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NO.5 素

4月も残りあと数時間。
今月の月記もまた最終日の投稿と
なってしまいました。
写真は夜ごはんをつくった時に
割ったら双子ちゃんだった卵です。

色々な始まりの4月。
例に漏れずわたしも
少しだけ新しい環境へと身を置いた。

がっちがちすぎると嫌になるタイプなので、
ふんわりとだけれど毎月頭の中に目標を設けていて
今月の目標は5回を恐れずにいうと
「自己中心的に過ごすこと」だった。

補足させてもらうとこれはかなり
荒療治的な要素も含んでいる。
この目標の真意は「素でいること」であって、
決してワガママ放題するとか
他人に迷惑をかけるとかそういうことではない。

基本的にどちらかというと楽観的な性格で
楽しいことが好きなわたしは普段あまり
人見知りをすることもないし、
特に構えることなく人と関わっていく。

でもたまに「考えすぎるスイッチ」
みたいなものが急に作動してしまって、
人からの見え方を気にして
何重にもいろんな素材色形の服を
纏うように自分を「整えて」
見せようとしてしまう時がある。


いつだったか、表現を始めたての頃に
「あなたの良さは自由さだね」と
言われたことがあった。

クラスの担任や習い事の先生、
その他様々の性格分析や診断で
幼い頃から今までも
いつも出てくる「自由」というワード。

わたしらしさは「自由さ」であり、
「自由」でなければわたしらしくない。

いつの間にかプラスのワードであったはずの
「自由さ」に縛られて自分らしさを
失っていたように感じていた。


と、いうことで1ヶ月実施することにした
一旦人からの見え方を気にせずに過ごす
「自己中心的」月間。
若干周りの人たちに嫌がられないかな、と
ビビりながらも気づけば1ヶ月が経った。

結論からいうと、
まっっっっっっっっっっったくといっていいほど、
大事にしたい人間関係に変化は起きなかった。
(ただ家族とはめちゃくちゃに喧嘩した)

それどころか「あんたそんなキャラだったの?」と
何となく嫌われていそうな気がしていた人から
「そっちの方が全然いい」と言われたり、
仕事関係でも、何重にも重ね着をしていた頃より
なんならTシャツと短パンにスニーカーです、みたいな
かなり薄着の素の自分でいる今の方が、
良い評価をもらえることが多かった。


自分のことは1番自分がわかっていると
思っていたけれど、
自分が思っているより遥かに、
軽装備の自分の方がわたしらしく自由にいられる、
ということを感じた1ヶ月だった。

まずもって今周りにいてくれている人たちは
わたしが多少わがままになったからといって
どうこうなるような人たちではなかった。
これもまた、嬉しい発見だった。

2021年ももう1/3が終わる。
来たる5月、来月は
大雑把に削っていた石を
細かく丁寧に綺麗にしていく、
そんな月にしたい。


4月の月記はこれにて終了、
それでは、また。

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