。その時に、何かクリエイティブなことができたらいいな、と思ったことを思い出す。何かと言い訳をして自分で勝手に自分の可能性を制限していたのだ。
初めからパリスタイルを理由に選んだわけではなく、東京でやっているお花のレッスンを探していたところ直感で惹かれた花屋のレッスンに申し込み、足を運んだ。そこがたまたまパリスタイルを謳っているフローリストさんがオーナーで、当時の私は国によってスタイルが違うことすらも知らなかった。だが、レッスンを受けていくうちにどんどんとパリスタイルの魅力へと引き込まれてゆく。
そしてレッスンに通い始めるのと同時に、まず何から始めてみれば良いのかヒントを探すために大きな本屋に足を運び、花の本をいくつか買いに行った。そして、その日に斎藤由美先生のご著書『パリスタイルで愉しむ花生活12ヶ月』と出逢い、再び衝撃が走る。自然と笑みが溢れ、頁を捲る手が止まらなかった。
自分が自然と惹かれて選んできた先にあったもの、それがパリスタイルでした。
future|いざ、花の都・パリへ
パリの花に出会って、パリに魅了され、25歳でパリ花留学を決意。
夢を公言してみたら、そこにはたくさんの支えてくれる人たちがいた。
通っていた教室の先生にどきどきしながら胸の内を打ち明けたところ、「渡仏までの期間、仕事が休みの日に研修生として勉強しにきていいよ」ととても温かく受け入れてくださり、そこから平日は介護士として働き続けながら、週末は花仕事の勉強という生活に。約2年間の準備期間を設けて、来年の夏に渡仏を控えている。
生まれてからこんなに大きな夢を描いたのは、初めてだ。
海外旅行すらほとんど行ったことがないし、ましてや英語圏ではない国へ一人で行くなんて。あまりにも無謀である。
でも、夢を明確に抱き始めてからというもの、生きていることが数倍楽しくなったのだ。生きていることが、モチベーションになるから。
そして、26歳現在。未来に想いを馳せながら、日々「今」に集中して生きている。
これから先の人生の中で、どんな世界が広がってゆくのか。何を見て、何を感じて、誰と出逢って、どんな風に世界観を作っていけるのか、楽しみで仕方がない。
読んでくださったあなたに
いつかの日まで、お会いできることを楽しみにしています。